プレ短コン⑲不透明人間さん作
▲25角成△同玉▲16角△同玉▲36飛成△17玉
▲27金△18玉▲38龍△19玉▲28龍まで11手。
正解者27名 無解1名 評点なし1名
評点2.77(5-1、4-2、3-14、2-8、1-1) 15位
冬「最後を飾るのは不透明人間さんの作品」
市「初手34金だと25玉で詰まない。その25玉をさせないために、角を大きく打ち換える、という仕掛け」
冬「2間以上離れて角を成捨てて、更に焦点に打ち捨てる。迫力満点です」
市「ただ、後片付けが本当にただの後片付けになっちゃったのは痛いところ」
冬「もう一手捨駒があればだいぶ違うだけに惜しいです。でも、上部に駒を置きたくない作者の考えもよくわかりますけど」
市「更に上段から始まるように逆算してみる、という手はあったかもね」
** 短 評 **
詰将棋1級さん「角の打ち替えはうまい。4手目同銀の9手でまとめたほうがいい感じ?」
☆上に1枚配置する必要がありますね。作者も迷ったかも。
隅の老人Aさん「初手1発で最後まで見えます」
隅の老人Bさん「詰むところが意外だって?、残念、変化読みで馴れてます」
☆最近の作品は変化が厚いですからねえ。
坂本栄治郎さん「初手のすごい切り込みに圧倒」
☆眼のさめる一手、というところでしょうか。
真Tさん「収束が残念」
増田智彬さん「意外性はあるけれど、残された駒を考えるとあまり納得がいかない手順」
中村雅哉さん「25角成~16角の切れ味は素晴らしい。それだけに、この収束で作る素材ではないと思う」
☆光る部分が11分の3(手)ではやはり厳しいですか。
波崎竹生さん「笑ってしまっては2をつけられない」
☆心眼っすね(笑)
馬屋原剛さん「はっとする16角」
ssさん「11手詰めなのに、序の3手で終わってしまっては褒められない」
カルルクさん「初形から想像できなかった場所まで玉を追い詰めるのが面白い。豪快な馬捨て・角捨ての後は竜と金で丁寧に追うのがリズムの変化として楽しかった」
☆なるほど、ちょっとした対比になってますね。
けんちゃんさん「どうみても変化順にしか見えない」
ごぶりんさん「16角が強烈。収束流れたのが残念」
さわやか風太郎さん「2手目3三玉の変化は面白い。しかし、2枚の角を捨てたあとは平凡なのが気になりました」
☆2手目33玉は22角でピッタリです。
しろねこさん「無駄な駒がなく配置がすっきりしています」
たくぼんさん「意外な詰上り場所ですね。16角が好手でした」
☆ちょっと余裕も感じられる評。ぎょぎょっと驚く、というほどではなかったかな?
たけとひでさん「ひとつ妙手が加われば満点」
でんでんさん「何じゃこりゃあ~!。初手~3手目の意表をつく手からいったい何処で詰むのか、意外や意外・・・」
☆この評が作者的には一番うれしいかも。
ほいさん「逃げるほうに打つ16角で勝負。でも角の上下打代え狙いが失敗しちゃったようにしか見えないかも。上の配置がちょっと寂しい」
☆上部配置の余り方は、これはこれで面白い感じもするんですけどね。まあでも、これは解いた感触によりけりでしょう。
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コメント
みなさんのお目を汚すような作品で申し訳ありませんでした。
5手目以降のダラダラ追いがかえって潔い!と言ってくれる奇特な詰キストが一人ぐらい現れるのでは?と考えましたが甘くないですね。
じつは投稿ミスで玉方駒の欠落があり冬眠蛙さんに修正していただいたのですが、原図よりも駒が1枚節約できており推敲不足をあらためて感じました。
あと、5二角の位置は6一のほうがよかったかもしれません。
投稿: 不透明人間 | 2009年12月24日 (木) 00時56分