プレ短コン⑥凡骨生さん作 解答
▲53角成△同玉▲43飛△54玉▲46桂△同歩
▲53飛成△同玉▲52角成△同玉▲62飛成迄11手。
評点3.27(5-3,4-3,3-5,2-3,1-1) 7位
☆凡骨生さんの「C」の字です。なかなか変わった場所での詰上がりとなっています。
☆手順の理論性は今回の中でも随一。
・53角成、同玉、52角成、同玉、62飛成としたいが52角成に44玉で逃れ。
→したがって46桂を準備工作で入れておきたいがすぐ46桂は44玉で逃れ。
→したがって一旦53角成~43飛と打ち換えが必要。
というワケ。文句なしに冬眠蛙好みな構成です。ただ、残念なのは理屈を成立させるために守備駒が強力なものにする必要があったことでしょうか。全体的に不動駒が目立つ構成かもしれません。
○○ 短 評 ○○
今井亜美さん『構想を見せ、捨て駒連発で魅せ、贅沢な内容。』
☆亜美さん好み?
北北東さん『最終2手目が非限定で、あぶり出しでは致命的。どちらでも形になると面白いかも。』
馬屋原剛さん『 あぶり出しなので10手目は限定してほしい。』
☆作者自身も『大駒の成り捨ては良いが終手が希望応手なので「C」調です。』と。冬眠蛙は大雑把なのであまり気にならないんですけどね。
葉井来人さん『初手はこれしかないが、打った飛車も捨てて収束は鋭い。でも左辺が重い。』
☆なんとか一枚でも減らせれば…。ちょっと無理かなあ。
隅の老人Aさん『昔を思い出す古い形の曲詰。カープファンには悪いけど。』
☆凡骨生さんはドラゴンズファンなので中日のCかな?
☆で、その生粋のカープファンは。
たくぼんさん『大駒3枚も捨てて詰上り「C」ですのも高評価間違いなしです!しかし作者を私と思う人が大半でしょうねえ。やられたなあ~』
☆今回は作者予想は表立ってはやりませんでしたけど、多分意識された方、多かったのではないでしょうか。
谷口翔太さん『評価はBだよ。46桂打はチョットした伏線。』
☆伏線手、嬉しくなっちゃいますよね。
けんちゃんさん『収束の絶対性がないことと、7筋の不動の金銀が気になる。』
利波偉さん『52角成の決め手を出すためには、46桂で飛車筋を通すことが必要で、その46桂を同歩と取らせるためには,43飛を据える必要があるという理論的な作品で、易しいけど好きです。』
☆良いところが先に目に付くか、弱点が先に目に付くか。人それぞれですよね。解図にかかった時間と関係する、てワケでもないと思いますし。
DISABLEDさん『捨駒が多いのは良いが、配置が重いか。難しいところ。』
☆評価を付けるのが、でしょうか。確かに悩むかも。解答者ならではの嬉しい悩みですよね。
しろねこさん『この詰め上がりも何でしょうか。「○」と読むのでしょうか。上手でコメントのしようがありません。』
☆では上手かつお約束的コメントを↓。
安武利太さん『詰上りC、評価はA。』
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