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11月の新作 短評掲示

New08nov  

 

 

 

 

 

 

解答手順はこちらでご確認ください。

中村雅哉さん『確かに短編クラスの難易度でした。導入部が36角~23桂成~33歩成しかないので考えやすく、2手目の合い駒もそう苦しまずに決定。9手目も14飛しかないので、同銀、16桂と打てば収束が見えています。易しいですが、鮮やかな追い込みで解けて気持ち良い作品ですね。いつもこの位の(あるいはもっと易しい)作品を希望します(笑)。 』

☆ほんとは2手目の合駒の変化はちょっと長いんですけどね。ま、でも冬眠蛙でも直感で銀だな(笑)。

ごぶりんさん『今月の新作は、先月よりは早く解けましたが…先月とさほど難易度じたいは変わらなかったような…気がします。前半が変化・紛れともゴツゴツしていて、手は広くなかったですが解きづらかったです。ただ確かに後半スピードアップする手筋もので、解いていて爽快でした。収束からの逆算ものでしょうか。両王手が出てきそうだと思っていたら出てきたので満足です。』

☆言われてみるとちょっと前半と後半で手触りが違うようにも感じますね。合駒にこだわりすぎたかな?

凡骨生さん『易しいに騙されそう42龍など直ぐに気がつきませんでした。収束が鮮やかです。』

☆42龍?32龍のことかしらん。騙すなんて、そんな、考えたこともないですよ。はははは(棒読み)。

嵐田保夫さん『玉が広いようで3六角と打ってみると意外と狭く、入玉を試みても 6八桂の筋があり不可(6六馬の配置が憎い)。圧巻は両王手の筋 を見た1二銀成~4五角の好手順から大駒の連続捨て駒による桂香 とと金の3枚で詰ます見事な収束。難易度はそれほどでもないが、いつもながら良く出来た素晴らしい 作品で思わず冬眠蛙さんの顔を拝見したくなる。』

☆見せれるような顔は持ち合わせておりませんで…。とか言いつつ前に一回写真載せてます。記事へのリンクとかは絶対貼りません(笑)。ちなみに最初は24桂までの素材でした。逆算に行き詰まって収束を変えた次第です。この辺の諦めの良さはやっぱトシ取った証拠ですかね…。

しろねこさん『確かに難易度はやさしいが手数が長い。高等テクニックはなく、実戦的な手で王手が多い。』

☆王手が多いって(笑)。やさしめの作品だとどうしても手数伸ばしたくなるんですよねえ。悪い癖です。

谷口翔太さん『蛙さんは嘘吐き。易しい、何処が?何となく指したのは初手だけ、次の応手で悩んだよ。大駒を捨てて、桂跳びを発見、嬉しかったね。やっぱり、苦労はするものだ。幕切れ鮮やか、気分良し。これで、今年の解図は終わり。』

☆あ、真面目に合駒読んでいただきました?さすがです。来年もよろしくお願いいたしま~す。

☆さて、すごく長いコメントも。

たくぼんさん『初形より
「作者は難しくないと言ってるけど。うわ~難しそう~」
「初手は角を打つ一手だけどまあ作者が作者だけに、47角、36中合かな」
・・・しばし考える・・・
「いやいや36角か。勘も鈍ってるな」
「合駒は銀と・・・桂成って取って・・・24に行かれたら詰みにくそうだな」
「35桂は24玉の時、22飛成、35玉、25龍、46玉、47飛、56玉、68桂でピッタリじゃん!」 「いや馬が22に利いてたわ・・・年か」
「じゃあいかにも成って下さい配置の34歩が成ると・・・」
「馬で取るのは13飛から馬取って詰むな・・・ふふふこれは筋に入ったっぽいな」
「同玉、32龍、24玉、14飛、同銀、16桂、13玉、25桂、同銀~~12銀成からの両王手っと・・・」
「筋に入ったら楽勝だな・・・ん??」
「分かった!!作者の事だから、16桂を打たさない為に4手目に16歩の中合だな~いや~さすがだ。」
・・・4手目に戻ってしばし考える・・・
「あれ?24飛から簡単に詰むじゃん。がくっ」
「そりゃ龍も角も詰上りに残るわけないよなぁ~」
「なるほど!25桂の前に銀を捨てると、同玉の一手に45角と活用できると合駒したら簡単なので13玉」
「で12角成と・・・いやいやこれは意味がない(年か)で25桂」
「同銀、12角成、同玉・・・いやいや14玉があるのか(年だ)」
「分かった!角成って龍捨てて両王手~~~やった~」
「先手の大駒全部消すなんて流石だなあ」
「面白かったわ」』

☆解図過程全部書いていただきました。よく見るととんでもない手読んでますね~。やはりフェアリストは違う(笑)。これだけ期待を裏切りつつ、最後『面白かった』とはなんて心の広い。ありがとうございます。

DISABLEDさん『しかしきれいに決まるもんだねえ。5手目に気付いてからはすんなりいけました。短大に出しても恥の無いレベル、うらやましい。』

☆短大に出すには迫力不足でしょうか、ヒシイさん(笑)。

隅の老人Aさん『初手から最後まで、ストーリーの組み立て方が巧みで、14飛から始まる1筋の攻防と桂の使い方は、流石A級作家。(23角成で12角成の落とし穴に落ちた慌て者あり)』

☆どうでも良いのですが、昔はA級作家って「年に1作しか作品出さないヒト」っていうイメージが強かったですねえ(笑)。自分もマネしてる、というわけではないんですけど…。

けんちゃんさん『まず、33歩成に同馬がちゃんと詰むということに気付いて、筋に入った感触を得る。でもその後が続かない。作者は軽快作だと書いていたのにヘンだなあと思って図面を良く見たら、17香を16に配置していた(笑)。馬鹿だねえ。それからはすらすら進んだが、23角成のところ12角成、同玉、24桂までかと早合点。危うくコケるとこだった。それにしても、気持ちのいい収束ですねえ。短大に出しても2.7くらい取れるのではないでしょうか?』

☆またまた、もし出したらC付けるクセに(笑)。とか言いつつ、『気持ちのいい収束』というおだてに素直に嬉しくなったりしてます。

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