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2009年2月

1月の新作 短評掲示

New09jan  

 

 

 

 

 

 

解答はこちらでご確認ください。

DISABLEDさん『なんかすらすらいけましたよ~とろろ掛けごはん?それとも生卵かしら?桂合がピッタリですね~15歩が邪魔駒なのはのちのち気付きましたけど。収束、良いですね。歩に感謝です。』

☆芋づる式なのでとろろ掛けごはんの方ですかね(笑)。

坂本栄治郎さん『非常に銀と角が,活躍した詰将棋。また下準備(歩の打ち場所と1五歩消滅等)の必要とした非常に面白い作品でした。大変有難う御座いました。』

☆知恵の輪としては手頃でしたでしょうか。

凡骨生さん『駒繰りが上手いですねエ!』

☆またまた。

詰将棋2級さん『中編ですが確かに難しくはなかったです。玉方の応手が分かり易いのは考えやすいですね。

途中何度も打ち歩詰めの形になって苦しんで暗算では解けなくて、読み進めていた22手目から盤に並べてみると、腰掛けている金ちゃんが目に留まりました。まさか、この金が取り残されて終わるのは考えられないと思って収束形を想定したらすべて謎は解けました。

形は重いですが手順は軽いのでこういう作は好きです。またよろしくお願いします』

☆収束用の金配置が親切設計でしたか(笑)。

ごぶりんさん『打歩打開、ですね。打開の知恵の輪が軽快ですが、序の入り方がまた乙でした。』

☆いかにも逆算、という序なんですけどね。いかにも作意に入った、という感じの手順なのでまあいいかな、と。

しろねこさん『本格的で難しい。中編といえども難敵。いろいろ試す必要あり。』

☆パラに比べると、まだだいぶ軽い方だとは思うんですけどね。

嵐田保夫さん『打歩詰を打開する手順がなかなか見えず、堂々巡りしながらも何と か解決。』

☆見えやすいかと思ったのですが、そうでもなかったでしょうか。飛捨てかな。

中村雅哉さん『巧みな駒繰りで打歩詰を回避する。特に17銀の妙手で15歩を消去するのは見事です。それだけに、駒を取る導入部分が惜しまれます。』

☆駒取りでなかったら最高なんですけどねえ…。

たくぼんさん『面白かったです。角をついつい離して打って余計な時間を費やしてしまいました。桂捨合の導入が素晴らしいですね』

☆よく考えると可成地点に打っても成れそうにないんですけどね。どちらかと近づけて打つメリットがなさそうに見えちゃうとこがミソですかね。

谷口翔太さん『あれッ簡単、おかしいなぁと思ったら、36桂合、成る程。巧妙な駒繰り、手数は長いが変化が少なくて助かった。楽しく詰んだぞ、蛙さんからお年玉ですね』

☆お正月はやはり楽しい手順の方がいいでしょうね。まあここのは15日出題なので、もうだいぶ通常モードなんですけど(笑)。

隅の老人Aさん『ありきたりの構想を理詰めで昇華させる。創作過程に共通感を得て嬉しくなった。』

☆"昇華"までは行ってないなあ、という感じですね。まだまだAさんの域には程遠いです。精進します。

 

30手台でしたがたくさんの解答、本当にいつもありがとうございます。
あ、そういえば書くのを忘れていたのですが、69とは69角と打つ筋を防ぐ配置なので、別に59でも良いはずです。12香を置いた分縦長に見えるので横にも広げてみた、という程度。意味ないところで結構考えてます(笑)。

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冬眠蛙好みの超短編 西沢重男氏作

西沢重男氏作 パラ82・5

▲47龍△同と▲55角△同玉▲56角成 迄5手。

強力な攻め駒が玉の周りを取り巻いて、どうやっても詰みそうな初形。ところがよく見ると45歩が浮いており、なかなか捕まらないようです。

…とわかったとしても47龍はなかなか指せない手ではないでしょうか。37地点をわざわざ開けるようですし。そして更に同とに対して、同角成でも同龍でもなく55角!というのが力強い妙手。これが45玉に対して56角成を用意するために香筋に捨てるのが限定ときたもんだ。初形が簡素なので、より鮮烈な印象が残りました。

ワタシは存じ上げないのですが、柳原さんのコメントを見るとすごい経歴のようですね。解答者心理をつく作品を、また見てみたいものです。

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冬眠蛙好みの超短編 まいなすぜろ氏作

まいなすぜろ氏作 パラ81.9

▲65銀△63玉▲85角△同龍▲64銀△74玉▲73銀成迄7手。

この作品はなんといっても詰上がりの両王手。銀のすりこむような動きは、もし自力で解いたらよりシャープに感じていたのではないか、と思います。

その前の手は詰上がりに向けての伏線手ですが、これが無駄な配置なしで限定できたのも大きいと思います。初手はなんてことないようですが、収束が見えない分、色々な紛れを生み出しており、作品に良い厚みが出ています。詰上がりで魅せるための心配りが行き届いているなあ、と感心しました。

作者は当然ペンネーム(SF小説の本から取られたらしい)ですが、どなたなのかはワタシは存じ上げません。あしからず。

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