第5回プレ短コン⑲利波偉さん作
▲15桂△14玉▲23銀△24玉▲13銀△同玉
▲22馬△24玉▲34銀成△同玉▲23馬まで11手。
解答者29名(無解4名、評点なし1名)
評点2.86(5-1、4-4、3-14、2-8、1-1)17位
冬「88馬が遠くから睨みを効かせているのが印象的な初形です」
市「上から押さえにくい配置と持駒なので、ちょっと手が付け難い感じ」
冬「15桂から23銀で拠点を作った後、88馬を22まで置き換えるのがポイントとなる手ですね」
市「詰上りが見えた人にはラクチンだったかも」
冬「初手15桂とまず打ってしまった人は見えやすくなってしまうきらいはあるようです。評点がやや伸び悩みました」
** 短 評 **
たくぼんさん「88馬に目を奪われる。近づけると余詰ですか?」
☆初手24銀~43飛成が強烈に危ない筋で、77馬では余詰です。
風みどりさん「飛角の大胆な配置からこぢんまりした駒繰りを出しても悪い意味の意外性しか残らない」
山田淳さん「俗手の混じった気づきにくい手順」
坂本栄治郎さん「遠くの馬までの動き華々しくて面白い」
☆広めの配置をどう見るかでだいぶ印象が違っている感じですね。
変寝夢さん「34銀の紛れに相当はまった」
☆飛が活きている間に工作。詰棋人なら食指が動きそうな手ですね。
佐藤和義さん「紛れに乏しいため、一本道で解けた」
谷口翔太さん「初手、24銀打は?これで作者の苦労が判ります」
☆なんて優しい。
オタマジャクシさん「最後の銀の成捨てが,手筋の一手」
馬屋原剛さん「自然に王手していけば詰んでしまった印象」
増田智彬さん「何が出てくるのかなと思いきや、普通の手筋物でしたか。88馬を近づけると余詰発生?」
☆先頭で書いたとおりなのですが、一応調べた範囲ですと、32香→31香で77馬でも大丈夫そう。角にすれば66角まではOKですね。まあ個人的には大きい駒の動きは好きなので、88馬配置もそれなりに味があると思います。
凡骨生さん「サーカス詰めはスリルあり」
しろねこさん「難題です。今まで最高の作品です。詰め上がりも鮮やかです。テクニックが凝縮されています」
☆この詰上りは緊張感がありますね。冬眠蛙も好みです。
占魚亭さん「9手目が好手」
嵐田保夫さん「拠点を作れば寄せやすいという実戦的」
☆なるほど、意外と実戦的?
きたさん「やや期待はずれ」
羅刹さん「銀の成捨て、味良し」
ほいさん「最後に気を抜いた方多数で本作が優勝です。とかだったら嫌だw」
☆あれ、どっかに罠がありました?
かまいたちさん「もう少し何かあるかと思ったが」
詰将棋1級さん「最終形が全くの予想外だったが、手順は若干平凡で、初形の配置から何かを期待したぶん、解後感がよくない」
☆う~ん、思うんですけど、これ、24銀の紛れ順の方で作った方が意外性という点で上だったかもしれませんね。(作者のことなので、そっちのもあったりして)
隅の老人Aさん「期待した初形ですが、やや期待外れ」
ssさん「よい手順が出そうな初形の割には平凡な手順」
中村雅哉さん「この順はないだろうが念のため、と読んだ順で詰んでしまった」
☆…。
さわやか風太郎さん「澱みのない手順は山奥の渓流を彷彿とさせる」
今井亜美さん「包囲網を再構築しての銀成がいい手。いきなり34銀と打って悩んじゃった」
竹中健一さん「初手に意外性があるかどうかですか。。。」
☆形は広がっていますが、駒数少なく仕上げられており、悪くはないかな、と思います。が、グルメさんには物足りなかった模様。ちょっと残念な結果でした。
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