第6回プレ短コン⑧しまぎろうさん作
▲24銀 △同桂 ▲34銀 △同桂 ▲44角成 △同桂
▲53飛成 △同桂 ▲32角成迄9手。
解答者数30名(無解1名)
評点3.45 (5-2、4-15、3-6、2-7) 9位
☆おもちゃ箱で楽しい趣向作を連発されているしまぎろうさん。本作は普通作っぽい?いえいえ違いました。
☆角筋に玉を持ってきて両王手か、と思いきや、飛の横効きをフルに活かして桂の壁を作ります。24・34・44と捨ててキレイな土壁が完成。最後に53飛成と捨てて4桂跳ねを見事達成しました。
☆初手32銀成は23玉で危なそうですが逃れています。無理のない構図で実現できていて、詰将棋の違った楽しみ方を教えてくれる作品です。
** 短 評 **
ぬさん「両王手と思いきや、受方全部同桂」
marsallさん「応手が全部同桂なのが評価を上げた」
嵐田保夫さん「玉方応手すべて同桂とは珍しい」
☆こういう作品は同じような感想が出やすいのですが、楽しんだ様子がうかがえて、見ている方もうれしくなります。
流さん「同桂4連打。シンプルな狙いもよい」
羅刹國さん「全応手同桂。収束も決まった」
利波偉さん「玉方四桂跳ね自体も好きですが、2~5の順列になっているところは素晴らしいと思う」
☆全く。でも、逆に他の順番の方が技術点は高いのかな。
黒猫さん「全応手同桂。シンプルさが狙いを引き立てる」
鈴川優希さん「狙い明確。無理して実現させたような跡も見えない」
☆特に44を角成にしたのが巧み。ここを打捨てにしていたら駒数が増えて味が落ちていたと思います。作者のセンスでしょう。
水野修さん「全応手同桂ですか。素晴らしいです」
EOGさん「稚気満々」
秀和歌さん「易しいので、テーマが明確に伝わってきた。全応手同桂の最長手数か」
☆なんと15手の作品があります。
u-makuさん「ほぼ1本道だが楽しんでてよい。アマの詰将棋の1つの理想形。ほいさん?」
☆ハズレ。なぜu-makuさんがほいさん作と予想されたかというと。
ほいさん「応手同桂狙いでユニーク!全応手桂は記録を持っているので親近感がわきます。(謎の自慢)」
☆…ということなんですね。その作品はおもちゃ箱に掲載されています(こちら)。すごい配置ですが、見事なロジックです。
伏窩さん「4連続同桂が良い」
中村雅哉さん「オール同桂の趣向に一票」
名無し名人さん「四桂全て「同桂」で跳ねる。これはプラチナ楽しい」
☆かなり高い評価っつーことですね。この上あるのかしらん。
占魚亭さん「桂の障壁が完成。シンプルで面白い」
不透明人間さん「桂板で天井構築とはおもしろい」
☆天井だけ堅くて、床が無いという。
三輪勝昭さん「4桂跳ねの趣向でしょうか?退路封鎖の捨駒ばかりで手順は単調」
奥鳥羽生さん「玉方応手が全て同桂が趣向?、が、それ以外にも何かほしいところ」
夏風さん「4桂移動させただけでは物足りません」
☆謎解きとしては弱いですかね。
山田淳さん「遠い方から順に退路を埋めていくので易しい」
蛇塚の坂本さん「銀角と桂のやり取りがユニーク」
☆協力詰みたいな雰囲気がありますね。
幻想咲花さん「若干作りが安易だけど、どうしても嫌いになれないんだよなあ」
☆ああ、これは作者の勝ちですね(笑)。
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