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第7回プレ短コン⑪冬眠蛙作

▲66桂 △同と左 ▲54龍 △同桂 ▲75銀 △63玉
▲55桂 △52玉 ▲51角成迄9手。

正解者26名 (誤無解なし)
評点3.13 (5-1、4-8、3.5-1、3-10、2-5、1-1) 6位

☆66桂が55地点を空ける伏線手で、54龍と捨てて55桂を打つ、というのが狙い。

☆収束なんだこれは、という感じですが、最初は別の収束だったのをあえて変えたもの。この初形から52まで追って詰ます、という意外性が54龍のインパクトとバランスが合ってるかな、と。また、55桂が43にも効いている、ってのがちょっと良いな、と思ったんですが、評判は散々でした。

☆個人的には手順の一貫性、という点でまあまあ気に入ってます。

** 短 評 **

有吉弘敏さん『54龍の不利感がうまく表現されています。構図と手順がコンパクトでバランスがよくとれています』
☆うれしいなあ。ありがとうございます。

三輪勝昭さん『4手目同桂は変化にして、詰将棋らしいまとめ方をしていたら5点を付けたかも。初手は73角成、75玉に66は埋まっていた方が良いだろうと66桂は第一感。実際は55の利きを外すだけの手。本来の意味でなく別の理由で指されてしまうのは作家的に避けたいのだけど、本作の場合66の退路封鎖に思うので54龍が見え難い効果がある。実を言うと54龍は初めに見えた。こんな手があったら面白いと。まさか成立しているとは』
奥鳥羽生さん『54龍が英断で、指し難い一手。54への利きは必要だが55に居ることが不可ということで、55龍が半邪魔駒だったという訳』
夏風さん『4点にしようか悩みました。前半と後半のギャップが惜しまれます』

☆というわけで、夏風さんは3.5点。ね、便利でしょ(笑)。

金子義隆さん『非常に詰めにくい』
ほっとさん『3手目が見えなくて相当悩んだが、この収束では…』

秀和歌さん『非常に手こずった。好作と思うが、前半偏重が評価されにくいのは辛い』

☆悩んでもらえただけで、作家的には満足してたりして。

占魚亭さん『竜を消す前に下準備』
河童Bさん『3手目の54竜捨てに痺れる。止めの一手は55桂打でした』
ikz26さん『54龍が強烈な一手。以下はダレ気味だが、十分お釣りがくる』

☆あんまりお釣りなかったなあ。税率UPされたせい?(笑)

ぬさん『収束がもう少し何とかなりませんでしたか?』
後藤進さん『54龍が眼目の一手だが、平凡な後続が惜しい』
u-makuさん『案外見えにくかった。割と好きな詰将棋かも』

☆割と、ってのが微妙な感じでイイです。

斎藤吉雄さん『3手目の竜捨てには驚きました。そのあとが残念かなぁ』
中村雅哉さん『54龍のインパクトは十分』

☆最近このテのが結構好きなんですよねえ。原点回帰というか。

利波偉さん『5手目迄は良いが収束3手で失速。54龍が中心手なのでやむを得ないが、、、』
名無し名人さん『まさか龍が邪魔駒とは。しかしこの狙いならやむを得ないとはいえ、収束の緩みが気になります』

EOGさん『54龍は見えるが75銀が打ちにくかった。しかしこのまとめ方では』
☆こういうのも斬新かも、と思ったのですが、ちょっとゲテすぎましたか。

太刀岡甫さん『いろいろな手の組み合わせが肝心』
ほいさん『竜捨ての前の6六桂が鋭い。9手詰めなのに読みを要求される好作ですね』

☆作家的にはうれしい短評2コ。狙いが分かってもらえるって幸せです。

不透明人間さん『2枚目の桂の打ち場所が見えなかった』
さくかさん『1手の感触なら一番なだけに、収束まで気を遣って欲しかった』
蛇塚の坂本さん『筋が解り易く見え易く感じる』

☆それはあまり筋が良くないような。(笑)

☆駒数多いのが気になっていたのですが、触れた評が少なくて意外でした。まあ、駒数制限なしの催しだから、かもしれないですけど。

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コメント

2手目同と右は左ですね。
5五桂の発見にちょっと手間取ってしまいました。

投稿: さわやか風太郎 | 2014年12月 2日 (火) 22時50分

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