プレ短コン⑦鈴川優希さん作
▲11角△同玉▲21金△同玉▲23飛△22銀
▲33桂△12玉▲13金△同銀▲21飛成まで11手。
正解者27名 無解1名 評点なし1名
評点3.19(5-4、4-8、3-6、2-5、1-3)12位
冬「新鋭の鈴川さんの無仕掛け図式です」
市「日記でも書いたけど、パラHPの作品は実に良かった。いろいろな分野にチャレンジしているのはいいね」
冬「桂の頭の丸さを利用するしかないですが、21に落とすのに角金を使うのがポイント。飛を使うと23飛に31玉と逃げられてしまいます」
市「シンプルだけど面白い。2手目の変化でもちょっと考えるしね」
冬「2手目23玉は33飛以下、13玉は15飛以下でどちらも同手数駒余り」
市「途中まで良く出来ている分、最後の合駒非限定が目立っちゃったかな。消そうとして消せるタイプではないけど、やはり残念な感じはする」
冬「評点も割れました」
** 短 評 **
けんちゃんさん「初手は当然だが、3手目までは流石にすぐには見えなかった。ただ、無仕掛けという条件を考慮に入れても、この合駒非限定は短編としては致命的」
ごぶりんさん「よく11角が成立したもの。形からつい3手目21飛としそうになってしまいました」
☆よく見なくても金で全く問題ないことはすぐ気付くんですけどね。人間の心理は面白いものです。
こんさん「6手目合駒非限定は×」
さわやか風太郎さん「無仕掛図、手順ともよく練れていますが、急所の合駒が非限定なのは辛い」
たくぼんさん「簡素に纏まったところは買います」
たけとひでさん「些細な事は気にしない」
☆お、懐が深い。
でんでんさん「無仕掛けは変化・紛れとも合駒読みが鬱陶しい。5手目の非限定を除けば清々しい手順」
ほいさん「早く手がかりを作りたいところに3手目が面白い」
☆我慢が肝要、ですね。
詰将棋1級さん「21金が上手い捨て駒」
隅の老人Aさん「変化は飛ばしました、すいません」
☆エェェェ。
隅の老人Bさん「何処まで続く無仕掛ぞ。角合OR銀合?、すこし残念」
坂本栄治郎さん「簡素図式にしてスッキリ」
真Tさん「合駒非限定は痛すぎます」
☆どちらかというと作家兼解答者の方が解答専門の方より厳しく見てる感じですね。面白いものです。
増田智彬さん「3手目は飛を打ちたくなるのに、金を捨てるのは意外でしたよ。清涼詰も良いですね」
中村雅哉さん「類型的だが、シンプルにまとまってはいる」
馬屋原剛さん「3手目飛打ちしかみえずに悩んだ」
不透明人間さん「3手目を発見するまで初手も定まらず、予想どおり難問でした。合駒非限定は気になりません」
☆初手21飛の誘惑はなかなか強力。
風みどりさん「初形はよいが,一瞬で詰む」
☆作者によると初形「一」とのことですが…まあこれはオマケでしょうね。
凡骨生さん「この形が、よく残っていたもの」
羅刹國さん「非限定は惜しまれるが、まあまあの出来」
利波偉さん「ウーン、解るけど合駒が角金銀のどれでも良いというのは、よくある筋だけにマイナス」
ssさん「この筋で合駒を限定できれば凄いんだけど」
☆収束変えようにも厳しいですしねえ。
カルルクさん「盤上に駒が3枚、しかも横一列に並んだだけというシンプルな配置で、かつ、無仕掛けであることは、それだけで驚き。決して一本道ではなく、変化手順が存在することも素晴らしい。最後は清涼詰めであることも解後感をより高めている」
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