« 第6回プレ短コン⑮鈴川優希さん作 | トップページ | 第6回プレ短コン⑰黒猫さん作 »

第6回プレ短コン⑯幻想咲花さん作

▲24金 △同龍 ▲14金 △同龍 ▲13角成 △同龍
▲12馬 △同龍 ▲24金迄9手。

解答者数 30名 (無解1名)

評点 3.78(5-7、4-11、3-10、2-1、1-1) 6位

☆作者が好んで作る翻弄モノ。「①13から12への龍移動は24金を打つため」「②14から13への龍移動は12馬、33玉のときに34金を打つため」「③24から14への龍移動は角筋を通すため」「④25から24への龍移動は14金のときに34玉と逃げられたときに備えて龍を質駒にしておくため」という理屈で25→24→14→13→12と、ちょっと不規則な龍連続移動が実現します。

☆駒数が多すぎる印象はありますが、角・馬を盤上に置いたこともあり、それらしい紛れも多いので、龍連続移動に辿り着いたときに感心できるし、翻弄しつつ豪快な手順も味わえます。バランスの取り方として、こういう手法もありとは思います。

** 短 評 **

蛇塚の坂本さん「最初から最後まで龍の翻弄。一慣性あり」

ぬさん「龍の翻弄」

しまぎろうさん「初手と最終手が同じなので爽快感UP!」

☆あ、ほんとだ。これは隠れたアピールポイントですね。

山田淳さん「龍の翻弄が見事」

オタマジャクシさん「14金は私が苦手とする好手」

嵐田保夫さん「引きつけて引きつけてズドーンは宇宙の本質」

☆比喩の規模が大きすぎてイメージわかないんですが…(笑)

黒猫さん「手筋の捨駒だが、なかなかの迫力」

羅刹國さん「全応手同龍。中村氏のアレっぽい」

☆「奔龍」ですね。その中村さんは。

中村雅哉さん「翻弄物愛好家としてはこれは5点をつけないと(笑)」

☆ですよねー。

u-makuさん「理想手順がなんとなくみえるのが物足りないが綺麗な手順」

伏窩さん「初手好」

☆⑭と同じようで微妙に違う評。ニュアンスが違うんでしょうか。

marsallさん「きれいな手筋もの。きれいすぎて評価は伸びないか」

夏風さん「34玉と動かれた時のことを考えれば、読みやすい順。狭いところを龍がよく動きましたが、最後の龍が動かない変同が惜しいですね」

不透明人間さん「駒効率がもうひとつ」

☆一応2枚くらい減らせそうなんですけどね↓。変同が痛いので微妙。

16kai


EOGさん「12馬のタイミングを図っているとオール同龍になっていた」

奥鳥羽生さん「鋸動きでじりじりと一歩ずつ龍を隠居させる。結果として玉方応手が全て同龍となった」

☆隠居ですか。小さい動きなのでそんな風にも感じ取れますね。

占魚亭さん「龍を収納」

ほいさん「細かく竜を動かしながら角二枚消す。無駄手なくて美しいです」

鈴川優希さん「巧い! 論理的に捨駒が組み合わさっている」

☆作者の真骨頂。理系なんだっけか。

名無し名人さん「2年前の短コンの三輪作と比べて不動駒が多く完成度が低い印象」

Miwa2312

三輪勝昭さん「詰パラ平成23年12月短編コンクールに発表した僕の作品と手順も龍を動かす原理も一緒。類作になると思うけど、料理法が全く違うし発表するのは全然構わないと僕は思います。発表可能なら類作でないとも言えるかも」

☆確かに似てますね。角成あたりが味付けの違いとは言えるかな、と。三輪さんからは改作案もいただいたのですが、原理が違っていたので紹介はしないでおきます。

流さん「配置は広がるもそれに見合う豪快さ」

秀和歌さん「こうなったらいいな、と思った手順そのまんまでした」

水野修さん「捨て駒の嵐が快感です」

☆機関銃を打ちまくる薬師丸ひろ子を一瞬想像。ほんとオッサンだわぁ。

|

« 第6回プレ短コン⑮鈴川優希さん作 | トップページ | 第6回プレ短コン⑰黒猫さん作 »

プレ短編コンクール」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第6回プレ短コン⑮鈴川優希さん作 | トップページ | 第6回プレ短コン⑰黒猫さん作 »