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第5回プレ短コン⑭芹田修さん作

▲44角△33桂▲34桂△13玉▲25桂△同桂

▲22角成△同飛▲14飛まで9手。

解答者数31名(無解2名、評点なし2名)

評点3.17(5-1、4-8、3-15、2-5)12位

冬・市「ご覧の皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」

冬「さて、新年一発目は実力者芹田さん。実戦形テイストの作品で登場です」

市「32飛と打ちたくなるけど、13玉の形が詰みそうで詰まない。飛を温存するのが正解」

冬「というわけで、のっけから合駒読みとなるのですが、手が限られているのでそれほど難しくはないかな?」

市「34桂~25桂が見えてるからね。焦点打の桂捨てから22角成でフィニッシュか。予想できる範囲の手順、とは言えるけど、初形とのバランス感覚がいいね」

** 短  評 **

ほいさん「時間差防御に、時間差攻撃で対抗。(昨年のカレンダー大賞を思い出しちゃった。)」

凡骨生さん「上手いので同一作がありそうだ」

☆芹田さんは基本が好形好作なので、そういう心配も多いんだろうなあ。

馬屋原剛さん「25桂の感触が良い」

オタマジャクシさん「桂合の意味付けが,面白い」

☆44角も25桂も飛で取れる形なのに、あえて桂合桂跳ねとする妙。

増田智彬さん「纏まってはいるけれど、凄さはそんなに感じられない?」

羅刹さん「あまり特徴的ではない」

☆作者当てには向かないタイプですね。

谷口翔太さん「22角成が最後の巧手。こんな初形が私の好み」

佐藤和義さん「形は良いが作意は一目でわかる。新味に欠ける」

☆一目ですか…。うーむ、すごい。

山田淳さん「今回は合駒の桂を動かす作品が多いですね」

たくぼんさん「桂合~桂跳のパターンが今回多いですね。32飛は散々読みました」

☆全くの偶然ですが、手順が気持ちいいですしねえ。特に超短編だと重なりやすいのかも。

けんちゃん「43が歩だったら良かったのだが…」

利波偉さん「43桂⇒43歩54歩にするとか、改良の余地がありそうでは?」

☆なるほど、変化に21飛ですか。駒数増えますが、ちょっと良い味ですね。

坂本栄治郎さん「短編にしてはアヤが多かった」

今井亜美さん「21に隙間があることで変化は厚いのですが、好みをいえばここに桂馬を置いてほしかった。▲13歩を△12歩くらいで成立していそうだし、持ち飛を金にすれば、と金がいらないような気も」

☆移動合にした方が…というとこですか。確かに4×4になるのはちょっとそそられます。

さわやか風太郎さん「飛車よ、どいた、どいた、お馬のお通りだ」

竹中健一さん「合駒が動くということだけでしょうか、ちょと平凡…」

中村雅哉さん「初手32飛を散々読まされた」

☆多分32飛から入った人と、44角から入った人では全然印象が違うのでしょうね。

隅の老人Aさん「合駒選び、だけだけれどポイントを掴んでいる」

詰将棋1級さん「シンプルでうまい手順で詰将棋してるが、類似作があってもおかしくなさそう。(すぐ解けたのでそう思った理由の1つ。)手が限られて易しいので中級者に出題したい作ですね」

☆ヤング・デあたりにちょうど良い?

嵐田保夫さん「はっとさせるものがない」

占魚亭さん「飛車打ちを巡る攻防」

不透明人間さん「打ち場所の限定方法が直接的だ」

☆43桂・16とですか。う~ん、惜しいけど流石にいかんとも…。

しろねこさん「13歩を取った場合の詰めが見えませんでした。よい作品に属します」

☆2手目13玉は25桂以下。

変寝夢さん「13歩、22玉は入らないのかな?。でも、それなら14飛からにするか」

風みどりさん「16とが惜しいねぇ。ところで13歩はそのまま持駒にできそうな感じですけど、持駒5枚を嫌った?」

☆うはっ!なんでそこまで分かるのでしょう。実は最初の投稿図は13歩、22玉からで、後で「持駒5枚は多すぎるので」ということで差し替えされたものです。冬眠蛙だったら多分この2手入れると思うのですが、作者の選択はもちろん尊重しますし、そもそもそこまで作品に対して真摯に取り組む姿勢にいたく感心した次第です。

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