第6回プレ短コン⑪羅刹國さん作
▲39香 △37角 ▲同龍 △42玉 ▲32龍 △51玉
▲62角 △同銀 ▲41龍迄9手。
解答者数30名(無解1名)
評点2.65(5-1、4-3、3-9、2-16、1-1) 15位
☆まずは作者の言を聞かなくては。
作者「ジャンル的には一発芸ですが、まあ我慢してやってください。売りは「ヤケクソ香遠打&角中合&双居玉」です。なんだこれは」
☆いや~、いかにもプレ短コンという感じ。前夜祭はこれくらいの盛り上がりがないと。それにしてもヤケクソ香遠打って(笑)。
☆初手はこの一手なのですが、角中合が41龍を防ぐ玉方の秘技。…なのですが、落ち着いて同龍と取ってしまえば、なにせ入手できるのが強い駒では耐え切れず。62角であっさり落城します。
☆詰上りでは双方の玉が指し将棋の玉座に納まります。居玉は避けよ、って格言があったような。もう今は死語なんですかね。
** 短 評 **
占魚亭さん「合駒さえ決まれば」
水野修さん「手は限られますが面白いですね」
☆これで初手39龍とかだったら看寿賞間違いなし(笑)。
山田淳さん「双玉ならではの攻防」
蛇塚の坂本さん「短手数の双玉で雄大。面白かった」
☆スケールの大きさだけなら今回一番です。
marsallさん「37角の一発」
中村雅哉さん「妙味が感じられない」
不透明人間さん「初手がわかりやすくて助かります^^」
☆解答者に優しい詰将棋。
名無し名人さん「表現がストレートすぎる感があるが最後62角が入るあたり一応まとまっている」
黒猫さん「角中合は意表の応手」
伏窩さん「29龍を相手にしない所が良い」
☆2手目までは主役級なんですけどね。
嵐田保夫さん「妙防も報われず」
奥鳥羽生さん「初形は意外性があるが、手順に意外性がほしいところ」
幻想咲花さん「手順も形も超露骨。でも、アリやな」
☆でしょ。
ほいさん「おもちゃ箱で桂バージョンを見た気がする。角バージョンですかね」
ぬさん「おもちゃ箱の記録展 No.83と似た狙い?」
利波偉さん「8月のおもちゃ箱の金子清志作があるので、評価出来ない」
☆こちら(←クリック)。違った味ですし、こちらはこちらで悪くないと思うのですが。
秀和歌さん「これは香の最遠打によく用いられる構図ですね。先日のおもちゃ箱など。個人的には、最後 61玉には 34馬までという変化にドキッとしてみたり」
三輪勝昭さん「絶連だけど最後61玉に34馬が見えずアレっと思ってしまった」
☆読みやすい作品なので、普通の手のはずの34馬が、ちょっといい手に見えたりする?
しまぎろうさん「角中合は面白いけど、なんだか微妙です」
u-makuさん「この角ほぼ一目でわかったから珍しくない気がする」
☆ピン型なので、合駒自体はあるといえばある手筋ですね。
流さん「角合は意欲的。後半もうひと押しほしい」
EOGさん「37角は面白いが後半少し残念」
鈴川優希さん「序の2手が全て。でも、角を捨ててまとまってはいる」
☆双居玉に触れた評が無かったのは残念。結構目だつと思ったのですが、37角の迫力に負けちゃいましたか。
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