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プレ短コン⑨冬眠蛙作 解答

 

▲14歩△12玉▲57玉△45桂▲同馬△同角

▲13歩成△同玉▲25桂△12玉▲26銀迄11手。

評点2.97(5-1,4-3,3-7,2-1,1-2) 12位

☆さあこの詰上がりは?作意は「」です。え、駒1個で○にはならないだろって?いや、そりゃそうなんですけど。でもですね。その駒1個をあえて玉にしたんですね。「玉」=「たま」=「○」…駄目ですか、そうですか。

☆せめて「ハ」の部分は左右対称にしたかったですねえ。この筋だと変化の関係で44に駒が置けないのが痛かったです。攻方王配置の安直さはいかにも冬眠蛙らしいとは思います。…というわけで、ひとりよがりに対する罵倒の嵐を。(笑)

隅の老人Aさん『洒落た手順なれど課題は何処か?難解。』

☆Aさんを悩ませたんですから、かなりの難解作ですね(笑)。

谷口翔太さん『意欲的な手順だが、これで曲詰、何?』

☆納得していただけ…ないですよね。やっぱり。

けんちゃんさん『詰上がりが意味不明。』

☆あ、ありがたきしあわせっっ。

たくぼんさん『詰上り字??「バ」? 手順は上手いがどう評価すべきか???』

☆惜しい!あと一歩!…って違うか…

利波偉さん『これは曲詰と言われないと、字に見えない。曲詰だと解っていても、何という字なのか理解する時間の方が、作品を解く時間よりかかりました。「パ」でいいんですよね?作為は面白いと思うのですが、字だと解り難いのはマイナス。』

☆見事正解!もう、マイナスでも嬉しいです(笑)

DISABLEDさん『玉位置非限定は痛いが、しかし「パ」なんぞ初めてみた。』

☆あり?一応3手目は限定しているつもりなんですが…。

安武利太さん『これは凡骨生さん? ちょっと苦しい「パ」の字。』

☆なかなか鋭い。多分安武さんは今年6月号の同人室の氏の作品から作者予想されたものと思います(「ポ」の字でやはり○の駒は1枚)。実はワタシもその結果稿を見てて、それでコレを作った次第です。

☆…というわけでその凡骨生さんは、というと、

凡骨生『まさか逆王手が入るとは!』

☆良かった、これで「詰上がりわからん」とか「曲詰というのではないだろうな」とか書かれたらどうしようかと…。(笑)

しろねこさん『これは何でしょうか。曲詰の文字がわかりません。実戦向けだと思う。』

☆確かに双玉だし実戦向けかな?

今井亜美さん『おねだりした桂を打ち換えに使うというストーリーはわかりやすくて素晴らしい。でも変なところでわかりにくいからなあ。「パ」でいいの?』

☆そうか、「ストーリーのわかりやすさと詰上がりのわかりにくさの対比が狙い」とか書けばカッコ良かったか。失敗した。(笑)

波崎黒生さん『盤に並べ直しても何の形か判らない……』

☆あ、もう波崎先輩に盤に並べていただいただけで光栄です。(笑)

北北東さん『手順が良いです。普通作のコンクールに投稿したほうが、もっとこの作品が高く評価されるような気がします。』

馬屋原剛さん『玉の移動場所がきっちり限定されていて、手順もおもしろい。』

☆思ったより手順はウケが良かったです。あーあ、フツウので作ればよかった。

葉井来人さん『21世紀にふさわしい前衛炙り出し。詰上がりは作者の心象風景を映す。解釈なんて要りません。見えたままを感じとれればよいのです。』

☆し…心象風景!?

☆…というわけで、見事に詰上がりの作意解ゼロ。出直します。。。

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コメント

ごめん、限定でしたね。
しかし蛙さんかい!(w

投稿: 小野寺 | 2008年12月 9日 (火) 10時26分

流石は冬眠蛙さん、いかにも同人室の作品からの連想です。しかしこれが冬眠蛙さんの作とは全くの予想外でした。
ところで半濁点を駒一枚で表わしたのは、詰パラ昭和51年11月号(通巻250号)秋元竜司氏の「パ」の字が初めてでしょうか。これは「パラ250」という組曲のうちの一局だったので、解答者もすんなり「パ」と読んでくれたようです。

投稿: 安武利太 | 2008年12月 9日 (火) 23時42分

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