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第5回プレ短コン⑧橘圭伍さん作

▲66飛△76桂▲同飛△95玉▲96飛△同玉

▲88桂△95玉▲15龍△同馬▲96香まで11手。

解答者数31名(無解2名、誤解2名、評点なし1名)

評点4.00(5-7、4-14、3-5、2-2) 4位

冬「橘さんのストーリー性溢れた短編」

市「初手86飛とすると、95玉、15龍に55角打とされて逆王手で失敗」

冬「66飛が用意周到な一手で95玉ならさっきの55角打が逆王手にならない」

市「ここで76桂合が玉方の工夫。飛筋をずらして再び55角打を逆王手にするけど…」

冬「これには飛を捨てて88桂と打ち換えるのが返し技。今度こそ15龍が実現します」

市「わかりやすい狙いで面白いね」

冬「駒数も橘氏にしては少ない(笑)と思います。4位は見事」

** 短  評 **

占魚亭さん「簡単だけど、これは巧い」

☆氏の構想力はセンスあるなあ、といつも感心させられます。

不透明人間さん「逆王手ライン上の2か所に駒を打つところがおもしろい」

しろねこさん「76歩合にすると8六飛、9五玉、香を入手して早詰みになります。やはり桂でないといけません」

☆あれ?歩合は同飛、95玉、96歩以下です。香取っては55角で失敗ですね。でも正解でラッキー(笑)。

凡骨生さん「空中戦はスリルあり」

馬屋原剛さん「ストーリー性がある」

☆余計な手がない分ストレートに楽しめます。

オタマジャクシさん「お祭り向きの好作。大模様は大好きです」

増田智彬さん「双玉だと限定打と限定合が比較的楽に出来るように思えるから評価が難しいです」

☆ちなみに2手目86桂合は同飛、95玉、85飛以下同手数駒余り。飛の位置の微妙な違いで巧く限定しています。ここで1名転倒しました。

谷口翔太さん「迂闊に15香は取れません。恐い恐い、55角合が待っている」

佐藤和義さん「序奏の一手一手の価値が高く、流れや捌きが素晴らしい」

羅刹さん「限定打に捨合、職人魂を感じる」

☆どっちかというと前衛アーチストっぽい。

山田淳さん「双玉ならではの巧妙な手順。小駒だけの詰上りも良い」

坂本栄治郎さん「わかりやすい筋でした」

☆それもまた良し、ですね。

利波偉さん「この手のネタは山田康平さんが何回もやっているから新鮮味に欠ける」

風みどりさん「持駒変換のマジックをさっぱり表現。短編らしいエスプリが上品」

☆いかにも短編、という感じはしますね。

たくぼんさん「きれいに出来すぎ・・・って褒め言葉か??」

☆あー、作者的には微妙かも(笑)。

今井亜美さん「これはよくできてますね」

さわやか風太郎さん「中合が見所ですね」

竹中健一さん「狙いがわかりやすい!」

☆この作者だと、いつもはもう2ひねり位してきますからね。油断は禁物です(笑)。

中村雅哉さん「意外に素朴な順だった」

隅の老人Aさん「86合ばかり読んでいた、76桂合には驚いた。この1手で、4点」

☆一番中途半端そうな場所ですからね。もう1点欲しかったな~。

ほいさん「限定打と限定中合で勝負!」

けんちゃん「逆王手を防ぐ限定打。意図は分かるが底が浅い」

かまいたちさん「13飛でなく龍なので、15香を取ると予想。飛だと成生非限定になるから」

☆確かに、この手順で13を飛にする人はあまりいないでしょうね。

ssさん「双玉らしいトリッキーな攻防が楽しい」

きたさん「味のあるトリック、こういうストレートな狙いがある作が好き」

詰将棋1級さん「双玉を利用したうまい技を見せてもらいました。感心した1局」

☆エンターテーナーの面目躍如でした。

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