プレ短コン⑪詰将棋1級さん作
▲24飛打△34桂▲同飛△45玉▲43飛成△同香▲44飛△同玉
▲56桂打△45玉▲23角成迄11手。
正解者25名 誤解2名 無解1名
評点3.48(5-2、4-8、3-12、2-3) 4位
冬「なかなか熱気のある初形です。一瞬今回の募集要項の『使用駒15枚以下』に触れるかと思いましたが、セーフでした(笑)」
市「45に玉を引っ張り出すのがポイントなんだね」
冬「…ですが、45には桂が効いているわけで、24飛打と搦め手から迫ります。34桂合が最強の抵抗なんですが、43飛成から44飛と連続捨てで解決します」
市「手順前後もうまく逃れてるね。全体的にみると、もうちょっと形なんとか…とは思うし、実際桂合を出さない構成にすればかなりスッキリするけど、こういったちょっと泥臭いくらいの手順、ってのもなかなか新鮮でした」
冬「ちょっと3位から点数離れてますが、4位は立派です。もう充分有段者?」
** 短 評 **
しろねこさん「かなり難解です。解けなくて当たり前。駒の枚数が多いのが面倒。
応手にも考えさせられた」
たくぼんさん「連続飛捨てで引き締まりました」
たけとひでさん「手厚いがゆえに重たい」
☆何kgくらい?
でんでんさん「桂中合から飛の連捨てが鮮やかで気持ちよい。ただ配置がやや大げさか」
ほいさん「二枚の飛車が邪魔駒に!」
☆これだけわかりやすい邪魔駒も珍しいかも(笑)。
隅の老人Aさん「狙いは明確ながら、初手が驚きの一発。形を整理したいので、4点」
隅の老人Bさん「詰手順は良いとしても、初形の配置はどうかな?」
☆A・Bさんのご両人から言われるとちょっといじってみたくなりますね。とりあえず下図で一枚減らせるかな?
坂本栄治郎さん「玉の翻弄面白い」
真Tさん「形をもうちょっとどうにかしたいですが…」
増田智彬さん「2枚飛車が邪魔駒になった時はなるほどと思いました」
☆なるほど、と思える位がちょうどいいですね。最近はなるほどを通り越して疲れた、が結構多くて…。
中村雅哉さん「中合から飛の連続捨ては巧みだが、成生非限定が多く味が悪いのがやや難」
波崎竹生さん「5手目44飛の方が持駒変換的で面白い?{16銀、32歩、42香}→{15金、42金}」
☆なるほど、アリですね。↓
馬屋原剛さん「原型で持ち駒変換するのかと思った。危ない危ない」
☆転んだ人2名。内1名は看j(以下略)
不透明人間さん「あぶり出しじゃないのに配置が重い」
風みどりさん「素直な手順だが,紛れも結構あり楽しめる」
☆ちょっとパズルチックではありますね。
凡骨生さん「連続飛捨てで見せている」
羅刹國さん「桂合が飛び出すのは意外だった。飛が2枚消えるのは気持ちが良い」
☆あ、一応フォロー。他合は同飛の後、46に打って56銀で早い。
利波偉さん「重い二枚飛車を捌く構成は好み」
ssさん「手順は面白いが推敲不足を感じさせる初形。もっとよくなりそうなのにもったいない」
☆確かに色々と試したくなる形ではあります。制約が多い分、ちょっとしたアレンジもききそう。
カルルクさん「△34桂合を強要させたのち、2枚の飛車を捨てて詰みに至る過程は豪快。合駒させた桂を取って利用する周到さがうまい。盤の中央で捕獲された玉はかごにとらわれた小鳥のように感じた」
☆確かにちょっと無力感に襲われそうな弱弱しさがこの玉にはありますね。捕獲という表現がピッタリ。
ごぶりんさん「桂合の引き出しがうまい。ちょっと形が重いかも」
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