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5月の新作 解答掲示

New09may  

 

 

 

 

 

 

詰手順はこちらでご確認ください。

たくぼんさん『特別出題小川作の12銀成と同様、32銀成の伏線はすばらしい1手。作意では3手目ですが、私は50手台で指しました(笑)金捨てで始まる左右の2種類の馬鋸にはびっくり。予想以上の出来栄えではないでしょうか(失礼・・・出題時のコメントが控えめだったので)』

☆馬鋸としては相当古いタイプですし、自信なかったです。思ったより好評でほっとしました。

隅の老人Aさん『「難しく無い」は無い、どっちだろ?難しかったけれど解後感はすこぶる良くて、無双などを思い出させる。古典の香りを感じた傑作、解くべし解くべし』

☆宣伝をかねていただいたコメント。明らかに褒めすぎですが、本当にうれしかったです。

風みどりさん『確かに蛙さんの作品としては易しいと思います。それにしても「お約束」とか「古典の香り」って何だろうと解いてみたら…あぁ成程!いやしかしよく入るものです。収束があっさりですが,そのお陰で解けたということもあるわけで文句を言っては罰が当たりますな』

☆「お約束」はちょっとしたヒントのつもりでした。納得してもらえて嬉しいですね。実はこの作品、序奏はかなり自由度があり、4通りくらいこの歩を釣り上げる伏線を考えました。採用したのはその中で、もっとも手数が短かく、かつ「いかにも伏線」的な香りがするもの。個人的な好みです。

Jupiterさん『50手目くらいまで追って、あわてて3手目に戻しました。31手目に歩を打ってしまったので、後で1歩不足に悩んだりして。4手目と42手目の変化は読んでませんが、まぁ、たぶん、こっちが作意だろうと。。。(^^)収束、合駒を取って上辺に追ってしまったので、難しかったです』

☆これで実は4手目同玉が作意とかだったら友達何人無くすことやら(笑)。ちなみに収束は私と同じ発想です。普通そっちで纏めるとこですよね。この龍が消せたのでこっちでいいや、と。(←安直)

馬屋原剛さん『長編ということで楽しく解かせていただきました。序の伏線は無双30番を彷彿させますね。歩に気を取られ過ぎて、桂を取らずに戻ってきて、収束悩んだのは内緒です。(笑)右の馬鋸はよく見るパターンですが、左の方は何度も銀が中に浮くので新鮮な感じがしました。長編の次回作も期待しています』

☆左の馬鋸は強引に付けた感じが強いですかね。次回作…う~ん、いつになることやら。

凡骨生さん『馬鋸だが44まで引いてくる馬鋸と21桂を取りに行き引き返す馬鋸の対比ができ、又31歩を32歩にしておく伏線的銀捨ても面白い』

☆片道と往復だと組み合わせが変かな、と思っていたのですが対比として捉えてもらえると嬉しいですね。

坂本栄治郎さん『1)先生のヒントで馬鋸は、解っていましたが、まさか前半と後半2度に渡ってやって来るとは思いませんでした。2)最初龍で2一の桂を取る筋でダメだったので1四龍から追っかけ結局その2一桂が最後のトドメを刺すとは思いも依りませんでした』

☆なるほど、そっちの紛れを読むと、馬鋸で取るのが洒落た演出に見えますね。まったくの偶然なんですけど(笑)。

☆あ、先生なんてエライ肩書きは付いてません。しがないサラリーマンです(笑)。冗談はさておき、私からしてみれば解いていただくみなさんの方が余程ありがたいです。

詰将棋1級さん『馬鋸の作品は鑑賞したことがあるだけでほとんど解いたことはなかったのですが蛙さんのあまり難しくないという言葉(これはあまり信用してないのですが)と隅の老人Aさんの傑作というコメントなどにより解いてみました。

感想は本当に解いてよかったと思ってます。よくこの2回の馬鋸が成立するなと、創作もする自分としては驚きです。この作にどれぐらいの時間をかけたのか知りたいです』

☆解いてよかった、という言葉が嬉しいです。ちなみに私も馬鋸の解図は苦手です(笑)。

☆創作期間は左右鋸の部分で1日、収束探しで1日、序奏の伏線を付けるのに1日の3日です。前にも書いたんですけど、短期集中でしか作品作れないんです。いったん駄目だと数年はほったらかしです。あまり長編向きの作風ではないですね。

しろねこさん『竜と馬で追い詰めるのですが全くわかりませんでした』

☆馬鋸は見て楽しければ、まあいいかな、と(笑)。

タラパパさん『巧妙な伏線(変化に難渋)、2種類の馬ノコ、ノコに入る直前の手を金捨で統一した点なんか、手慣れたものです。盛りだくさんで、楽しむための詰将棋、好局でした。欲を言えば、左辺の駒がもう少し整理できないのかな?と。それ以外は申し分なし』

☆たぶん変化読んだのタラパパさんだけです(笑)。『楽しむための詰将棋』という評は個人的にツボです。ありがとうございます。左辺…結構頑張ったんですけど、詰上がりにもうちょっと清潔感が欲しい気はします。確かに。

隅の老人Bさん『馬鋸発見、これは簡単?と左辺へ。詰まない、奇妙だなぁ、どうして、です。そう言えば、誰か「無双」の話をしていた。馬鋸がもう1回出来るかも。試行錯誤、振り出しから、32銀成の伏線発見。歩と桂が取れたら、あっけない詰みでした。謎解きに伏線トリック、発見できて嬉しいな』

☆ライトミステリ、って感じでしたか。本格的なのもたまに作りたいんですけどねえ。素材が枯れてきてます(笑)。

 

古すぎて見るとこがない、とか言われそう…と思ったのですが、本当に嬉しくなるような評ばかりで感激しました。易しい長編の需要は結構高いのかもしれませんね。

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