今月の新作。

7月の新作 短評掲示

New09jul  

 

 

 

 

 

詰手順はコチラ←クリック

 

風みどりさん『しっかり紛れを読ませていただきました。33銀成に逃げ方まで間違えた所為で「おぉ飛車を取らずに香合かぁ」と無駄なことまで考えました。結局第一感だったのに飛合でダメ臭いと捨てていた線に戻って即解決。角銀が捌けて解後感爽快』

☆読みがシンクロできない…。序でちょっと意表をついたのでしょうか。

防止さん『悲観的なコメントなのでどんな駄作かと思って解いたが悪くないような気がします。ていうか、これだけの駒で纏まれば十分な予感が』

☆でもキミなら没にしたんでは?とちょっと勘ぐってみたりする。

ほいさん『はじめまして!きれいな収束ですね。指将棋ばかりしてるせいか初手が指しにくい。。。』

☆はじめまして。解答ありがとうございます。これからもどうぞよろしく。

詰将棋1級さん『初手が予想外でした。てっきり銀の王手が5回くらいあるのかと思いました^-^
初手と3手目までに9割時間を費やしました。当然ながら紛れ順で詰まないのがいいですね。収束はさすがにお見事でした。解後感はとてもよかったです。

(全然ちがうのですがこの作を解いた後、自作の詰将棋46番を思い出しました。)』

☆どれどれ…とリンクをクリックしたのですが見れなくなってる…orz。今度メールで紹介ください。

DISABLEDさん『移動合した駒を取ってすぐ捨てる、まさしく美しきですな。収束が初見でしたので、新鮮でしたよ』

☆初めて、ではないでしょうけどあまり見ないタイプの収束ですよね。余詰順から拾った甲斐がありました(笑)。

ごぶりんさん『捌けますし駒の効率も良いと思います。中合の角をもう一回動かすとか、飛車を捌くとか…というのは私には想像つきませんので…』

☆あんまし効率はよくないかと。14歩とか62歩とかは泣ける配置です。

中村雅哉さん『最初は33銀打~24銀打~35銀と追い回して失敗。次は43銀、同角、23銀から追い回してこれも失敗。ようやく36飛に気付いたらあとは一気でした。シンプルな形での移動捨合に角2枚捨てが入り、夏向きにすっきり仕上がった好作ですね。ブログ出題はいつもこのくらいの難度だと嬉しいです(笑)。』

☆お茶漬けばかりでは夏は乗り切れません(笑)。

さわやか風太郎さん『初手4三銀は最初に選択したのですが、同角に2三銀しか浮かばず没にしてしまいました。第2候補手3三銀打は大分いじくってみましたが、どうにもならず。やっと4三銀から3六飛を見つけました。3四角の移動合が旨いです。最後の飛車の串刺しも気持ちがいいです。たっぷりと楽しませていただきました』

☆創作裏話をばらしますと、実は色々いじった結果で当初の図から左に一路ずれてます。その分36飛が若干見えにくいのかも。

タラパパさん『ぱっと見えてしまいました。出題の言葉が謙遜気味だったので、今回はあまり上手く作れなかったんだ~。そう思ったら大違い。実に綺麗な作意で、やりたいことを全部やっている感じ。さすが一味違う。自分にはこうした作品は作れません。好作でした』

☆「自分には…」のくだりはダウトです。タラパパさんなら余裕でしょうに(笑)。

凡骨生さん『角移動合から角銀打ち替えでビシツと決める。巧いですねエ』

☆全国大会、ありがとうございました。体調だいじょうぶでしょうか?

しろねこさん『6一角が決め手。5三角成の捨て駒も好手。本格的な詰将棋です。感心しました』

☆本格的とか言われると照れますね。ありがとうございます。

嵐田保夫さん『4三銀と3六飛の組み合わせがなかなか見えず例によって大苦戦, 恥ずかしながら2一銀やら4一銀まで真剣に考えているようでは我ながら情けない。おまけに11手目5三角成では勢い5四飛の誘惑 手に引っ掛かる始末(苦笑)。私の中では傑作の部類に入る作品と思いますが。
余談ですが,出だしの3手は昔、ノウカンプスタジアムで行われたユニセフの親善試合で世界選抜に選ばれた釜本選手がフリーキックの場面で一旦チョコンと横に出し、西独代表のライナー・ボンホフ選手が強烈なロングシュートを決めたシーンを思い出しました』

☆悩んだ、という感想を見ると嬉しくなるのはワタシの性格が悪いのでしょうか(笑)

☆釜本邦茂ですと冬眠蛙的にはガンバ大阪の監督、というイメージが強いですねえ。あの頃のガンバは本当に弱かった(笑)。いまやアジアチャンピォンですからね。時代は変わるものです。

坂本栄治郎さん『3六飛の転回で手がつながるか少し不安でした。6一角からは、一本道でした』

☆61角はちょっと気持ちいい一手かと思います。

荒川貴道さん『難しい問題でした。最後の3手でも油断できず慎重に解きました。今後もよい問題の出題を続けてください』

☆ギクリ。厳しいリクですねぇ。頑張ります。

たくぼんさん『読みの順①43銀 同角 23銀・・・30秒、②33銀打 23玉 13角成・・・1分、③22角成 同玉 26飛・・・30秒、④41銀生 23玉 26香・・・30秒、⑤36飛・・・10秒(!)、⑥43銀 同角 36飛 以下 10秒  作意順に行くまでに遠回りしすぎですね』

☆12手が10秒!たくぼんさんもぱっと見えるタイプですね。それにしてもすごい。

隅の老人Bさん『ベテラン?解答者に喜ばれるのが、移動捨合。流石、蛙さんは心得ている。収束も、空気投げ?で、綺麗な一本勝ち』

☆空気投げ、という表現に感心。確かにそんな感じですね。打ち換えてスカシ詰だからかなあ。

たけとひでさん『小粋な作品、大好きです。3三銀成で指を震わせて、駒を落とすのがコツ』

☆冬眠蛙のは磁石盤なんですよねえ…あんまし風情が…。でも柿木よりはマシか(笑)。

 

いや本当に驚きの大盛況でした。反動コワイなあ。何はともあれ、皆さま、ありがとうございました。

| | コメント (0)

5月の新作 解答掲示

New09may  

 

 

 

 

 

 

詰手順はこちらでご確認ください。

たくぼんさん『特別出題小川作の12銀成と同様、32銀成の伏線はすばらしい1手。作意では3手目ですが、私は50手台で指しました(笑)金捨てで始まる左右の2種類の馬鋸にはびっくり。予想以上の出来栄えではないでしょうか(失礼・・・出題時のコメントが控えめだったので)』

☆馬鋸としては相当古いタイプですし、自信なかったです。思ったより好評でほっとしました。

隅の老人Aさん『「難しく無い」は無い、どっちだろ?難しかったけれど解後感はすこぶる良くて、無双などを思い出させる。古典の香りを感じた傑作、解くべし解くべし』

☆宣伝をかねていただいたコメント。明らかに褒めすぎですが、本当にうれしかったです。

風みどりさん『確かに蛙さんの作品としては易しいと思います。それにしても「お約束」とか「古典の香り」って何だろうと解いてみたら…あぁ成程!いやしかしよく入るものです。収束があっさりですが,そのお陰で解けたということもあるわけで文句を言っては罰が当たりますな』

☆「お約束」はちょっとしたヒントのつもりでした。納得してもらえて嬉しいですね。実はこの作品、序奏はかなり自由度があり、4通りくらいこの歩を釣り上げる伏線を考えました。採用したのはその中で、もっとも手数が短かく、かつ「いかにも伏線」的な香りがするもの。個人的な好みです。

Jupiterさん『50手目くらいまで追って、あわてて3手目に戻しました。31手目に歩を打ってしまったので、後で1歩不足に悩んだりして。4手目と42手目の変化は読んでませんが、まぁ、たぶん、こっちが作意だろうと。。。(^^)収束、合駒を取って上辺に追ってしまったので、難しかったです』

☆これで実は4手目同玉が作意とかだったら友達何人無くすことやら(笑)。ちなみに収束は私と同じ発想です。普通そっちで纏めるとこですよね。この龍が消せたのでこっちでいいや、と。(←安直)

馬屋原剛さん『長編ということで楽しく解かせていただきました。序の伏線は無双30番を彷彿させますね。歩に気を取られ過ぎて、桂を取らずに戻ってきて、収束悩んだのは内緒です。(笑)右の馬鋸はよく見るパターンですが、左の方は何度も銀が中に浮くので新鮮な感じがしました。長編の次回作も期待しています』

☆左の馬鋸は強引に付けた感じが強いですかね。次回作…う~ん、いつになることやら。

凡骨生さん『馬鋸だが44まで引いてくる馬鋸と21桂を取りに行き引き返す馬鋸の対比ができ、又31歩を32歩にしておく伏線的銀捨ても面白い』

☆片道と往復だと組み合わせが変かな、と思っていたのですが対比として捉えてもらえると嬉しいですね。

坂本栄治郎さん『1)先生のヒントで馬鋸は、解っていましたが、まさか前半と後半2度に渡ってやって来るとは思いませんでした。2)最初龍で2一の桂を取る筋でダメだったので1四龍から追っかけ結局その2一桂が最後のトドメを刺すとは思いも依りませんでした』

☆なるほど、そっちの紛れを読むと、馬鋸で取るのが洒落た演出に見えますね。まったくの偶然なんですけど(笑)。

☆あ、先生なんてエライ肩書きは付いてません。しがないサラリーマンです(笑)。冗談はさておき、私からしてみれば解いていただくみなさんの方が余程ありがたいです。

詰将棋1級さん『馬鋸の作品は鑑賞したことがあるだけでほとんど解いたことはなかったのですが蛙さんのあまり難しくないという言葉(これはあまり信用してないのですが)と隅の老人Aさんの傑作というコメントなどにより解いてみました。

感想は本当に解いてよかったと思ってます。よくこの2回の馬鋸が成立するなと、創作もする自分としては驚きです。この作にどれぐらいの時間をかけたのか知りたいです』

☆解いてよかった、という言葉が嬉しいです。ちなみに私も馬鋸の解図は苦手です(笑)。

☆創作期間は左右鋸の部分で1日、収束探しで1日、序奏の伏線を付けるのに1日の3日です。前にも書いたんですけど、短期集中でしか作品作れないんです。いったん駄目だと数年はほったらかしです。あまり長編向きの作風ではないですね。

しろねこさん『竜と馬で追い詰めるのですが全くわかりませんでした』

☆馬鋸は見て楽しければ、まあいいかな、と(笑)。

タラパパさん『巧妙な伏線(変化に難渋)、2種類の馬ノコ、ノコに入る直前の手を金捨で統一した点なんか、手慣れたものです。盛りだくさんで、楽しむための詰将棋、好局でした。欲を言えば、左辺の駒がもう少し整理できないのかな?と。それ以外は申し分なし』

☆たぶん変化読んだのタラパパさんだけです(笑)。『楽しむための詰将棋』という評は個人的にツボです。ありがとうございます。左辺…結構頑張ったんですけど、詰上がりにもうちょっと清潔感が欲しい気はします。確かに。

隅の老人Bさん『馬鋸発見、これは簡単?と左辺へ。詰まない、奇妙だなぁ、どうして、です。そう言えば、誰か「無双」の話をしていた。馬鋸がもう1回出来るかも。試行錯誤、振り出しから、32銀成の伏線発見。歩と桂が取れたら、あっけない詰みでした。謎解きに伏線トリック、発見できて嬉しいな』

☆ライトミステリ、って感じでしたか。本格的なのもたまに作りたいんですけどねえ。素材が枯れてきてます(笑)。

 

古すぎて見るとこがない、とか言われそう…と思ったのですが、本当に嬉しくなるような評ばかりで感激しました。易しい長編の需要は結構高いのかもしれませんね。

| | コメント (0)

特別出題 小川悦勇氏作 短評掲示

Ogawa0904  

 

 

 

 

 

 

解答手順はこちらです。

 

しろねこさん『何かとても難しくわかりません。とりあえずいろいろな手筋が混じっていることと明らかに詰む手順を選んでいる点です』

☆じっくり鑑賞してみてくださいネ。

凡骨生さん『まさかマサカ曲詰とは思ってもいませんでした。流石に駒捌きが見事でホレボレします』

☆本当に見事な捌きです。16馬なんて指がしなる一着ですね。

利波偉さん『まさかこの作品が曲詰になるとは思いませんでした。思ったのですが字になると思わなかった作品が字になると、効果倍増ですね。

手としては軽い序奏の後32飛成とする手順が圧巻です。以降も軽い手順に終始しての詰上がり「へ」の字。全般的に軽快な手順ですが、32飛成の中心手も入り、作者の主張もハッキリしています。

努力の跡を感じさせない構図にも「流石」と感心させられました。こういう無理を感じさせない構図を作れるようになりたいものです。』

☆いかにもあぶり出し、という形だと、解図する姿勢がどうしても捌く手を中心に読みますからね。そこは作者の読み筋なのでしょう。全くあぶり出しに見せません。

たけとひでさん『1二銀成は千里眼がなければ指せません。』

☆一言で本質をつきますねえ。でも、実はこんな方も。

たくぼんさん『12銀成は何とはなく指してはしまったが、実に先の長い変化伏線であった。何とはなく指したことに罪悪感を覚えたのは初めてだ。中盤も読みのいる手が続き、クライマックスの32飛成から詰上り「ヘ」まで全く緩み無い傑作。不動駒なしも恐れ入りました』

☆上級解答者はやはりスゴイ。匂いかなんかするんでしょうか(笑)。そういえば確かに不動駒なし。見事です。

坂本栄治郎さん『この作品は、驚きの連続でした。1)初形からの図詰み上がり形の変化の差異。2)煙詰を思わせるような守備駒の消去。3)最後に私の愚かさで3手目1二銀成をなかなか発見出来ず発見後の展開の差に驚きました。そのために時間がかかった事です。大変心驚かされた作品です。又このようなすばらしい作品をどんどん私達に提供してください。宜しくお願いします』

☆驚きと感動が伝わってくる名短評ですね。出した甲斐がありました。ありがとうございます。

DISABLEDさん『それと飛馬の開き王手とそれでやはり主題は12銀成の伏線ですか。後で気付いたけどね。それと飛馬の開き王手とそれをどう繋ぐかを考えた。悩んだのは38飛の合と16馬の選択ですね。ミニ準煙で鮮やかではありますが』

☆38飛が確かに不詰感の強い一着です。変化がよく割り切れたなあと。ちなみに「ありますが」の後は…?

嵐田保夫さん『なかなか詰まず、冷却期間を何日も置いたり、情けないことに最後は盤を出して並べて確認したりしてようやく詰んだような状態。特に途中3七飛から2七飛と2七馬から3五金打以降の変化に嵌り、やっと詰んだと思って確認したら3三玉の好防手を見逃していて間違っていることが分かり呆然。最初からからやり直しになって、やっと3七飛で2七金の筋を成立させるために3手目1二銀成が必要と分かってようやく解明。変化が多岐にわたり閉口した。イヤーとにかく参った』

☆これまた苦労の跡がうかがわれますねえ。しかし、評から見ると普段は暗算…?す、すごい。

隅の老人Bさん『探偵小説では、毒薬は遅く利いて来るのが効果的とか。3手目に伏線、その効果は24手目の変化で現れる。これは、クリスティの「The Murder of Roger Ackroyd」や横溝正史の「本陣殺人事件」を思い出させる手法ですね。
  また、この作品は曲詰の名手、小川悦勇さんの遠い昔の作品、「ヘ」の字の修正図らしいが、改めて、小川さんが、「ヘ」を創作するのなら、この詰め上がり4枚の図は創らずに、詰め上がり7枚あたりで創って欲しいと思います。
 その方が、小川さんの一連の曲詰作品として、字形が揃うのでは?この詰め上がり図は未完成の煙詰として、扱われる可能性もあるしね。
 最近、Aさんの創作意欲が減退している。こう書いておくと,Aさんがきっと、「へ」の名作を創る。皆さん、期して待つべし、乞う、ご期待。』

☆そうなんです。それはあるんですよ。「へ」の字は確かにこれで読めるんですけど、場合によっては都煙にしそこねた…とも言われかねないんですよね。。冬眠蛙もAさんの別な「へ」の字を見てみたいです。

☆惜しくも白旗…という方の評も合わせて掲載します。

さわやか風太郎さん『特別出題。どこから手をつけてよいのやら、皆目見当がつきません。詰め上がり図も想定できないし。困った。まだ日数があるから、折を見てちょくちょく。幾何学の問題を解くようなもので、何の気なしに閃くこともあるかな。こういうのはどうやって創るのだろうか。企業秘密かも』

☆12銀成は相当な閃きが必要ですね。こういった伏線モノの作図は、やはり大変だと思います。どうやって創るのかは今度ご本人に教えてもらわないと。

ごぶりんさん『残念ながらギブアップです。23手目あたりまでは追えたのですが(19手目37飛?までは合っていると思うのですが、そこから馬で追っていくべきか…など)、下に追い落としてからが広くなってわかりませんでした。ミニ煙を想像しながら楽しく進めていたのですが、無念です』

☆おそらく12銀成を飛ばして38飛、17玉まで追った局面まで辿り着いていますし、詰上がりの予想もほぼ当たっているので本当に惜しい。正解手順をご覧になったとき、作者の構想に感心されたのではないでしょうか。

☆最後に今回の特別出題の仕掛け人さんから。

安武利太さん『途中、何の仕掛けもなさそうなところに、作者の狙いが秘められている。曲詰とは思えぬスケールの大きさと、構想を実現させる手腕に脱帽です』 

☆「冬眠日記で出したほうが解答もらえるはず」ということで安武氏から提案いただいて今回の特別出題と相成りました。多分氏のサイト「詰将棋五十音図」で出題しても変わらないはずとは思うのですが、ワタシとしてはこんなにオイシイ話をいただいては飛びつかないわけにはいきませんでした(笑)。本当にありがとうございました。

| | コメント (1)

4月の新作 短評掲示

New09apr  

 

 

 

 

 

詰手順はこちらでご確認ください。

 

さわやか風太郎さん『3七金、同銀、4五馬の筋を追っていたら、4七に穴があった。これが詰将棋の本筋と思っていたら、裏街道の金打が最終手とはうまくワナにはめられてしまった。格言にトドメは金、これが本当は表街道ですね。』

☆作者が素直ですから(笑)。えへへ。

風みどりさん『これは是非LPSAのカレンダーに欲しいタイプの作品。2手目の変化にあとで悩みました。』

☆そういえば只今募集中ですね。これ残しておけば良かったなあ。

しろねこさん『6三角成で飛車を取られないようにしたところがいい。短手数ながらすばらしい問題。素人を超えている世界』

☆ありがとうございます。この問題だと素人に産毛が生えたくらいでしょうか。

詰将棋2級さん『5分くらいでした。67飛車の使い方に蛙流だなと感じました』

☆これがほんとの「5分で2級」?いえいえ、充分有段者です。

隅の老人Aさん『持駒を直ぐに打ちたがる悪い癖。邪魔駒くさい36歩、攻めに強力な34馬、諸々な要素が駆け巡り、初手35馬が盲点でタイム争いでは最下位になった』

☆2分40秒はだいぶ早い方と思いますヨ。

利波偉さん『元々は36歩消去狙いの作品が、違う仕上がりの作品になったような感じがする。27飛が取られても馬の利きと金で詰ます変化にするつもりだったのでは?この作意は馬捨てが二回入り、纏まりはある水準作と思うが、作者が満足の出来とは思えない』

☆確かに満足、って程ではないですが、こういう纏まった作品は創るのが苦手なモノで、結構出来たとき嬉しかったりします(笑)。

DISABLEDさん『歩の意味を考えたら解けました。かわいい小品ですな』

☆そうそう、まさしくそんな感じです。

ごぶりんさん『易しく狙いが明快でさわやかです』

☆易しすぎたでしょうか。でもさわやかって言ってもらえると嬉しいですね。

凡骨生さん『初手が最終手の伏線ですネ。切れ味鋭い短編』

☆確かに一応伏線。ちょっとワタシっぽい、って感じではあります。

安武利太さん『前座だなんてご謙遜。簡素な構図に絶好の34馬配置、変化処理に至るまで、神経の行き届いた完成品です』

☆完成品はちょっとホメ殺し気味かと(笑)。

たけとひでさん『初手に長考、タイムトライアルなら冷や汗』

☆冬眠蛙も一回解答競争出たことありますが、アレは第一感が外れるとほんとあせりますよね。嫌な汗いっぱいかきました(笑)。

たくぼんさん『初手より56金、36玉、63角成、同飛成、37金、同銀・・・あれ??? あ~そうか35馬 という作者の望む順に嵌りました。しかし解答者にとっても実はこの順はとても気持ちよいものです』

☆暗算だと47が空いてるのをウッカリするかも?

嵐田保夫さん『いつもの蛙氏作と思えない簡単さでちょっと拍子抜け』

☆で、小川氏作で汗をかいてもらおう、という魂胆です。

隅の老人Bさん『配置図を眺める。大切な駒は27飛and34馬かな?金打、角成、あれ?、詰まないよ。伏線?、すこし大袈裟、軽いトリックですね』

☆帽子からハンカチが出てくる程度かな?

坂本栄治郎さん『初手が、少し迷ったのですが、馬捨てが、気持ち良い手ですね』

☆気持ち良いって言ってもらえると嬉しいですね。創った甲斐があります。

 

小川氏作が難解なのでバランス取る意味で易しい問題にしたわけですが、たくさん解答もらえて大変嬉しかったです。皆さんありがとうございました。

| | コメント (0)

今月の新作番外編 短評掲示

New09mar  

 

 

 

 

作品名『大貧民』 

詰手順はこちらでご確認ください。

 

防止さん『デュエルですね。分かりますww というか、解けても一切分かりません』

☆…全くもって。こういうときだけ解答出してくるし(笑)。

genkouさん『2手進めた局面から、角2枚を歩2枚に change ですか、、カードゲーム名からの構想は大ヒントでした』

☆作品名がヒントになるというのは、ある意味理想的で、この評は嬉しかったですね。またお願いいたします。

馬屋原剛さん1枚ならよく見る筋ですが、2枚ともなると、はじめて見ました。よくこれだけの配置で成立しているなと思いました。クイズの答えですが「大貧民」でしょうか?候補の一つには入っていたのですが第二ヒントをみて確信しました。革命中はカードの強さが逆になることから、駒をカードに見立てて創作されたのだと推理します。』

☆革命までは意識してませんでした。そう見るとなんかドラマティックでよいですね。

中村雅哉さん『持駒不利変換が簡潔に表現されていて、作図センスの良さを感じます。25馬~36角の連続捨ての手触りは素晴らしい。成香もそう気になりません。43角に14玉の変化がなかなか見えず、ひょっとして61角とか?などと悩みました。考えすぎでした(笑)。』

☆一筆書きみたいな手順ですよね。テーマ的にはこんなものかな、と思います。興もヘッタクレもないですけど。

オタマジャクシさん『初手は、67銀の脇が甘いので、49桂しかなさそう。香の守りには頭の丸い角より歩がほしいところ。右下の香と桂の形が一目で開き王手・両王手の形(桂が香を取るしかない)なので、角打ち歩合で持駒変換ができる。(桂合もあるが、とりあえず歩合から)杏が、取って詰ませてください、という顔をしているので、詰上りがなんとなく見える。持駒が歩2だと、詰む。桂歩でも・・詰む、けど同手数なので合駒する順番がやっかいそう。あれ、まてよ。2回目は角合があるので、千日手だ。もしかして、「ダウト」(“だ”で始まるカードゲームはこれしか知りません)って、無限ループのこと?ということは、角を渡す前に何かしなければ。といっても、43角は34歩合でも14玉でも詰まない感じだし、初手が違うとか角歩でも詰むとかでは、私の読みの限界を超えるし、読みが無限ループに入ったぞ。ということで、ギブアップ。いつものように、柿木Ⅷのお世話になります。
・・・
うむ。25馬は妙手で、24飛は強手。私には読めません。少なくとも、ヤン詰の手順ではないと思いますが。(負け惜しみ)なお、55飛を56飛にすると、また少し手順が違っておもしろそう』

☆だいぶ苦労されたようですみません。作者としても変化が深いのは想定外でした。56飛案はブログの方で紹介した『貧民』を逆算した形ですね。ナルホドです。

たけとひでさん『家族は平等なので、大富豪も大貧民も札を交換しない取り決めで遊んでいます。』

☆微笑ましいですね。あれは、一回大貧民になるとなかなか上がれないですからね。

凡骨生さん『角二枚を歩二枚に替えるマジック、巧いものですなア。何時の作品も解後に並べ直して感心しています。』

☆並べてもらえる、という辺り喜ばせてもらいました。ありがとうございます。

DISABLEDさん『作意はどうやら角2枚を歩2枚に変換する手順ですね。すっかりだまされてしまいましたね、迂闊でした。というわけで、「ダウト」だと思うのですが、いかがでしょう。外れてたら困りますよ。』

☆最初変化落ちで誤解だったDISABLEDさんも『ダウト』組。困られても困るのですが…(笑)

詰将棋2級さん「だ」がつくカードゲームは大富豪?将棋意外全然ゲームやらないのでよくわからないのですが。。。』

☆こないだの詰とうほくでは、確か関西方面では『大富豪』で通っている、っていう話になったような気がします。だとすると、ちょっと手順と食い違う感じですよね。

ごぶりんさん『まず題名からわかりました。「大貧民」ですね。2番目のヒントをみてから解き始めたので、まずそちらから解いてしまいました。作品自体は角→歩のちょっと不利な交換2回の21手と思いますが…確かに紛れが多くて手がつけづらいかもしれません。18角からは迷うところはないですが。

富「んー、角持ってる?できれば2枚」
貧「…あいよ」
富「じゃかわりにこれ」
貧「…」
という構図でしょうか。

…というのは偽作意で、真の作意は
「大貧民と大富豪とどちらが多数派かの投票企画」だと思ったのですがいかがでしょう。私は上記の通り大貧民派です。ほとんどの本では大富豪の表記ですが、実際に学生時代ゲームしているとほとんど大貧民と呼んでいましたので。』

☆流石にそこまでは。でも情景はまさに作者の意図したとおりです。完璧解ですね。

山﨑泰史さん『作品名「大貧民」だと思います。手順はやさしい短大ぐらいではと思います。持駒変換ってやつなんでしょうか。すっきりとしていて嫌いではないです。作品名は、「言われてみればそうか~」ってぐらいですかね。「大富豪」という呼び方はWikiを見るまで知りませんでしたので勉強になりました。(まるで正解したかの様に書いてますが、外れていたらはずかしいなあ)』

☆見事正解です。山﨑さんからは楽詰会のお話しのメールもいただき、楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。私も元年入学ですので正しく同年代です。舞台が全然違いましたけど…(涙)あの頃の東工大は本当に雲の上の存在でした。

隅の老人Aさん

「初手49桂の功罪」

功―初手19角の紛れが強烈で難しくなった、最後でやっと49桂と打ってみた。

罪-初手で悩んだだけに、2手進んだ局面で「歩が2枚あれば簡単に詰む」とは気が付き難い。手なりで28角と進めて、解後に「角を歩に変換」する主題に気が付いた。

「角を歩に変換」

 浅学の為、2枚の角を2枚の歩に変えるのは見たことが無い、しかも2枚共、捨て合で取るのは巧妙なり。 上手い。

「回り道?」

 コメントで触れていた7手目、36角、同玉、28角、37角合、同角で作意に戻る。これ、回り道で片付けるには作者としては悩む所。持駒を「角、桂、歩」に変えれば完全な回り道になる、悩むなぁ。

「クイズの答え」

 「ダウト」しか浮かんでこない。然し、作品と「ダウト」が結びつかない。正解は何だろう?』

☆大貧民というゲーム自体がそうメジャーなものでもないので、Aさんには悪いことをしました。すみません。初手は入れるかどうか実は結構悩みました。あまり意味はないですが、趣向のみ、というのもどうかと思った次第です。迂回手順は構図上避けようが無さそう。『貧民』と2作セットで遊ぶしかないかな、と。

しろねこさん『ダイナマイト・ナース(頭に「だ」の付くカードゲームはこれしかなかったためです)。全く自信はありません。絶版になっていて復刊に入っている。』

☆う~む…。聞いたことないです…。すみません。

隅の老人Bさん『2度の捨合、上手くできてる。14手目、何処かで見たような局面、アレッ?持駒の角が歩に変わってるだけ、ウソッ。』

☆ちょっとでもニヤリとしてもらえれば本望ですね。クイズの方は残念ながらハズレでした。

嵐田保夫さん『出だしの3手の発見に大苦労。ようやく一山越えた感じで、流れる ような手順で最後は4八香で華麗に収束…と思って再考したら4三角に1四玉の変化など途中の読みに大穴があり不詰。なんのことは ない3手目2七角で疑わず1八角が見えていなかった(恥)。実戦ならとっくの昔に切れ負けしている』

☆少し変わったところでハマってしまいましたか。私も解図時はよくあります。

…というわけで、大変多くの方から解答いただきました。誠にありがとうございました。

| | コメント (0)

2月の新作 解答掲示

New09feb  

 

 

 

 

 

詰手順はこちらでご確認ください。

 

凡骨生さん『48に歩があるので42や41に飛を打ってしまいました。相変わらず鋭い手順ですね。』

☆48歩は確かに一見して下に追いたくなる形ですね。

DISABLEDさん『推理将棋風ですか。「桂は質駒」はやりすぎだし、「桂が動く」はうまくいけば作意をカモフラージュできますね(ベクトル違うよ
簡単にするか罠に陥れるか選べるのが面白そうですね~。僕はもちろん後者ですが(w』

☆「桂が動く」はちょうどいい感じですかね。まあ言うまでもなく私も後者なんですが(笑)。

詰将棋2級さん『ヒント見て解いたんですけど手数以外あまり関係なかったですよ^-^(20手台なら、この初形なのでパスしてました、解答意欲が違うかな)初手が思ってたとおりだったので意外にやさしかったです。悩んだのは4手目でまさか単に逃げるとは思わなかったです。収束はいつもの通り綺麗でした。配置は解き終わってみるといつもの通り納得の配置でした』

☆初手第一感でしたか、それはお強い。

たけとひでさん『初めて解答致します。途中、3四飛と指して棋友に笑われました』

☆初解答ありがとうございます!今後もよろしくです。

谷口翔太さん『先ずはヒントを読みました。すぐに、カンニングをするのが悪い癖。「手数は10手台」、これなら僕にも解けるかも。「大駒が4回動く」、で、大駒を動かすことを考えた。でも、これがなかなか動かない。嘘吐き!香打を発見、ようやく大駒が動きだす。派手な応酬、嬉しくなります』

☆いや、ウソはついてないですけど…(笑)

たくぼんさん『なんと31桂は42(43)飛以下の余詰防止の駒かと思ったら単なる質駒だったとは・・・ 騙された~~~。ヒントは解図後読みましたが、大駒動く手4回は解図中には意識しにくいですね。先手が駒を取るというのはOK。「お互い」・・・は後手が取るのは当たり前だから「先手が」の方が気持ちよいかな。私なら「先手は不成で駒を取った」で非限定も消しちゃうかも(笑)』

☆数少ない、「ヒントを読まずに解いたので比較的苦労しなかった方」のたくぼんさん。不成で、ですか、気付きませんでした。TETSUさんに教えてもらったんですが、『推理詰将棋』というジャンルもあるのだそうで、今度試しに1個作ってみたいと思っています。

隅の老人Aさん『「推理将棋的ヒントで易しくする実験」だって。「ウソつき」だなぁ。なまじ、ヒントに頼った為に近来にない苦戦。最近流行の変化複雑に悩まされないのが救いで、順位戦的な大模様もこれで納得。初手から3手目の香打発見まで7割の時間を投入。蛙さんの人の悪さを改めて実感させた、好作』

☆詰工房でお会いしたときにも言われました。いやはや、すみません。えへへへ。←反省の色ナシ。

しろねこさん『59香が最後まで効きました。大駒(敵の飛車、味方の飛車と角、馬)の動きが光りました。捨駒がありました。▲31飛成はどこでも空き王手になるので32飛、33飛、34飛でもOK』

☆いや、31でないと桂取れないので駄目なんですけど…。でもちなみに、31の桂は32桂にする図もあり、どっちにするかちょっと迷いました。

坂本栄治郎さん『今回は、非常に面白い詰将棋ありがとうございました。手数の短いわりに変化が激しく予想出来ない展開驚きました。香打ちや前半役に立つ馬が後半から邪魔駒になったり真上の桂が止めを刺すとは思いもよりませんでした』

☆手順的には馬捨てが中心手なのですが、序がほんとうまく入ってくれました。ありがとうございます。

風みどりさん『第一感は作意の順だったのですが,まてよ「駒を取る」というヒントに騙されて(?)42飛と打ってしまいました。まさかの質駒でした。5手目が強烈です』

☆ヒント出した分、31桂を取る手が好手に見えちゃったりして(笑)。

嵐田保夫さん『見た目とっつきにくいが,5九香と打ってみると意外と狭い玉』

☆見た目のとっつきの悪さは、もう芸風になっちゃってますね。ほんと困ったものです。

安武利太さん『初めヒントなしで解こうとしたが、全然ダメ。ふと風さんのコメントを読んでみたら…解けちゃいました(^^)ホント、まさかの質駒ですねぇ』

☆安武さんも初解答。いやあ、ヒントつけた甲斐がありました。…でもどちらかというと風さんの方が貢献大みたいですね(笑)。

 

☆さて、トリに超長評をいただいてますのでご紹介。

中村雅哉さん『今日S棋会があり、席上で参加メンバーで貴作を解きましたので解答します。こちらも推理将棋風に(?)、現場での会話を忠実に再現しました。ただし、発言者名は当人の名誉のため?匿名にしています

S棋会席上対話(クリックするとPDFで表示します)

☆いや~、S棋会楽しそうですねえ。冬眠蛙はまだ一回も参加したことないので、機会があったらお邪魔したいものです。とても楽しませてもらいました。M角氏の発言タイミングがいかにも氏、という感じで、冬眠蛙的にツボでした。ありがとうございました。

| | コメント (0)

1月の新作 短評掲示

New09jan  

 

 

 

 

 

 

解答はこちらでご確認ください。

DISABLEDさん『なんかすらすらいけましたよ~とろろ掛けごはん?それとも生卵かしら?桂合がピッタリですね~15歩が邪魔駒なのはのちのち気付きましたけど。収束、良いですね。歩に感謝です。』

☆芋づる式なのでとろろ掛けごはんの方ですかね(笑)。

坂本栄治郎さん『非常に銀と角が,活躍した詰将棋。また下準備(歩の打ち場所と1五歩消滅等)の必要とした非常に面白い作品でした。大変有難う御座いました。』

☆知恵の輪としては手頃でしたでしょうか。

凡骨生さん『駒繰りが上手いですねエ!』

☆またまた。

詰将棋2級さん『中編ですが確かに難しくはなかったです。玉方の応手が分かり易いのは考えやすいですね。

途中何度も打ち歩詰めの形になって苦しんで暗算では解けなくて、読み進めていた22手目から盤に並べてみると、腰掛けている金ちゃんが目に留まりました。まさか、この金が取り残されて終わるのは考えられないと思って収束形を想定したらすべて謎は解けました。

形は重いですが手順は軽いのでこういう作は好きです。またよろしくお願いします』

☆収束用の金配置が親切設計でしたか(笑)。

ごぶりんさん『打歩打開、ですね。打開の知恵の輪が軽快ですが、序の入り方がまた乙でした。』

☆いかにも逆算、という序なんですけどね。いかにも作意に入った、という感じの手順なのでまあいいかな、と。

しろねこさん『本格的で難しい。中編といえども難敵。いろいろ試す必要あり。』

☆パラに比べると、まだだいぶ軽い方だとは思うんですけどね。

嵐田保夫さん『打歩詰を打開する手順がなかなか見えず、堂々巡りしながらも何と か解決。』

☆見えやすいかと思ったのですが、そうでもなかったでしょうか。飛捨てかな。

中村雅哉さん『巧みな駒繰りで打歩詰を回避する。特に17銀の妙手で15歩を消去するのは見事です。それだけに、駒を取る導入部分が惜しまれます。』

☆駒取りでなかったら最高なんですけどねえ…。

たくぼんさん『面白かったです。角をついつい離して打って余計な時間を費やしてしまいました。桂捨合の導入が素晴らしいですね』

☆よく考えると可成地点に打っても成れそうにないんですけどね。どちらかと近づけて打つメリットがなさそうに見えちゃうとこがミソですかね。

谷口翔太さん『あれッ簡単、おかしいなぁと思ったら、36桂合、成る程。巧妙な駒繰り、手数は長いが変化が少なくて助かった。楽しく詰んだぞ、蛙さんからお年玉ですね』

☆お正月はやはり楽しい手順の方がいいでしょうね。まあここのは15日出題なので、もうだいぶ通常モードなんですけど(笑)。

隅の老人Aさん『ありきたりの構想を理詰めで昇華させる。創作過程に共通感を得て嬉しくなった。』

☆"昇華"までは行ってないなあ、という感じですね。まだまだAさんの域には程遠いです。精進します。

 

30手台でしたがたくさんの解答、本当にいつもありがとうございます。
あ、そういえば書くのを忘れていたのですが、69とは69角と打つ筋を防ぐ配置なので、別に59でも良いはずです。12香を置いた分縦長に見えるので横にも広げてみた、という程度。意味ないところで結構考えてます(笑)。

| | コメント (0)

12月の新作 短評掲示

New08dec2  

 

 

 

 

 

 

解答手順はこちらでご確認ください。

詰将棋2級さん『ヒントがなかったら解かなかったかな?という初形ですが初手と3手目をクリアするとあとは読むのが楽しい時間でした。あぶりだしなのに手順前後が効かない細かなところがとてもいい感じですね』

☆ありがとうございます。私も不完全前の図は結構好みでした(苦笑)。

風みどりさん『蛙さんの作品にしては大変易しいと思いましたが,それは修正図だからかな?是非,シリーズにしてください(^_^)』

☆シリーズはちょっと無理なんじゃないでしょうか…。『^o^』位ならできそうかな?

荒川貴道さん『昨日は間違いました。あぶり出しの意味わかりました。それから解答を書いてしまって申し訳ありませんでした。誤答だからよかったけれど。』

☆いえいえ、こちらこそ不完全作出して本当にすみませんでした。

坂本栄治郎さん『4四金が光る,銀と馬を翻弄するのが面白い、ちなみに13手詰み7三龍で良いのでしょうか。詰め上がりの形がわからないが解らない。インベーダーでしょうか?』

☆納得していただけましたでしょうか?(^-^; 手順を誉めてもらってありがとうございます。今月からはメールアドレス表示を忘れないようにしますね。

嵐田保夫さん『修正前の図で、6五金、同玉、7六角、同玉、9四角からの両王手の筋で詰ましていたので、いつになく平易な作でした。4四金で救われたような感じもしますが、詰めあがりは何を意味しているのでしょう。』

☆結構ヤヤコシイかと思っていたのですが…。どうも私の感覚はかなりズレているようです。(^-^;

凡骨生さん『いきなり飛捨てから巧みな手順(銀生が無くなったのは少々痛いが)の曲詰で最初図は「泣き顔」で修正図は「笑い顔」ですか?』

☆まさしくご名答! (つд⊂)エーン 確かに銀生欲しかったですねえ…。

ごぶりんさん『63飛成~93飛成~55歩~66桂~44金~~~73龍まで13手で、ニコニコ笑顔^-^ですね。手順の意味づけがすっきりしていて楽しめるあぶりだしでした。
初手が見えずしばらく悩みました。あとは手の組み合わせですが(あと持ち駒が金2じゃなくて桂2に気づくまでに…大丈夫ですかね自分)。4手目73合の筋でもう一局ください』

☆ありがとうございます。73合の筋ですか!う~む、作るの大変そう…。

DISABLEDさん『蛙さんにしては随分簡単だなー、という感じ。 テーマの翻弄としては悪くないので、そこそこの評価だと思います(ほめてる?』

☆あの…、他の月のそんなに難しいっすか?先々月の大道棋は仕方ないとして、他は大して変わらないと思ってるんですけど…。

しろねこさん『あぶりだしですね。難しいです。人が笑っている表情ですか。文字は読めませんでした。』

☆表情は大当たりですが、今月のでも難しいのかなあ…。やはり取り方は人それぞれですね。

隅の老人Aさん『難しかった導入部が、翔太君の横槍でトーンダウンして残念でした。はじめは「怒った顔」だったのが「凹んだ顔」に見えてきました。絵文字は孫からのメールにふんだんに使われてくるので馴染んでいます。このシリーズも面白いけれど形が複雑で創作は大変ですね。まぁ、頑張ってください。期待しています』

☆お孫さんからのメールですか、楽しいでしょうね。Aさんも創作してみては…?

☆あ、そうそう年賀詰、Aさんにしては易しいな、と思いましたがとても洗練されていて楽しめる作品でした。え、自分も見たい?安武さんのHPに掲示されてますヨ。

谷口翔太さん『詰んだのは良いけれど、これはいったい何んだろう?グ-グル、絵文字で検索、ニッコリ?』

☆当たりです。余詰指摘ありがとうございました。これにこりず、今後もよろしくお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

10月の新作 短評掲示

New08oct  

 

 

 

 

 

 

解答手順はコチラでご覧ください。

坂本栄治郎さん「素敵な面白い詰将棋を有難うございました。9五飛までは,解りやすかったのですが、次の金出が、なかなか発見できませんでした。発見した後は世界が変わった様に見えました。同馬は、すぐに詰みまで解りましたが、同玉の変化がとまどいました。ちなみに23手詰みの最終手は、9四龍で良いのでしょうか。」

☆見事に一番最初に正解を入れたのは坂本さん。完璧です!

嵐田保夫さん「5手目の9四角は8五角が第一感で指しづらいうえに、10手目の合駒は移動合か打つかで手間取り、続く8六金の絶妙手がなかなか見えず苦戦。全体的に見て、うまく計算し尽くされた流石の作品という印象。
欲を言えば、構図上難しいでしょうが、9六飛打の手順の方を本手順に持ってくれば、なお大道棋らしい綱渡り的詰め上がりになったような気もします」

☆そうですね。私もできれば96飛打の方を作意にしたかったです。

凡骨生さん「※合駒の綾がうまいですね。こんなのを見せられたら狂室を閉じなくては…(これは冗談)」

☆またまた。今回のも難しくて結局駄目でした。紛れの方で綾がないとやはり面白くないかなと思います。

ごぶりんさん「10月の新作の解答者が少ないとのことで、がんばらせていただ
きました。

非常に難儀しましたが、そのほとんどの時間は2手目香合の変化(?)に費やしました…。そこでいろいろ考えていたので解けた、とも言えるのですが…。(がっくし)逆王手の罠、逆王手を見せて指しづらくする罠が多いですが、他の攻め筋をひねり出すのも難しそうですね。74を原型消去してそこから…とか、いろいろ考えてみましたが」

☆ありゃりゃ。それはお疲れ様でした。4香配置がちょっと見え難かったですかね。ちなみにこの原図の深井氏考案の型は双玉にしていないのですが、結構なバリエーションがああります。双玉にした分却って展開が限られたものになったかも。

しろねこさん「とても難しいです。合駒で悩みました。時間がいくらあっても解けません」

☆う~む、手が出しにくい、ってことですよねえ…。やはり大道棋としてはイマイチだなあ…。

谷口翔太さん「爺ちゃんが逃げ手で僕が詰め方です。以下が二人の感想。よろしく、お願いします。

感想

大道棋?、恐いなぁ、遠くで香が睨んでる。初手は角打、合駒しても、竜も取れるよ、これは簡単。 「やらせてもらうよ」、「さあ、どうぞ」77桂合、吃驚したね、驚いた。やらなきゃ良かった、胸がドキドキ、頭は真っ白。「お客さん、次の手は?」、もう、分からない、「降参」帰宅後、自宅でゆっくり研究、あれで良かった、残念無念。

爺ちゃんの感想

ゴツイ?手が多くて、スマ-トさが無い。蛙さんでも、大道棋では仕方なしか。収束もさえない。この作品は実戦では儲からない、1人目は間違えても、2人目の客が詰める」

☆スマートさがないのは、一応大道棋っぽさを意識した結果なんですが、1人目・2人目のくだりには感心しました。そうか、この仕様ですと確かに1人目ひっかかったら後は86金を見つけるだけですもんね。ああ、やっぱり考慮不足でした。

竹野龍騎さん「飛合はすぐに見えましたが、なぜか94龍を取れることに気付くまでに時間がかかりました……。また、グイッと出る86金がすぐには浮かびませんでしたし、同玉の変化が詰むように見えず、苦戦しました。大道棋としての評価はよく分かりませんが、私の解図力では手が出せないです」

☆多分私も解く立場になったら同じかな?凡骨生さんのとこで修行中なんですけど。

やはり86金が相当な難手だったようです。ちょっと今回は番外編的な内容でしたかね。また大道棋をやるとしたら、もう少し手が付けやすそうな内容にしたいと思います。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

9月の新作 短評掲示

New08sep2  

 

 

 

 

 

 

解答手順はコチラでご覧ください。

☆☆ 短 評 ☆☆

☆今回は長編のせいか、長いコメントもたくさんいただけて嬉しい限りです。では紹介いたします。

たくぼんさん「銀のコンベアー経由でお金を捨てて金をはがす。利益を生む為には投資も必要ってことですね。桂合、香合の処理、金のはがし順の限定、収束の飛→香の持駒変換から角捨てまで言うことないですね。難しくないのが一番いいです」

☆冬眠蛙のギャンブルは投資ばっかりなんですけど…(^-^;

DISABLEDさん「非限定が割り切れているところがいいですね、今回は引っ掛かりませんよ」

☆見事正解でした。10月のはヒッカケ作とも言える内容ですのでご注意を…。

jupiterさん「面白いです。実は、初め、初手76角として解いていたのですが、変化が詰まないではありませんか。 なので、軌道修正。

金を取る順番は限定なんですね。その当たりの手順が余詰がありそうに感じ(ある訳無いですけど)調べたので、はまりませんでした。(たぶん)

収束も巧妙です。ここ!と言うところから収束手順に入ってくれたので、解く側からすれば大変ありがたい。ただし、一カ所ケチをつけるとすれば、やっぱり最終手余詰ですか。画竜点睛を欠く感じではあります。

次作、楽しみにしています」

☆修正図、いかがでしょう?ちょっと間延びしてるようにも見えますかね。余詰がなくてよかったです(笑)。

中村雅哉さん「少し眺めていたら、比較的紛れが少なく筋に入りそうだったので解いてみました。大学院クラスを解いたのは久しぶりです。10歩に到達したら解かなくなった、と言われないよう頑張りました(笑)。

易しく楽しい長編でとても良いと思います。飛と香を変換しての収束も綺麗ですね。最終手余詰(93成香)がちょっと惜しい感じですが、これは勿論許容範囲ですので問題ないです」

☆中村さんに解いてもらえた長編、って結構なウリ文句かも(笑)。『易しく楽しい』はこのシリーズ的には嬉しいコメントです。

凡骨生さん「剥がしのサイクルが長いので結構楽しめ(苦しみ)ました」

☆またまた、凡骨生さんには朝飯前レベルでしょう。

しろねこさん「余りの長編なので解答を見て納得するしかありません」

☆納得してもらえましたならそれで十分ありがたいです。( ^-^ )

嵐田保夫さん「難解さはあまりない(尤も玉方の応手に結構手こずりました)が、7六角~5八桂の循環手順から最後は飛角をきれいにさばいたあたりはいつもながら御見事というほかない作品。
ところで、本作品は「詰将棋おもちゃ箱」今月の展示室菅野哲郎氏 の作品と構想が似ていて、どちらも5八桂が出てくるところは面白いですね」


☆ありがとうございます。菅野氏作、さっそく解いてみました。あちらに比べるとだいぶスケールが小さいようで…。冬眠蛙的にはこれでいっぱいいっぱいです(笑)。

竹野龍騎さん「1日目、桂合か香合のところに辿り着く。2日目、86飛捨が見えて、香合は直前の飛と同様に左上で詰むことが分かり、桂合に決まる。3日目、はがす順番は限定とのことだが分からない。金3枚はがしたとすると、収束部で姑息な手数稼ぎがあるとのことだから、最後だけ香合か、ああもう一回香合だ。手数を数えると83手で、合ってそう。4日目、金はがし順限定を確認して解決。
 全種類の駒の特性を活かして実に巧くできていると思うのですが、なぜか中途半端な印象を受けました。金桂香などが片方に4枚にならないからかもしれません」

☆なかなか実践的な解き方ですねえ。面白かったです。中途半端なのは多分4枚ハガシにしなかったせいもあるかと思います。全部限定できればそうしたんですけどねえ。

谷口翔太さん「金剥がしだが、剥がすのには、順番がある。これが巧みに創られている、流石!、蛙さん。昔は「首切り」、今は「リストラ」、嫌な世の中、おおはやり。でも、詰棋の世界は別ですよ。収束、お役御免で飛角が消える、これも上手に出来ている」

☆「流石!」ではないですね。長編で非限定ナシといえる作品って恥ずかしながら今回が初めてです。収束飛角を両方消せたのは正直申しまして、嬉しかったです。

隅の老人Aさん「近代的ロマン派の好作、大駒の捌き捨ては流石。

妄想1、(駒の配置を見ていて)

 盤面81画を池と見立てると、あたかも蓮池の如し。駒の配置が池の端に密集した蓮の葉に似ている。一見、趣向作には見えないので、駒配置からの命題「不忍池」

妄想2、(駒の動きから)

 今は飾り物になってしまった水車小屋の杵の動きに似ている。子供の頃には、田舎に点在していた。“コトコトコットン” 懐かしいなぁ、駒の動きから「水車小屋」と命名」

☆冬眠蛙的には「水車小屋」がなかなか良い感じのネーミングでした。でも最後に水車のパーツを全部壊しちゃうのがイメージダウンかな?(笑)

けんちゃんさん「初手に一寸考えただけで、後は割とすらすら進みました。むしろ剥がす順番が決まっているというので、それを調べるのに費やした時間の方が長かったかも(笑)。個人的には、剥がされる駒の順序の非限定は全然気になりませんね。むしろ一部限定されていたりする方が、本質と関係ない所で悩まされている気がして鬱陶しい。解答する側としては、完全非限定の方がよっぽど気が楽ですね。
趣向の手触りは相馬さんぽいですね。最後中合が変化するのもすぐ分かるし、手数伸ばしの85香も引っ掛けと言うほどのものでもないし。最初72歩の意味が分からなかったんですけど、収束で84香のところ63角成以下の余詰消しなんですね。でも、72歩と94歩を取り除いて63角成、85香、84香、同玉、85馬、83玉、84香以下収束に入るなんて作り方もありそう。(このままだと余詰みますが)また、最終手余詰の消し方も考えてみたのですが、良く分かりませんでした。
 あと、序の変化で収束が見えてしまうのは構成上どうなのかな、と少し気になったことをお知らせしておきます」

☆最初の部分は個人的には全く同感ですね。一部非限定になるパターンを選ばなかったのはそのせいです。でも解答競争的にはやはり非限定って気になるかなって思います。収束で想定された順が実現できたら面白いですね。別の作品のネタになりそう(笑)。あと序奏に関してはおっしゃるとおり、としか言い様がないです。今回収束を直した分少し良くなったかもしれませんね。

 

長編で10名を超すコメントをいただいたのには感激でした。手元に長編のネタは現在(…というか前に小駒図式を出した時点からずっと)ゼロなんですけど、また出す機会がありましたらよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧