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プレ短コン⑧長谷川大地さん作

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▲42角成△同金▲43飛△22玉▲12金△同金

▲42飛成△21玉▲32金△11玉▲31龍迄11手。

正解者27名 無解1名

評点2.63(4-3、3-12、2-11、1-1)16位

冬「長谷川さんも今回初参加。まだ中学生ということで今後期待大です。ブログ(←クリックで飛びます)によりますと短コンにも出品されたけど落選とのこと。残念」

市「あ、ちなみに本番の短コンは私が選んでいるワケではなくて、編集部が厳正に抽選しています。出来不出来は関係ないみたいですね。看寿賞作家でも落とされてるらしいですし」

冬「作品は初手がポイント。単純に43飛だと22玉として逃れるため、金を質駒にする準備工作が必要、という仕掛けですね」

市「43飛が力強い感触。次の12金も気が利いてる。収束がちょっと残念かな」

冬「いや、それより12金に31玉とする変化が同手数駒余らずで、評点落とした感じです」

市「あら、…そうだねえ。気づかなかったの?」

冬「いかにも簡単に詰みそうな形なのでウッカリしました。作者には申し訳ないことをしました」

** 短 評 **

凡骨生さん「金を質駒にする為の初手角成捨てが好手」

風みどりさん「あまりにも常識的な手の運び」

不透明人間さん「61との配置により初手が見えてしまいます」

☆43飛、22玉とするともう61とは働きようがない、なら初手は…という感じでしょうか。論理的かつ第六感的思考?

馬屋原剛さん「変同が残念」

中村雅哉さん「良く見ると6手目31玉で変同。それなら61と→51歩にして変同手順を作意にする手もあったかも(作意の収束も追い手順なので)」

☆少しいじってみました。盤面は広がっちゃいますが、これ↓で変同は消せそうな気配。まだ何か出来そうな気はしますが、とりあえず参考まで。

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増田智彬さん「初手をやりたかった?」

坂本栄治郎さん「4二角成がニクイ」

真Tさん「序の3手はいいですが…」

隅の老人Bさん「捨駒はあるが、すこし甘いな。最終手も限定できないしね」 

☆これでいいのかな?という収束だとどうしても印象が悪くなっちゃうんですよね。

隅の老人Aさん「変化で厚みを持たしたか?」

詰将棋1級さん「初手の角成はいい味」

☆おっ!と思わせる一手ですよね。

ほいさん「駒を取る前に一工夫。ちょっと易しいかな」

でんでんさん「はっ、とする初手だが、5手目31玉とすると42飛成以下同手数駒余らずで詰むのでは?。最終手も非限定なのがちょっと気になる」

☆私も実は最終手少し気になりました。これが持駒飛だと何とも思わないんですが、おかしなものです。

たけとひでさん「着地でよろけた感じ」

たくぼんさん「53角配置がいいですね。初手の味が増しているような気がします」

しろねこさん「難解ですがありきたりなので評価を付けさせていただきました」

☆えーと、ちなみに4点です。基本的に誰が何点をつけたかは載せないのですが、たまに評の意味が通らないケースがある場合は載せることもあります。

さわやか風太郎さん「金を呼んでの4三飛のインパクトが強烈ですが、それだけに収束に物足りなさを感じました」

ごぶりんさん「手筋の連発。42はどちらも生でいけるようですね」

☆確かに。まあこれは微小なキズ程度かな。

カルルクさん「42角成という豪快な捨て駒から入り、43飛、12金と相手の駒の利きに駒を打って、相手玉を合い駒きかずの詰みに打ち取るのはまさに詰将棋という感じ」

☆こういった力強さも詰将棋のひとつの味ですね。

ssさん「筋が見え透いているし、収束も冴えない」

利波偉さん「11手で収束の5手の遊びは、前半余程の手順じゃない限りキツイ感じ」

☆ほぼ半分ですからね。

羅刹國さん「収束が流れたのが惜しい」

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コメント

手順が並ばないよ

投稿: 利波 | 2009年12月 6日 (日) 17時09分

いや~、連日すみません。
結構修正に時間がかかって、すっかりアタマの中で52角成~53飛がインプットされちゃいました。

投稿: 冬眠蛙 | 2009年12月 6日 (日) 17時44分

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