第6回プレ短コン①U-makuさん作
▲56飛 △45玉 ▲46飛 △55玉 ▲54飛 △同桂
▲64角 △同銀 ▲56銀引迄9手。
解答者数 31名(誤無解なし)
評点 2.84(5-3、4-2、3-14、2-11、1-1) 13位
作者「この詰将棋の狙いはプレ短コン第6回ということで初形「6」です。気になる箇所がありますが見逃してください^^。「6」の字は諦めて配置的には攻め方73と金が若干の紛れも増やしてよいのですが、もうわざとわかりやすく桂馬を置きました。」
☆気になる箇所っつーのが気が利いた言い回しで冬眠蛙的にストライクです(笑)
☆初形で玉が身動きが取れない状態なのですが、よく見ると57銀もほとんど金縛りの状態になっています。33角から合駒を稼いで…というのは44歩合でフツウに打歩詰。実は45角が邪魔になっていてストレートに消しに行きます。詰上り図で邪魔になっている理由がわかります。
☆54飛と捨てて同桂の局面で73桂の意味もわかります。もちろん無いに越したことはないし、ちょい残念ではありますが、ちょうどコンマにも見えるし!?悪くないと思いました。
** 短 評 **
しまぎろうさん「幕開けにふさわしいですね」
不透明人間さん「第6回を記念して初形「'6」ですね。手順もみごと」
水野修さん「トップバッターにふさわしいテンポの良い作品です」
☆今回の出題は作品を到着順に並べた後で、一定の法則でさらに並び換えたもの。なのでこの作品が①になったのは偶然なのですが、確かに幕開けにふさわしいですね。
marsallさん「初手が盲点になるかが評価の分かれ目か(自分はすぐ思い浮かんだ)」
☆邪魔駒消去に触れた評が多かったです。さてどちらが多かったかというと。
EOGさん「狭い割には初手を考えさせる」
利波偉さん「角打ち角合と見せて、邪魔駒消去と裏をかくのは楽しい」
流さん「角消去が一瞬見えづらい」
伏窩さん「45角配置が良い」
嵐田保夫さん「常用手筋だが初手と3手目の意外性がいい味」
☆↑好評 (ちなみに冬眠蛙も解図時はちょっと考えました)
☆↓イマイチ
奥鳥羽生さん「45角が無用(邪魔)であることがもう少しカモフラージュできればいいのだが」
夏風さん「角消去が見え透いていますね。81桂も惜しいです」
幻想咲花さん「安直すぎるかな」
羅刹國さん「角が邪魔なのは評価するが、つまらない」
☆…で、中間。(?)
ほいさん「能動的邪魔駒削除から退路封鎖で基本手筋物」
黒猫さん「手が限られている中で角がじゃま駒なのが上手い」
☆ということで、半々くらいだったのですが、実はどちらでも評点3が多かったりします。面白いものですね。
三輪勝昭さん「81桂が無ければ曲詰?僕は詰方の駒が無駄に利いているのが嫌いでちょっと多過ぎ」
山田淳さん「仕方がないとは言え、81桂配置は残念」
占魚亭さん「仕方がないとはいえ81桂配置が残念」
☆作者の言う「気になる箇所」が気になる人もそりゃーいますよね。でも盤面中央を凝視すればほら、だんだん気にならなく…
ぬさん「81の桂馬は何ですか?」
☆…やっぱり見えますか… ( ´・ω・`)
藤田卓志さん「2枚の飛車の動きが面白かったです」
名無し名人さん「まずはパズルチックな作品で気分良くスタート」
鈴川優希さん「飛の横1マス移動というかわいらしい狙い。81桂が惜しい」
☆大駒4枚使いつつ、大駒らしい動きが一切ないので、独特の雰囲気が出てるように思います。
蛇塚の坂本さん「解り易い手順」
中村雅哉さん「曲詰風だが違った」
☆これで詰上りが81桂を含んだ字形だったら、結構なインパクトですね。狙い目かも。
☆さてでは秀和歌さんに総括してもらいましょう。
秀和歌さん「角の消去に大駒捨てと、素晴らしい初形曲詰(?)」
☆?1個つけるだけでニュアンスが違って見えるんですが…(笑)
| 固定リンク
「プレ短編コンクール」カテゴリの記事
- 第7回プレ短コン 総評(2014.12.13)
- 第7回プレ短コン⑰不透明人間さん作(2014.12.12)
- 第7回プレ短コン⑯有吉弘敏さん作(2014.12.10)
- 第7回プレ短コン⑮オタマジャクシさん作(2014.12.08)
- 第7回プレ短コン⑭奥鳥羽生さん作(2014.12.07)
コメント