プレ短コン⑯利波偉さん作
▲33角成△同桂▲23桂△同飛生▲22銀成△同飛
▲12歩△同飛▲33角成△同銀▲23桂まで11手。
正解者28名
評点2.57(5-1、4-1、3-15,2-7、1-4) 17位
冬「一歩たりとも動けない玉と角2枚の狭そうな配置が印象的な初形です」
市「3手目23桂がポイントとなる一手で、すぐに22銀成だと同飛成で詰まないので、いったん飛生か成かを打診する、という構成なんだけど…」
冬「作意は同飛生なのですが、実は成でも同手数駒余らず。いわゆる変同です。簡単に詰むだけに、投稿時には全く気がつきませんでした」
市「不完全ではないけど、中核をなすところだから、ちょっと痛すぎるね」
冬「作者名で安心しちゃって申し訳ないことをしました。直すのもなかなか難しそうです」
** 短 評 **
中村雅哉さん「打診桂捨てと同飛生が見所だが、もう一工夫欲しい感じ」
☆ワタシと同じく、変同に気付かない人も多かったです。詰キストだと形的に生、という感覚ですね。病気です(笑)。
増田智彬さん「見た瞬間に主題がわかるのは良いのか悪いのか・・・」
☆はい、貴殿も病気です。
真Tさん「4手目同飛成は変同?主題部分で変同は痛すぎます」
坂本栄治郎さん「飛車が成りか不成の思案が面白い」
隅の老人Bさん「作者は誰?、ベテランなら評価は、2だよ」
☆今度はアタリでした。
隅の老人Aさん「創作、初心者かな? 頑張れ」
詰将棋1級さん「駒取りじゃなければ気持ちいい作意。44角、55角にして44銀を42銀にすれば41金はいらないかも」
☆確かに。ただ変同が消えない…。
ほいさん「不成の基本問題。飛車の細かい動きがいいね」
☆手順は趣向的だけになお惜しい。
ふかわさん「手数制限なしなら、桂は合駒で出したいところ」
でんでんさん「リフレインがあるのは詰めていて気持ちよいものだが、4手目同飛成でも同手数駒余らずでは?。飛生が正解とは思うけど・・・」
☆ほんとすみません。
たけとひでさん「駒取りは実戦の心得」
たくぼんさん「順番を考える問題ですね」
しろねこさん「難しい。同飛成らずが好手」
さわやか風太郎さん「重たい駒を捌いていくのは見ものですが、飛車の成らずが全てというのは寂しい」
☆趣向のエッセンス的な味も一応あるんですけどね。
ごぶりんさん「細かい手順の綾」
けんちゃんさん「『態度打診の打ち捨て』と言えば格好はいいが…」
カルルクさん「2度の駒取りが意表。また、最初の▲23桂を△同飛成りとするとあっさり詰んでしまうことも面白い。駒取りも、▲23桂も▲33角成りも2回づつ現れる不思議さに感動」
☆11手詰で、なのでちょっと楽しい感じもしますよね。
ssさん「初手の駒取りをなんとかしたい」
羅刹國さん「飛生だけが評価の対象か」
凡骨生さん「飛の位置と持歩で不成ものと解るが3手目角成として考えた」
☆先に桂を取ると、同銀、23桂に同飛成が詰まないですね。よく出来てはいるんですが…。
馬屋原剛さん「4手目は変同?」
風みどりさん「肝腎要の飛生のところで変同が生じるのはいただけない」
不透明人間さん「成・不成の非限定、攻方はよいとしても玉方の場合が変同では減点せざるを得ません」
☆ひーん、ごめんなさい。
☆前回のあぶり出しでも変同で順位を落としてしまった作者、次回は名誉挽回の傑作を期待しましょう。
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