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プレ短コン⑰ふかわさん作

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▲39馬△47桂打▲27歩△39桂成▲26銀△同金

▲同歩△16玉▲17飛△同玉▲27金まで11手。

正解者28名 評点なし1名

評点3.19(5-3、4-6、3-12、2-5、1-1) 13位

冬「ふかわさんはプレ短コン初登場。最近パラでもちょくちょくお見かけするお名前です」

市「どの作品も明確な狙いがあって、面白い作風だよね」

冬「本作は開き王手狙いの39馬に対して、桂打合で抵抗するのがメイン。以下も軽やかに捌きます」

市「紛れがほとんど無いから、ちょっと高い点は望めないかなあ。でもすごくシンプルに作られていて、好感が持てる出来だと思う」

冬「最後も飛捨てで締めてますしね」

市「この路線で今後の成長を期待したいね」

冬「そういえば図面作成ソフトは無事に届きましたでしょうか?近いうちにバージョンアップ版を掲示する予定なので、そのときはファイルを入れ換えてくださいね」

** 短 評 **

ほいさん「飛車を捨てて綺麗な収束。初手の形は有名な先輩がいて評価に響きそう?」

☆"有名な先輩"は後で紹介します。

詰将棋1級さん「面白い狙いをシンプルに表現して美しいが、どこかでみたような気も。。。歩が1枚少なければ7色でしたか」

隅の老人Aさん「どこかで見たような?簡素に纏める」

隅の老人Bさん「千里の道も一歩から。爺は次の一歩で、『どっこいしょ』」

☆28歩が二歩進みますが、Bさんならひとっ飛びだったのでは?(笑)

坂本栄治郎さん「歩のつきだし焦点の桂面白い」

真Tさん「形だけで手順が見えました」

☆初形に手順があぶり出されてますね。全部こんな感じだと解図も苦労しないんですが。

増田智彬さん「小林敏樹さんの7手詰を知っているとどうしてもねぇ」

風みどりさん「小林さんの作品とかぶりすぎ」

☆その小林さんの作品とはこちら。

Koba  

 

 

 

 

 

 

 

☆うーむ、すごい。作者にはぜひ参考にしてほしいです。ただ、小林さんと同じ狙いを作図した、というのは、それだけでもある意味自慢できます。

馬屋原剛さん「予定調和な感じ」

中村雅哉さん「素直な手順」

☆もう直球ど真ん中です。

不透明人間さん「初手はほぼ絶対。明き王手・合駒問題もこれくらいの難度なら悪くありません」

凡骨生さん「一瞬七色図式かと思ったが違った」

羅刹國さん「もう少しで虹色だ!」

☆七色図式に触れた評も散見。持駒ナシなので目立つのかなあ。なんとかしたいですけど、冬眠蛙の作図力では無理でした。

利波偉さん「最初解いた時は、ばかに巧く見えたが、今冷静に見ると他に手が無いですねえ」

☆駄目ですよ、冷静になっちゃあ(笑)。

躑躅さん「この配置なら初手の開く位置に紛れが欲しい」

ssさん「綺麗に出来ていて個人的には好みですが、新作として認めるのは厳しいか」

☆小林氏作が決定版すぎますかね。でもこんな意見↓もあります。

けんちゃんさん「これは既成の筋だが、原理を抽出してここまでシンプルに仕上げたのはお手柄」

ごぶりんさん「小林敏樹さんの桂の大移動を思い出す構図。最後さっぱりする仕上げがいいです」

カルルクさん「3度の開き王手が面白い。馬も飛車も取らせて小駒のみで詰み上がるのがうまいまとまりだと思う」

☆シンプルな初形と手順のバランスは素晴らしいと思います。

さわやか風太郎さん「パズル性満点ですね」

しろねこさん「何とも言えない美しさだと思われます」

たくぼんさん「紛れが少なくすぐ解けるけど高感度は良いです」

☆ん?高感度…。誤字かな。

でんでんさん「歩の突き出しなど何処かで見たような筋だが、桂の跳躍が気持ちよい」

たけとひでさん「大駒が消えてうれしい」

☆目的達成!って感じですね。

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コメント

小林氏作よりも、詰パラ2007年11月号の高橋健志氏作のほうによく似ています。
http://taket.at.webry.info/200802/article_5.html

投稿: 不透明人間 | 2010年1月 9日 (土) 00時19分

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