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プレ短コン③さわやか風太郎さん作

09_3  

 

 

 

 

「不動明王」

 

 

 

 

▲35桂△同龍▲33金△同龍▲45角△同飛

▲15桂△同銀▲14金まで9手。

正解者28名

評点3.29(5-2、4-8、3-14、2-4) 8位

冬「守備駒を動かして壁にしたり無効化する打ち捨てモノですね。5手目先に15桂だと同銀、45角に34龍と移動合されて逃れます」

市「35桂から33金の論理性がいいね」

冬「出題時に作者名と作品名を取り違えて出題してしまいました。作者には申し訳ありませんでした」

市「ただ、最終手が同銀でなくて13玉とだと不動じゃない、というヒネクレた?コメントもいくつか。もしかしたら名前無い方が点数上がったかもしれませんね」

冬「作者によりますと、『不動明王命名の由来ですが、右手の剣を怒りのあまり一度二度と振り降ろす様に見立てています。その剣には時として竜が巻きついていると云われています』とのことなので、玉の不動とは関係ないみたいです。でも作意は不動なので、確かにそう見られても仕方ないかなあ」

市「あと良く見たら22歩は銀でもOKですね。構図が重くなるけど、私だったら焦点捨てが好きなので銀にしたかも」

** 短 評 **

SSさん「最後まで3筋で守備駒を翻弄するのかと思いきや、1筋に転戦するのがちょっと意外」

☆転戦って表現がピッタリな感じですね。

カルルクさん「『不動明王』の作名が示すとおり、正解手順では玉が最後まで一歩も動かないまま詰め上がりに至り、面白い。竜を33に持ってくるまでに工夫が必要であったり、45角の捨て駒があったりと随所に詰将棋らしさも見られ、解いて満足」

けんちゃんさん「5手目と7手目を手順前後しそうになる」

ごぶりんさん「手順前後がききそうできかないんですね、奥が深い。8手目13玉は看板に偽りあり」

しろねこさん「33の地点をふさいだことが詰みに結びついています。実戦向け」

たくぼんさん「最後13玉と逃げるヒネクレ者がいそうだな」

☆いませんでした。みなさん素直な良い子です(笑)。

たけとひでさん「手筋物は詰将棋の原点」

でんでんさん「初手~3手目の感触がすばらしい。手順前後を許さぬよく練られた図」

ふかわさん「うっかり手順前後しそうでした」

ほいさん「33金と捨てる前に龍を吊り上げるのがいい演出!」

詰将棋1級さん「当然ながら手順前後を許さないところがいいですね。53角は苦心の配置だが、6手目の角合と余詰を消すぴったりな配置か」

☆53角がないと初手34金、同飛、35桂が成立。作意では働かないので惜しい気もしますが、15桂を入れるこの手順構成だと、この配置しかないかな、と思います。

隅の老人Aさん「不動明王か、弁慶の立往生か?」

隅の老人Bさん「連続の捨駒、上手に出来てる。「不動明王」、大袈裟な命名ですね」 

坂本栄治郎さん「龍の翻弄、良く使われるパターン」

真Tさん「8手目13玉だと…」

☆誤解です。(ウソ)

増田智彬さん「解き手には嬉しいけれど、別につけなくても良い気がする命名だと感じました」

☆短編の命名は余程気のきいたモノでないと厳しい気がします。

中村雅哉さん「手順前後のアヤが面白い」

波崎竹生さん「手慣れた創り。題名は無い方が良いと思う。(笑)」

馬屋原剛さん「先に15桂を打ちたくなる」

不透明人間さん「うまい手順ですが、新味を出すか形で魅せるなどプラスαがほしい」

風みどりさん「手順前後の綾はあるが,いかんせん既視感が強すぎる」

☆15桂を入れた分ちょっと面白い気もしますけどね。

凡骨生さん「二段階で龍を33へ引っ張る」

羅刹國さん「手順前後が成立しないのは評価に値する。題名、なんというヒント」

利波偉さん「8手目13玉なら不動では無い、という突っ込みを思わずしたくなるので、タイトルは付けない方が良かったような、、、。既視感のある手順ですが、まあ良いかと思う手順でもある」

☆どっちですかっっ!(笑)

躑躅さん「6手目の変同が気になります」

☆34合ですね。これは仕方ないかな、というところです。

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