第6回プレ短コン⑮鈴川優希さん作
▲34と △22龍 ▲33角 △同龍 ▲27龍 △88玉
▲97龍 △同玉 ▲98金迄9手。
解答者数 29名(無解2名)
評点4.01(5-10、4-9、3-8、2-2) 4位
☆最近大活躍の鈴川さん。今回は構想作での登場です。と金を動かして開き王手は不利感ないところですが、どうやって34に限定しているのでしょうか。
☆そのタネは3手目。76玉の変化に備えるため、角は可成地点に打つ必要があります。しかし、唯一の可成地点になる33角では同龍と取られてしまう。そのときの手段を用意しなくてはいけません。
☆その手段が27龍と龍を縦に使う順。ここで、34と以外の場所では37に合駒されて詰まない、というワケです。
☆97龍捨てで着地もピタリ。作者の充実ぶりを示す好作です。
** 短 評 **
ほいさん「と金の場所が限定されてるのがユニーク!」
流さん「34とは見たことない筋。着地もぴたり」
☆44銀と配置しても良いのですが、35銀よりも34との方が明らかに味が良い。移動可能地点が多いですからね。
EOGさん「うまく収束を付けたが狙いは分かり易い」
幻想咲花さん「派手な手順の裏で、細かいところまで配慮されている」
嵐田保夫さん「深謀遠慮のと金の逆行」
☆深謀遠慮。うん、まさに。
利波偉さん「手順は今となってはよくある筋なのですが、双方の龍のダイナミックな動きが良いです」
夏風さん「清潔な印象。その分薄味です。こういうのは類例が多そうな予感」
奥鳥羽生さん「現代では一種の手筋物、最終龍捨てで一局」
☆開き王手の場所限定自体はよく見る狙いですが、今回の限定の仕方は冬眠蛙的には新鮮でした。ある筋なんですかね。
u-makuさん「うまいとしか。こういうのは余計な紛れがないほうがいいんでしょうね。幻想咲花さんか、ぬさんと予想」
羅刹國さん「と金の寄りが渋すぎる。よく出来ている。鈴川と予想」
☆正解キター!
marsallさん「玉方の龍の効きを隠すためにと金をどこに動かせばいいのかを考えるのが楽しかった」
中村雅哉さん「龍を引くのは少し盲点だった」
黒猫さん「龍を横に使う手順に惑わされる」
☆82龍だと71龍と捨てたくなるんですかね。実は92龍配置でも良さそうですけど。
しまぎろうさん「と金と龍が取っ組み合いをしているように見えます」
名無し名人さん「15番?強いよね。限定移動、限定打、龍捨て、隙がないと思うよ」
☆名無し名人さんは本作を1位予想。ちょっと「駒たちの躍動」が足りなかった?
ぬさん「と金を壁にするのが面白いです」
山田淳さん「初形から期待通りの手順で、今回の中ではこれが一番好み」
水野修さん「初手、と をどこへ開くのかが見えず苦戦しました」
☆どこに動かしても一見同じ、というのがいいですね。
占魚亭さん「豪快で好きです」
蛇塚の坂本さん「敵龍の翻弄自前の龍の誘導」
☆確かにちょっと交通整理のお巡りさんみたいな感じで解けますね。
伏窩さん「既視感のある手順」
秀和歌さん「面白い!ただ、もう少し 54とを有利な感じに見せることができれば・・・」
三輪勝昭さん「収束巧い。幻想咲花さんと予想したかったのですが題名が⑦に付いてるし…」
☆だから、彼はもっと(以下略)
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