第7回プレ短コン②秀和歌さん作
▲23桂成 △同桂 ▲35角 △同桂 ▲14銀 △24玉
▲27飛 △同桂成 ▲25馬迄9手。
解答者数26名 (誤無解なし)
評点2.38 (4-2、3-9、2-12、1-3) 15位
☆秀和歌さんの意欲あふれる桂の三段跳ね。17飛を見せ球にしつつ35地点を塞ぐのが準備工作。調子よく桂を35まで飛ばします。取れない14銀で玉を射程に入れ、27飛で仕上げ。
☆両王手の筋を使って駒数少なく仕上がっており、好感が持てます。が、反面、その筋が強すぎて余詰防止に強い駒を置かざるを得ず、結果してあまり紛れがなくなってしまったのが少し残念。27飛を同桂成に限定できなかったのも評点に少し響いてしまいました。
** 短 評 **
EOGさん『最初の4手は気持ちいい』
名無し名人さん『悪くないのですが、47飛・58馬が出待ちしているのが機械的に感じました』
☆わかりやすくて解答者的には助かるんですけどね。
占魚亭さん『狙いが見えみえですけど好きです』
夏風さん『両王手があるので安心して攻められます』
☆安心の生涯保障。
蛇塚の坂本さん『桂の誘導面白い』
☆確かに桂の活躍、というより少し誘導っぽい感じですね。
ikz26さん『これも狙いは明快。ただ8手目同とでも良いのは大きな減点で、これだと主張できるのは二段跳ねまでと思う』
後藤進さん『守備桂の動きがユーモラス』
☆桂跳ねモノは2本の筋で飛ぶパターンが多いですね。一方向への4段跳ねとか作例あるんでしょうか。
さくかさん『三段跳ね?もう一工夫欲しいかな』
金子義隆さん『桂の入れ替えという高度なことをやっているのだが、地味なのが惜しい』
☆35桂が入れ替え?地味というか、自然すぎてスルーされちゃうかも。
u-makuさん『8手目限定されて欲しかった』
ぬさん『8手目が限定できていないのが惜しいです』
ほいさん『王方の連続桂跳ねが狙いですか!?最後を同桂に限定させたくなっちゃうけど難しいんだろうな~』
中村雅哉さん『桂3段跳ねがテーマなら、8手目は限定できるよう作りたい』
☆やはり、というか、非限定への言及も多かったです。作者も気にされてました。ちょっと調べてみたのですが、17と⇒歩、玉方22歩追加で限定できそうかな?ただ、17歩・18飛はいかにも気が利かない感じですかね。
三輪勝昭さん『桂を成捨ててそこに角を捨てて二段跳ねさせる順はよくある。9手詰で玉方桂の3段跳ねは容易に出来るから、高い完成度か目新しい方法かでないと…』
ほっとさん『悪くはないが、8手目…流れ上は桂で取りたいが、それだと成生非限定になって味が悪い。後半を伸ばしてでも8手目桂生限定にしてほしい』
☆な、生限定っすか。それは厳しい。
河童Bさん『8手目は同桂成と取って下さいね。作者の願いは叶うかな?』
奥鳥羽生さん『攻方35桂を玉方35桂に置換え退路封鎖。桂の三段跳びが解答者の作法』
☆はーい。あれ、昨日もそう返事したなあ(笑)。
☆ちなみに8手目同との解答は5名。意外に多かった。もちろんそちらでも正解です。
不透明人間さん『8手目が限定できれば』
利波偉さん『8手目の非限定が味悪い』
斎藤吉雄さん『桂馬ピョンピョン。8手目の非限定はもったいないかな』
☆テーマが明快な分、普通以上に非限定が目立っちゃいましたか。
有吉弘敏さん『桂馬の3段跳は、困難なテーマですが、少ない駒数でできています』
☆盤面10枚ですからね。本番の短コンでも良かった?
太刀岡甫さん『最後は非限定ですが、桂がぴょんぴょん跳ねて気持ちいいですね』
☆最初2題が軽趣向系が並びました。意図的ではないのですが、良い導入でしたね(自画自賛w)
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コメント
再現盤の動きは、8手目同と、と取ってますけど、、、。
投稿: 利波 | 2014年11月24日 (月) 00時51分
フラッシュ将棋盤では、8手目同とになっていますが...。
投稿: かねこ | 2014年11月24日 (月) 10時31分
うはっ。すみません。ソフトは空気読んでくれなかったか…。直しておきました。
投稿: 冬眠蛙 | 2014年11月24日 (月) 21時24分