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2008年12月

冬眠蛙好みの超短編 小泉潔氏作

小泉潔氏作 パラ81.7

▲56金△同と▲55角△同と▲49香△同馬▲36金迄7手。

初手47香と打ちたくなりますが55玉と逃げられると54と65の逃走経路をいっぺんに防ぐことができそうにない形。はて…というところですが、56金~55角とするのが絶妙の手順です。変化は難しくないのですが、この形で初手金を手ばなすのはなかなか出来ないのではないでしょうか。

更に5手目49香がまた味わい深い捨駒。単純ながら48では47では詰まず、あえて馬の効きでないと駄目、というのがなんともいえない妙味をかもし出します。この駒数でよくここまでムシのいい手順に出来るな~ととにかく感心するのみです。同氏のこの年の看寿賞作品の別アレンジといった感じの作品なのですが、単品で見ると十分にこれも受賞級と思います。

(参考 小泉潔氏作 パラ81.5 看寿賞)

Koizumi2  

 

 

 

 

 

 

最近は少し活動をお休みしているのでしょうか?ストックいっぱい持ってそうですけど、出し惜しみしないようにして欲しいですね(笑)。

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11月の新作 短評掲示

New08nov  

 

 

 

 

 

 

解答手順はこちらでご確認ください。

中村雅哉さん『確かに短編クラスの難易度でした。導入部が36角~23桂成~33歩成しかないので考えやすく、2手目の合い駒もそう苦しまずに決定。9手目も14飛しかないので、同銀、16桂と打てば収束が見えています。易しいですが、鮮やかな追い込みで解けて気持ち良い作品ですね。いつもこの位の(あるいはもっと易しい)作品を希望します(笑)。 』

☆ほんとは2手目の合駒の変化はちょっと長いんですけどね。ま、でも冬眠蛙でも直感で銀だな(笑)。

ごぶりんさん『今月の新作は、先月よりは早く解けましたが…先月とさほど難易度じたいは変わらなかったような…気がします。前半が変化・紛れともゴツゴツしていて、手は広くなかったですが解きづらかったです。ただ確かに後半スピードアップする手筋もので、解いていて爽快でした。収束からの逆算ものでしょうか。両王手が出てきそうだと思っていたら出てきたので満足です。』

☆言われてみるとちょっと前半と後半で手触りが違うようにも感じますね。合駒にこだわりすぎたかな?

凡骨生さん『易しいに騙されそう42龍など直ぐに気がつきませんでした。収束が鮮やかです。』

☆42龍?32龍のことかしらん。騙すなんて、そんな、考えたこともないですよ。はははは(棒読み)。

嵐田保夫さん『玉が広いようで3六角と打ってみると意外と狭く、入玉を試みても 6八桂の筋があり不可(6六馬の配置が憎い)。圧巻は両王手の筋 を見た1二銀成~4五角の好手順から大駒の連続捨て駒による桂香 とと金の3枚で詰ます見事な収束。難易度はそれほどでもないが、いつもながら良く出来た素晴らしい 作品で思わず冬眠蛙さんの顔を拝見したくなる。』

☆見せれるような顔は持ち合わせておりませんで…。とか言いつつ前に一回写真載せてます。記事へのリンクとかは絶対貼りません(笑)。ちなみに最初は24桂までの素材でした。逆算に行き詰まって収束を変えた次第です。この辺の諦めの良さはやっぱトシ取った証拠ですかね…。

しろねこさん『確かに難易度はやさしいが手数が長い。高等テクニックはなく、実戦的な手で王手が多い。』

☆王手が多いって(笑)。やさしめの作品だとどうしても手数伸ばしたくなるんですよねえ。悪い癖です。

谷口翔太さん『蛙さんは嘘吐き。易しい、何処が?何となく指したのは初手だけ、次の応手で悩んだよ。大駒を捨てて、桂跳びを発見、嬉しかったね。やっぱり、苦労はするものだ。幕切れ鮮やか、気分良し。これで、今年の解図は終わり。』

☆あ、真面目に合駒読んでいただきました?さすがです。来年もよろしくお願いいたしま~す。

☆さて、すごく長いコメントも。

たくぼんさん『初形より
「作者は難しくないと言ってるけど。うわ~難しそう~」
「初手は角を打つ一手だけどまあ作者が作者だけに、47角、36中合かな」
・・・しばし考える・・・
「いやいや36角か。勘も鈍ってるな」
「合駒は銀と・・・桂成って取って・・・24に行かれたら詰みにくそうだな」
「35桂は24玉の時、22飛成、35玉、25龍、46玉、47飛、56玉、68桂でピッタリじゃん!」 「いや馬が22に利いてたわ・・・年か」
「じゃあいかにも成って下さい配置の34歩が成ると・・・」
「馬で取るのは13飛から馬取って詰むな・・・ふふふこれは筋に入ったっぽいな」
「同玉、32龍、24玉、14飛、同銀、16桂、13玉、25桂、同銀~~12銀成からの両王手っと・・・」
「筋に入ったら楽勝だな・・・ん??」
「分かった!!作者の事だから、16桂を打たさない為に4手目に16歩の中合だな~いや~さすがだ。」
・・・4手目に戻ってしばし考える・・・
「あれ?24飛から簡単に詰むじゃん。がくっ」
「そりゃ龍も角も詰上りに残るわけないよなぁ~」
「なるほど!25桂の前に銀を捨てると、同玉の一手に45角と活用できると合駒したら簡単なので13玉」
「で12角成と・・・いやいやこれは意味がない(年か)で25桂」
「同銀、12角成、同玉・・・いやいや14玉があるのか(年だ)」
「分かった!角成って龍捨てて両王手~~~やった~」
「先手の大駒全部消すなんて流石だなあ」
「面白かったわ」』

☆解図過程全部書いていただきました。よく見るととんでもない手読んでますね~。やはりフェアリストは違う(笑)。これだけ期待を裏切りつつ、最後『面白かった』とはなんて心の広い。ありがとうございます。

DISABLEDさん『しかしきれいに決まるもんだねえ。5手目に気付いてからはすんなりいけました。短大に出しても恥の無いレベル、うらやましい。』

☆短大に出すには迫力不足でしょうか、ヒシイさん(笑)。

隅の老人Aさん『初手から最後まで、ストーリーの組み立て方が巧みで、14飛から始まる1筋の攻防と桂の使い方は、流石A級作家。(23角成で12角成の落とし穴に落ちた慌て者あり)』

☆どうでも良いのですが、昔はA級作家って「年に1作しか作品出さないヒト」っていうイメージが強かったですねえ(笑)。自分もマネしてる、というわけではないんですけど…。

けんちゃんさん『まず、33歩成に同馬がちゃんと詰むということに気付いて、筋に入った感触を得る。でもその後が続かない。作者は軽快作だと書いていたのにヘンだなあと思って図面を良く見たら、17香を16に配置していた(笑)。馬鹿だねえ。それからはすらすら進んだが、23角成のところ12角成、同玉、24桂までかと早合点。危うくコケるとこだった。それにしても、気持ちのいい収束ですねえ。短大に出しても2.7くらい取れるのではないでしょうか?』

☆またまた、もし出したらC付けるクセに(笑)。とか言いつつ、『気持ちのいい収束』というおだてに素直に嬉しくなったりしてます。

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総評コーナー

載せれるものと載せれなそうなものが(笑)。

ちょっと選ばせてもらいま~す。ご了承ください。

たくぼんさん『今日昼から、近くの港に釣りに行きました。PDF版を自分で製作し持って行きました。 それで当たりを待つ間に、暗算で解図開始・・・・結局、釣りしながら3時間くらいですが、ほとんど解けてしましたました。
私が暗算でいけるくらいなので全体的に難しくはなかったということでしょう。しかしながらなかなか面白い作品が多くて、ネット発表のおおらかさの様な感じが伝わってきました。』

☆本番の短コンに比べると、皆さんやりたいことやってるな~、って感じがしますね。

☆ちなみにたくぼんさんは作者当ても参加。「4」を当てたのはさすがです。性格読んでますね。

利波偉さん『⑪は良かったです。曲詰だと言われないと、気がつかない作品が多かったような気がします。まあ曲詰は得手不得手がありますから、私のように苦手な人も企画のために作ったりしたのでしょうから、仕方ないと思います。今後も楽しい企画で続けてください。』

☆今回は史上初?のあぶり出しコンでしたが、次回はどうするかな~。冬眠蛙も含めてあぶり出し苦手、というヒト多かったようですね。

安武利太さん『これだけあぶり出しが並ぶと壮観ですね。ありがとうございました。作者当ての方はさっぱり分からず。今井亜美さんの作品なら分かると思ったのに…。』

☆こちらこそありがとうございました。回文のあぶり出しは流石に厳しいですかね。

今井亜美さん『配列の謎も考えてみました。13までなら50音順(10番は「ビックリ」と読んで)なんだけど、とは思ってたのですが、きょうになって14も「し」じゃなくて「レ」なんだと気づきました。でも、すると最後はどう読めばいいんだろう? う~ん、この作品でこんなに悩むなんて(笑)』

☆配列順を正解された今井さん。すみません、最後の今井さん作でオオボケな読み方してしまいました(笑)。

波崎黒生さん『松坂の四球を減らすにはどうしたら良いのでしょうね。』

☆(・_・)エッ....? う~む。ルールでも変えない限り無理では…

凡骨生さん『皆さん上手いですネ、爺は赤面ものです。いくら急いでも粗製は行けませんネ。配置順はアイウエオ順と思いますが⑩番以降は?です。』

☆またまた、ご謙遜。

北北東さん『あぶり出しは、詰上りの美しさ、初形からの意外性、創作の難しい形など、詰上りが優先され、さらにその中で詰手順の良さを競い合う、という観点から評価しました。差がつかなければ評価してもあまり意味がないので、実際にはそんなに差がなくても、あえて5から1までつけました。』

☆そうですね、コンクールですし、そんなに解答数も見込めませんので正直差をつけてもらったほうが有難いです。

☆ちなみに結果発表でたまに「3.5点」とかありましたが、お一方、「詰手順と詰上がりの形を各々5点評価して2で割りました」という方がおられたためです。なるほどな~と思いました。折角のあぶり出しコンだから、それくらいやっても良かったですね。

葉井来人さん『皆さん、律儀に単一作意で炙り出していますが、たまには変同炙り出しはいかがかな。3個くらいの変同手順を設定し、その各々が別の文字にできれば看寿賞候補!?私には作れませんが、どなたか作ってみませんか。』

☆律儀って。(^-^; でも変同炙り出し、なかなかかも。3文字で意味が通ったらなお面白い。NHKとかならできるか!?

隅の老人Aさん『 11手詰の炙り出しは好作を作るのに難しい条件でした。参加された作者の意気に感じ採点は甘めです。』

☆あざーっす。

谷口翔太さん『15題を楽しく解図しましたが、超短編での曲詰創作は難しいなと、思いました。せめて17手、出来れば、25手位まで範囲を広げればもっと、好作が集まるのでは。巧いなと思った作品もありました、流石に参加者の創作力は凄いな、です。』

☆そうですね。プレ『短』コンだったし、あまり長いと解答者数も期待できないですので、ある程度限度は必要かな~と。超短編だと厳しい条件だったとは思います。

…ということで第3回プレ短コンは以上となります。

ところで実は結果発表後に嵐田保夫さんから解答いただきました。1回順位発表してしまったので、今更変えちゃうのもまずいなあ、ということでカウント対象外としたのですが、実は仮に結果に加えますと、首位は⑫冬眠蛙作から⑤馬屋原剛さん作に変わります。というわけで賞品の「詰将棋萬葉集」は事実上優勝の馬屋原剛さんに贈呈いたします。また、解答者の中から厳正な抽選の結果、たくぼんさんに同じく「詰将棋萬葉集」を贈呈いたします。

今週中にはなんとか発送したいと思いますので、お待ちくださいね。

また、全解答者の皆様に後日メールにて冬眠蛙の詰将棋ミニ作品集「Unplugged」を送付いたします。あ、もう持っておられる方につきましては…すみません。別途埋め合わせしたいと思います。

途中たびたび結果発表が途切れてすみませんでした。

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プレ短コン⑮ 今井亜美@新潟さん作 解答

▲43桂△同銀▲41飛△同飛▲13角成△同銀

▲23桂迄7手。

評点3.07(5-1,4-4,3-4,2-5) 10位

☆トリは今井亜美@新潟さんの「=」。「×」を「かける」、「+」を「たす」と読んだ関係で「=」は「わ」と読んで最後になりました…が、よく考えたら「は」ですよねえ。駄目じゃんおいら。○| ̄|_

☆手順前後に注意が必要で、初手41飛では同飛で43桂には同飛をくらいますし、5手目23桂、同銀、13角成は同香で地獄へ。…とは言うものの、手は限られているので、あれこれ試せば詰上がりに辿り着く親切設計です。最初の方に並べた方が良かったかな?でもやっぱり最初は「一」かな、と。

利波偉さん『幼稚園級ですが、纏まりはある。』

☆捨駒連発はまさに詰将棋のバイブル。

DISABLEDさん『このような筋は好きだ。あぶりだしにしやすい?』

☆どうでしょう?玉があまり動かず、周りの駒が動くので不動駒が少なくなる分好素材かな。

安武利太さん『う~ん、どこかで見たような気が…。』

☆さすが。実は少し似た雰囲気の作品があります。

谷口均氏作 パラ80.2

Taniguchi  

 

 

 

 

 

 

 

☆いかにも谷口氏、という力強さが少し垣間見えます。一応手順の骨格が違うのでOKかと思います。

しろねこさん『この手順は実戦で参考になります。』

凡骨生さん『11香は不要と思ったが必要駒でした。』

☆おっと危ない。

北北東さん『41飛が好手。あぶり出しなので遠い駒を呼び寄せてみたら、詰みました。』

☆ちょっとズルい解き方。良い子は真似しちゃいけません(笑)。

馬屋原剛さん『角や香を働かせないように捨てる。』

☆特に21角はうまい配置ですね。

葉井来人さん『今回は詰上がり「x」「C」とか「一」など遠慮気味の作者が多かった。本局も気弱に「二」だが、次は強気に「五」で創作しよう。』

☆「五」はあぶり出しだとキツそう…。

☆ちなみに作者の作意はというと、『新潟(田舎)のIMAIAMI(左右対称)という解釈でひとつ。えー、一応等号(=)のつもりです。』。PN込みの狙いでしたか。ただし、一言、新潟は都会です。場所によっては…。

隅の老人Aさん『41飛を買って、3点。』

☆もっと買ってぇ。

谷口翔太さん『成る程ね。見方によれば、これも曲詰?視点は人それぞれ、皆が違って、それも良い。』

☆同感です。皆さん違う意見を持たないと、コンクール成り立ちませんしね。

たくぼんさん『ニの字ニの字の下駄の跡。7手で纏めたところが作者の実力でしょう。』

☆なるほど、下駄の跡ですか、風情がありますね。冬の温泉、行きたいな~。

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プレ短コン⑭吉川慎耶さん作 解答

  

▲73角△93玉▲95飛△94香▲同飛△同玉

▲95金△93玉▲94香△同銀▲84金迄11手。

評点2.80(5-2,4-2,3-5,2-3,1-3) 13位

☆本日は田舎の「レ」の字です。⑫と全く同じ評点となったのですが、やはり田舎のあぶり出しで、かつ短編ということですと、インパクトとしてはどうしても不足してしまうようです。

☆ちなみに冬眠蛙は投稿図を見たとき、一瞬「誤植では?」と疑ってしまいました。73角、93玉となった形がいかにも不詰臭漂います。95飛と廻って合駒を尋ねてみると…フムフム、なるほど、おお、香限定なのか。こんなシンプルな形で香限定、ってのは少し驚きでした。初手~3手目のちょっとした不利感はウリだと思います。

たくぼんさん『不詰と一瞬思ってしまった。このやられた感が悔しい(笑)』

☆お、ワタシと同じヒト発見。

利波偉さん『二手目71玉の変化の方が手順が良いような、、、。限定合は入りますが、申し訳ないけど評価出来ない。』

☆コレ、といった妙手がないのがウィークポイントですね。

DISABLEDさん『初手に93玉で、一瞬不詰感が漂った。』

☆結構同じヒトいるなあ。ちょっと嬉しかったりして。

安武利太さん『言われないとあぶり出しとは絶対気付かないでしょう。』

☆多分幼稚園とかに出したら絶対に何人かは短評で触れると思います。

しろねこさん『芸術です。作者は天才です。』

☆うわ、天才ですか。

今井亜美さん『合駒が非限定だと思ったら豊川受けしてた。してみると9筋の配置はつくづくよくできている。』

☆豊川受け…?と思われた方はコチラをクリックしてご覧ください(本人真剣なんですけど周りの慌てぶりがなんとも面白い。)

波崎黒生さん『香合が簡単に限定されているのには笑ってしまった。』

☆あ~、それは作者の勝ちですね(笑)。

凡骨生さん『この駒数で字形にするとは!』

馬屋原剛さん『簡素な初形にびっくり。』

☆配置5枚ですからね~。確かにあぶり出しとしてはかなり異質かも。

北北東さん『詰手順比べなら、かなり上位だと思います。詰上り比べでは、少し負けるかも。』

☆普通のコンクールの方が良かったかしらん。

葉井来人さん『どれが作意か迷ったら、香合があった。』

☆よく見ると、2手目71玉も最後ちょっとした象形(横に広がった「0」とか)になりますね。

隅の老人Aさん『⑫と同じ作者か?合駒等が出てきて不詰が漂う。』

☆同じ左上の構図で雰囲気少し似てますね。実は投稿図は最初左右反転で「J」だったのですが、「J」だと94銀が余計な駒に見えるので「レ」の方が…と提案した次第。

谷口翔太さん『田舎の曲詰?、ムリムリ。うさぎ追し、かの山。若いって、良いね。』

☆強引さも若さの印でしょうか。最近冬眠蛙の作品はそういう意味では若さがないかも(笑)。

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プレ短コン⑬冬眠蛙作 解答

 

▲64銀△同金▲56飛△65玉▲54銀△同金

▲66飛△55玉▲56香迄9手。

評点3.93(5-5,4-6,3-2,2-2) 1位

☆これが首位、とした方は少なかったですし、別に「4点つけてくれ!」という意図でのあぶり出し(…と言っていいんでしょうか)ではないのですが、肩の力の抜け具合がちょうど良かったのでしょうか、こっそり1位となってしまいました。

☆仕事の研修先で、夜にPC相手に作った作品なのですが、色々な筋を試して失敗した挙句、この手順がポンっと浮かんできて、後は配置を試すだけでした。PCなんて全然いらない手順なんですけど(笑)。まあ初形と詰上がりの対比で「なんじゃこりゃww」と思ってもらえれば成功の部類でしょう。

けんちゃんさん『あと2往復くらいさせれば作品になるかも。』

☆詰上がりを変えればなんとかなるかな?今度試してみよっと。

たくぼんさん『この遊び心がたまらなく良い。「4」の立体曲詰も最高!しかしどうも私がネタになっているような気も・・・。』

☆アタリです。だってたくぼんさん、ブログで「詰上がりは「4」でいったら作者ばればれか…」って書いてたじゃないですか。あ、じゃあワタシが「4」で出したら、たくぼんさん作と思われるんだなって…。

☆ちなみに、↓

隅の老人Aさん『たくちゃんの喜ぶ顔が浮かぶ、これは本人の作だろう。』

☆ひっかかった方1名。すみません、悪気ありまくりです(笑)。

利波偉さん『これはユーモア賞ものです。初形と詰上がりで香の位置が逆になっているだけとは、、、。手順も趣向的で易しいながら、好感がもてます。』

DISABLEDさん『初形と詰上がりが同じとは。手順も面白い。』

☆少しはウケるんではないかと期待してました(笑)。

安武利太さん『左右を往復する間に香の向きが入れ替わるマジック。首位に推します。』

☆ここまで単純な立体曲詰だと却って斬新でしたでしょうか(笑)。

しろねこさん『短手数でとても奇麗な詰将棋です。芸術です。始まりと終わりが同じ4。』

☆芸術っていうより、玩具ってタイプかな、と。

今井亜美さん『これは傑作! もう亜美ちゃん賞あげちゃう、賞品は投げキッス。え、いらない?んがっ』

いりません!(笑)

波崎黒生さん『こういうのに弱い。オマケの「4」。』

☆おつまみタイプだからと読みました。いかがざんしょ。

凡骨生さん『よく見れば56香が何時のまにか逆向きになっている。面「4」ろい。』

☆うはっ、また強引な。

北北東さん『立体曲詰で香の向きだけが変わる。アイデア賞があれば、あげたいですね。』

☆あ、じゃあ勝手に創設して「アイデア賞受賞作」という冠つけちゃいます。

馬屋原剛さん『銀の賄賂で香が寝返った。』

☆魔法の銀ですなあ。

葉井来人さん『笑える知的立体曲詰。いつの間にか香の向きが変わっている。初形も詰上がりも4なので、合計8点進呈。蛙賞だ!』

☆か、蛙賞っすか?あ、ちなみに点数は2で割っておきました。「4」で割れとか言わないでくださいね(笑)。

谷口翔太さん『なんだ、これは?、配置と最後が同一。作者は満足、解者は不満。』

☆ほんとはそうですよねえ。あぶりだしコンで初形が4だったら、『お、立体曲詰か、最後は何になるんだろ?』って期待しますもん。

☆…ということでなぜか優勝してしまったわけですが、実は一波乱ありまして…。詳しくは結果発表の最終日に書きたいと思います。

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プレ短コン⑫でんでんさん作 解答

 

▲83桂△同銀▲92銀成△同玉▲81銀生△91玉

▲92銀成△同銀▲83桂△同銀▲81角成迄11手。

評点2.80(5-1,4-2,3-6,2-5,1-1) 13位

☆パラの解答でも活躍されているでんでんさんの「ユ」の字です。小さい枠の中での細かいやりとりが楽しめます。94銀をたくみに操りながら2枚の銀を消す手触りは冬眠蛙好みです。

☆また、初手から9手目までの王手が密かに回文になっているのがちょっとした隠し味。いっそのこと83桂迄だったら凄かったかもしれません。中央でない分あぶり出しとしては訴求が弱く、残念ながら点数は伸び悩みました。

谷口翔太さん『曲詰?、認めませんね。参加に意義あり、嬉しいですよ。使用駒に趣向性あり、少しは褒めよう。』

☆使用駒は意識されたのかな?やはり見た目綺麗です。

けんちゃんさん『これも詰上がりが意味不明。』

☆えぇぇぇ。これはちゃんと「ユ」に見えるけどなあ。もしくは「ュ」とか。

たくぼんさん『個人的は好きな作品だが、あぶり出し??まあ大目に見ましょう(笑)』

利波偉さん『92銀83桂を繰り返すミニ趣向は、既製手順ながら良い。でもこれも字と言われないと気が付かない。』

☆オマケみたいな感じでしょうか。あぶり出しコンクールだと損ですかね。

DISABLEDさん『見ていて笑えてくる。こういう銀の動きは好きだな。』

安武利太さん『入玉型で玉方銀生が入るようにできると面白そうですね。』

☆なるほど、上に移動して一工夫、というとこですか。コミカル度が増していいかも。

しろねこさん『これも何と読むのでしょうか。この手順は参考になります。無駄な手がありませんね。』

☆駒配置も含めて効率の良さが感じられます。

今井亜美さん『手順の核を抽出すると83桂~92銀成~92銀成~83桂。回文マニアの琴線に触れるものあり。』

☆さすがっ!やっぱり(笑)!

凡骨生さん『リフレインの銀捨てが「ユ」かいで楽しい。』

☆なるほど、その「ユ」でしたか。

北北東さん『詰上りが一目で見えるので真っ先に解きました。詰上り形がやや弱い感じがします。』

☆先頭に置けばよかったですかねえ。五十音順にこだわりすぎたかな。

馬屋原剛さん『銀を翻弄する。』

葉井来人さん『ひょっとしたら「1」かな。曲詰を狙ったわけでもないのに形になったのは、作者の人徳。』

☆そっか、「1」に見えないでもないですね。人徳ということは、普段作っていてそういった経験がない冬眠蛙は…(以下略)

隅の老人Aさん『ュの字ですか?参加する事に意義がある。』

☆楽しければいいのです!

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プレ短コン⑪安武利太さん作 解答

▲84飛成△55玉▲64馬△44玉▲42馬△55玉

▲44龍△同龍▲64馬△同龍▲45金迄11手。

評点3.63(5-5,4-3,3-3,2.5-1,2-3) 3位

☆安武さんの頭文字?でもある「ヤ」の字のあぶり出しです。飛の横利きが目につく初形ですが、正解は84飛成。55玉とさせて64馬から42馬が周到な準備工作。33に逃さないようにして44龍~64馬の大技が炸裂します。

☆龍・馬の連捨て自体は偶に見る手順ではありますが、あぶり出しにしたのは本作が初めてではないでしょうか。上々の手順で好評をかき集めました。

葉井来人さん『一瞬不詰かと思った。馬を近づけるところは巧みです。先に収束が見えてしまうところは弱いですが、今回の首位作。』

☆初形はちょっと右が空いていて不詰感が漂いますよね。構図のとり方はうまいと思います。

隅の老人Aさん『手順は4点でも詰上がりが2点、曲詰は詰上がりが命、短編のつらいところ。』

谷口翔太さん『大駒が飛び交う。手順はマズマズ。詰あがりは、頂けないね。』

☆「ヤ」の字だとこれが普通に見えますが…。もっと大きいフォントにしないと厳しいでしょうか。

けんちゃんさん『まとまってはいるが、これはやはり既成手順。』

☆う~ん、もう少し伸ばしたかったですかね。

たくぼんさん『ある筋と言えばある筋だが「気持ちよい」ことには変わりがない。』

☆見えた瞬間が快感ですよね。

利波偉さん『詰工房で作者に見せてもらい、えらく感心した作品。解いた時に、二手目63玉の変化が見え難かったです。普通作としてみても、馬のスイッチバックが巧妙な作品で、スイッチバックした馬を捨てる等、惚れ惚れとする出来なのに、字になるとは脱帽です。今回ダントツの首位と思います。流石、本職は違いますね。』

☆利波さんにここまで誉めてもらえるとは羨ましい。なお、『本職』と短評に書かれていますが、作者は『詰将棋五十音図』というあぶり出し曲詰専門のHPを開いておられ、数々の名作が鑑賞できます。興味をもたれた方、訪問してみましょう!

DISABLEDさん『ものすごい蛙さんぽい。しかし出来すぎだ、これは。』

☆ワタシがそんな器用なワケないじゃない(笑)。

☆ちなみに作者は、というと『不動駒が多過ぎる。』。超短編ですし十分と思うのですが…。

今井亜美さん『収束だけ見るとよくあるパターンですが、馬捨ての締めは位置換えというテーマと見事に調和、全体として佳作といえるでしょう。』

☆最終手以外大駒の乱舞で統一されているのもいいですよね。まあ小技も入れてみたい気はしますけど。

しろねこさん『何と読むのでしょう。実に鮮やかです。』

凡骨生さん『馬の位置を変えるのがうまい。形を判断するのが難しい。』

☆う~ん、言われないと「ヤ」とは気付きにくいですかね。でも、それでこの順位ですからスゴイ。

北北東さん『この字を詰上りに選んだことがすごいと思います。手順は良いのに、解後感が少しものたりないです。』

☆強欲でんなあ。

馬屋原剛さん『 文句なしにうまい。』

☆締めていただきました。

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プレ短コン⑩利波偉さん作 解答

 

▲87馬△67玉▲66飛△同玉▲57金△55玉

▲54馬上△同銀▲56金迄9手。

評点3.10(5-3,4-2,3-4,2.5-1,2-4,1-1) 9位

☆本日は利波さんの「!」。あぶり出しの嬉しさをもっとも表してますね。「びっくりマーク」なのでこの順番です。

☆手順の切れ味もなかなかで、上々の緊張感なのですが、痛恨の見落としが。2手目79玉と逃げられると76飛、89玉、78馬、99玉、44馬、98玉、88馬で変同。いかにも簡単に詰みそうな形なのでうっかりしました。投稿メールを見た感じ作者も気付いていなかった模様。①に引き続き、申し訳ないことをしてしまいました。でも、この変同はちょっと消しづらいようです。残念でした。

馬屋原剛さん『大駒の力でつかまえる。』

☆53の馬が良く効いています。

葉井来人さん『びっくりマークでしょうか。初手を決めれば、あとは教科書に出ているような手順。』

隅の老人Aさん『何のマークかな?深い意味がありそう。』

☆作者曰く詰上がり「!」ですが、手順は全然「!」ではないというオチが付く作品。昨日の冬眠蛙並みに無理な作意ではないかと(笑)。確かに利波さんにしては易しい作品とは思いますけど…

DISABLEDさん『解いてみてびっくり、ってやつですか。』

☆…フツウこれが正常な感想。

谷口翔太さん『これで感嘆!、そうは甘くは行きません。』

☆比較的作意に近いかな?

たくぼんさん『詰上りにビックリ「!」という評がたくさん来そう←という評も来そうだ』

☆だーっ、どこまで読んでるんですか。

安武利太さん『2手目の変化が面白い!』

☆あらら。ワタシが読み落としてるのかな?

しろねこさん『実に鮮やかでいうこと何もなし。』

☆ありがとうございます!!!

今井亜美さん『捌きは美しいが、これも変同余詰? どうせなら86飛から見せてよ、とか無茶なこと思われるだけでも、この初手は損だと思う。(割り切れてたら申し訳ないけど)』

☆確かに79玉には複数詰め方がありますね。多分どれも作意より短く詰まないと思うんですけど。

凡骨生さん『1かと思ったが上手い「!」 』

北北東さん『手順も詰上りも文句なしで、あぶり出しのお手本のような作品ですね。首位と予想します。』

☆変同の分伸び悩んでしまいました。次回はきっと「!」な作品を出してもらえると思います。

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プレ短コン⑨冬眠蛙作 解答

 

▲14歩△12玉▲57玉△45桂▲同馬△同角

▲13歩成△同玉▲25桂△12玉▲26銀迄11手。

評点2.97(5-1,4-3,3-7,2-1,1-2) 12位

☆さあこの詰上がりは?作意は「」です。え、駒1個で○にはならないだろって?いや、そりゃそうなんですけど。でもですね。その駒1個をあえて玉にしたんですね。「玉」=「たま」=「○」…駄目ですか、そうですか。

☆せめて「ハ」の部分は左右対称にしたかったですねえ。この筋だと変化の関係で44に駒が置けないのが痛かったです。攻方王配置の安直さはいかにも冬眠蛙らしいとは思います。…というわけで、ひとりよがりに対する罵倒の嵐を。(笑)

隅の老人Aさん『洒落た手順なれど課題は何処か?難解。』

☆Aさんを悩ませたんですから、かなりの難解作ですね(笑)。

谷口翔太さん『意欲的な手順だが、これで曲詰、何?』

☆納得していただけ…ないですよね。やっぱり。

けんちゃんさん『詰上がりが意味不明。』

☆あ、ありがたきしあわせっっ。

たくぼんさん『詰上り字??「バ」? 手順は上手いがどう評価すべきか???』

☆惜しい!あと一歩!…って違うか…

利波偉さん『これは曲詰と言われないと、字に見えない。曲詰だと解っていても、何という字なのか理解する時間の方が、作品を解く時間よりかかりました。「パ」でいいんですよね?作為は面白いと思うのですが、字だと解り難いのはマイナス。』

☆見事正解!もう、マイナスでも嬉しいです(笑)

DISABLEDさん『玉位置非限定は痛いが、しかし「パ」なんぞ初めてみた。』

☆あり?一応3手目は限定しているつもりなんですが…。

安武利太さん『これは凡骨生さん? ちょっと苦しい「パ」の字。』

☆なかなか鋭い。多分安武さんは今年6月号の同人室の氏の作品から作者予想されたものと思います(「ポ」の字でやはり○の駒は1枚)。実はワタシもその結果稿を見てて、それでコレを作った次第です。

☆…というわけでその凡骨生さんは、というと、

凡骨生『まさか逆王手が入るとは!』

☆良かった、これで「詰上がりわからん」とか「曲詰というのではないだろうな」とか書かれたらどうしようかと…。(笑)

しろねこさん『これは何でしょうか。曲詰の文字がわかりません。実戦向けだと思う。』

☆確かに双玉だし実戦向けかな?

今井亜美さん『おねだりした桂を打ち換えに使うというストーリーはわかりやすくて素晴らしい。でも変なところでわかりにくいからなあ。「パ」でいいの?』

☆そうか、「ストーリーのわかりやすさと詰上がりのわかりにくさの対比が狙い」とか書けばカッコ良かったか。失敗した。(笑)

波崎黒生さん『盤に並べ直しても何の形か判らない……』

☆あ、もう波崎先輩に盤に並べていただいただけで光栄です。(笑)

北北東さん『手順が良いです。普通作のコンクールに投稿したほうが、もっとこの作品が高く評価されるような気がします。』

馬屋原剛さん『玉の移動場所がきっちり限定されていて、手順もおもしろい。』

☆思ったより手順はウケが良かったです。あーあ、フツウので作ればよかった。

葉井来人さん『21世紀にふさわしい前衛炙り出し。詰上がりは作者の心象風景を映す。解釈なんて要りません。見えたままを感じとれればよいのです。』

☆し…心象風景!?

☆…というわけで、見事に詰上がりの作意解ゼロ。出直します。。。

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プレ短コン⑧たくぼんさん作 解答

 

▲53金△同銀▲同桂成△同金▲63銀△同金

▲45銀△同香▲44飛△53玉▲43飛成迄11手。

評点3.53(5-2,4-8,3-1,2-4) 6位

☆初形も左右対称の象形になっていますが、初手で「土」、2手目で「エ」、7手目でまた左右対称となり、最後は「ニ」の字でゴール。作者によりますと、最初は奥様の名前にちなんで「エ」→「リ」に立体曲詰を狙っていたそうですので、順算で創られたのでしょうか。それにしては最後の両王手の鮮やかさといい、5手目・7手目の手順前後が効かない仕組みといい、うまく出来ているなあ…と思います。

☆初手からの駒交換がまさしく意表。詰キストなら誰しも最初は53桂成と空成りする手を読むのではないでしょうか。この紛れを意識してあえて初手を入れるあたりが、さすがに解答者のことを良くわかっている作者です。

北北東さん『詰上りは見えてるのに、最後の極悪非道な1手詰が見えませんでした。』

☆極悪非道って…(´・ω・`)

馬屋原剛さん『やりにくい手順で最後に解けた。ただ、最終手、63桂成りからでも詰むのが気になった。』

☆最終手は他に41飛成も成立。この位置でないと成立しない詰上がりなので、味悪でもやむなしかと思います。

葉井来人さん『今回で一番時間がかかった作品。思考外の初手にやられた。』

☆やはりハマりますよね。

隅の老人Aさん『「最終手にキズあり」とは言いません、始めてみた詰め上がりなので4点。』

☆言わないけど書いた…とか(笑)。Aさんもはじめて見た、というのであれば本当に初めての詰上がりなんでしょうね。

谷口翔太さん『駒取りはあるが、手順良し。W趣向、良かったね。』

けんちゃんさん『無筋の初手が見えずに悩んだ。』

☆推理将棋だと無筋の手だらけなんですけどねえ(笑)。

たくぼんさん『頭2手省いて「横になったかみさん」という題名という手もあったか。』

☆あっ!後ろに奥さんいますよ、たくぼんさん!画面切替!

利波偉さん『最終手で41飛成54玉44龍として最初詰ましていた。曲詰めで作為より見え易い最終手余詰があるのは、マイナスだと思う。立体曲詰なら兎も角、駒交換をするだけなので、この初形にどれだけ意味があるかも疑問。』

☆初形が象形でなくて文字とかだったら良かったかな~ってちょっと思います。

DISABLEDさん『盲点に陥ってしまうと解けないかも。両王手で締めるとは。』

☆冬眠蛙にはかなり盲点になる初手です。筋いいんで金残しちゃうんですよねえ。(貧乏だから金捨てられないという説も)

安武利太さん『最も悩みました。詰上りが印象的なだけに、最終手からの余詰は惜しい。』

☆今この評を読んで初めて気付いたのですが、35馬を取れる仕組みにしておけば最終手余詰消せるんですね。まあ成立が厳しいことには変わりはないのですが。

しろねこさん『どうして詰むのか分からなかった。』

今井亜美さん『軽く成り捨てばかり考えたのに、なんと打ち込み。う~ん、参りました。最後に41飛成でも詰むけど、これは気にならない。』

☆あ~、きっと、今井さんも筋が良すぎるんですよ。金を残したくなっちゃうヒトでしょ?(笑)

凡骨生さん『本局は「二」度3度楽しめました。』

☆ヤマダ君、座布団「ニ」枚!

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プレ短コン⑦ポアロさん作 解答

 

▲42馬△同玉▲43桂成△同玉▲44歩△同玉

▲45歩△同玉▲46香△55玉▲56龍迄11手。

評点3.03(5-4,4-1,3.5-1,3-2,2-5,1-2) 11位

ポアロさんの「+」。「たす」と読んで、この順番になりました。(ポアロさんに前コメントいただきましたが、確かに全然訓読みじゃないですね…すみません。ワタシが読んだなりに…ということでww)

持駒に歩が2枚ということで、比較的容易だったのでは、と思います。初手の馬捨てを思い切れば、後はまっすぐフェアウェイ、といった感じの手順ですね。少々物足りない部分は残りますが、コンクールとはいえ半分以上(笑)お祭りなので、こういうのもアリかもしれませんね。

凡骨生さん『究極の「・」ですね。』

☆確かに。「・」はあぶり出しにできませんのでこれが最小ですね。

馬屋原剛さん『無抵抗のまま56まで引き寄せられた。』

☆香の引力恐るべし。

葉井来人さん『見ただけで解けてしまった。解図力が上がったのかしらん。そんなわけ、ないない。』

☆いや、それなりに紛れはありますので、その中からすぐに答が解ったのであれば、それは実力がついてきた証拠では……な~んて(笑)。

隅の老人Aさん『初手1発では黒丸もやむを得ないか?』

谷口翔太さん『意外な詰め上がり。手順に趣向?、認めないよ。』

☆そうですねえ、"趣向の香りの気配"位でしょうか(笑)。

たくぼんさん『いきなり43桂成ではだめで馬を捨てないといけない。これ好みですね。』

☆無防備なので、よく成立したなあと思います。

利波偉さん『初手だけではもたない。』

DISABLEDさん『構想が単純すぎないか?このくらいで丁度良い?』

☆不満の部。まあ確かに優勝を狙った…という感じには見えないですけど。

安武利太さん『11手で持歩2枚は避けた方が…。』

☆もう10手くらい伸ばすと逆に効果的かもしれませんね。

しろねこさん『これもマニア向け。』

☆そうですかねえ…、ゆ○ぎ○がさんどうでしょう?

今井亜美さん『連れてくるだけなんだけど、清潔感とテンポは買えます。』

☆確かに清潔な感じはしますね。守備駒がないからでしょうか。

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プレ短コン⑥凡骨生さん作 解答

 

▲53角成△同玉▲43飛△54玉▲46桂△同歩

▲53飛成△同玉▲52角成△同玉▲62飛成迄11手。

評点3.27(5-3,4-3,3-5,2-3,1-1) 7位

☆凡骨生さんの「C」の字です。なかなか変わった場所での詰上がりとなっています。

☆手順の理論性は今回の中でも随一。

・53角成、同玉、52角成、同玉、62飛成としたいが52角成に44玉で逃れ。

→したがって46桂を準備工作で入れておきたいがすぐ46桂は44玉で逃れ。

→したがって一旦53角成~43飛と打ち換えが必要。

というワケ。文句なしに冬眠蛙好みな構成です。ただ、残念なのは理屈を成立させるために守備駒が強力なものにする必要があったことでしょうか。全体的に不動駒が目立つ構成かもしれません。

○○ 短 評 ○○

今井亜美さん『構想を見せ、捨て駒連発で魅せ、贅沢な内容。』

☆亜美さん好み?

北北東さん『最終2手目が非限定で、あぶり出しでは致命的。どちらでも形になると面白いかも。』

馬屋原剛さん『 あぶり出しなので10手目は限定してほしい。』

☆作者自身も『大駒の成り捨ては良いが終手が希望応手なので「C」調です。』と。冬眠蛙は大雑把なのであまり気にならないんですけどね。

葉井来人さん『初手はこれしかないが、打った飛車も捨てて収束は鋭い。でも左辺が重い。』

☆なんとか一枚でも減らせれば…。ちょっと無理かなあ。

隅の老人Aさん『昔を思い出す古い形の曲詰。カープファンには悪いけど。』

☆凡骨生さんはドラゴンズファンなので中日のCかな?

☆で、その生粋のカープファンは。

たくぼんさん『大駒3枚も捨てて詰上り「C」ですのも高評価間違いなしです!しかし作者を私と思う人が大半でしょうねえ。やられたなあ~』

☆今回は作者予想は表立ってはやりませんでしたけど、多分意識された方、多かったのではないでしょうか。

谷口翔太さん『評価はBだよ。46桂打はチョットした伏線。』

☆伏線手、嬉しくなっちゃいますよね。

けんちゃんさん『収束の絶対性がないことと、7筋の不動の金銀が気になる。』

利波偉さん『52角成の決め手を出すためには、46桂で飛車筋を通すことが必要で、その46桂を同歩と取らせるためには,43飛を据える必要があるという理論的な作品で、易しいけど好きです。』

☆良いところが先に目に付くか、弱点が先に目に付くか。人それぞれですよね。解図にかかった時間と関係する、てワケでもないと思いますし。

DISABLEDさん『捨駒が多いのは良いが、配置が重いか。難しいところ。』

☆評価を付けるのが、でしょうか。確かに悩むかも。解答者ならではの嬉しい悩みですよね。

しろねこさん『この詰め上がりも何でしょうか。「○」と読むのでしょうか。上手でコメントのしようがありません。』

☆では上手かつお約束的コメントを↓。

安武利太さん『詰上りC、評価はA。』

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プレ短コン⑤馬屋原剛さん作 解答

 

▲56銀△同と▲67桂△同と▲56銀△同飛

▲45金△同玉▲54角△同飛▲46金迄11手。

評点3.86(5-4,4-4,3-6) 2位

☆馬屋原さんの「ゴ」という珍しい字のあぶり出し。②とセットで馬屋原さんの名前になっています。ワタシはずっと「ツヨシ」さんだと思ってました。失礼しました。

☆作意を見たときは「おぉ~、駒取りを入れるとは大胆な」と思いましたが、初手の準備工作の一手が入るのが、なんとも味が良いです。ちなみにこの初手を抜きで67桂から入ると45玉、56金、36玉、46金、27玉で逃れます。(よく27玉の形で詰まないですよねえ)

 金を取った後は捨駒を連発して華麗に詰みます。ちょっと悩ませて後は気持ちよく、という短編の王道ともいえる構成で準優勝は流石です。

○○ 短 評 ○○

しろねこさん『詰め上がりは何と読むのでしょうか。うまくできています。』

☆普通に「ゴ」と読めると思ったのですが…。

今井亜美さん『いきなり金を取って詰みだと思ってた。並べてみたら銀が余ってる。危ない。』

波崎黒生さん『初手が入って次の駒取りが嫌みでなくなった。』

☆後から気付いても最初に気付いても好評の初手でした。

凡骨生さん『剥がしから4「ゴ」金捨てが鋭い。』

☆64とが浮いた状態で成立しているので緊張感があります。

北北東さん『詰上りは見えているのに、5連続捨駒の手順がなかなか見えませんでした。』

葉井来人さん『濁点は苦しいが、手馴れた感じがする作品。』

☆でも馬屋原さんのあぶり出しはあまり見ないなあ。もしかして初めてかもです。

隅の老人Aさん『詰上がりから考えると連作のストックかな?極上の手順で極上の評価。』

☆さすが、鋭いですね。

谷口翔太さん『短手数で駒取り、やっぱり、嫌だな。』

☆そうですねえ、11手だと少し目立つかな~とは思います。

けんちゃんさん『手馴れた作り方。詰上がりは「ゴ」か?』

☆作者曰く、『とりあえず「捨て駒を入れておけば何とかなる」という信念(謎)に基づいて創作してみました』。そういえば馬屋原さんの短編は結構正統派ですよね。

たくぼんさん『怒涛の捨駒が魅せてくれる。解「ゴ」感ヨシ!』

☆確かに怒涛、という感じですよね。一手一手力感があふれます。

利波偉さん『56銀と捨ててからではないと、67の質が取れない不思議。再度56銀が入るのも良いです。
ところで、詰上がり「ゴ」のつもりだと思うのですが、濁点が右下がりというのは無いと思います。正しくは23・32ではなく、22・33配置で、さもなくば23・33か32・33配置ぐらいなら許容範囲でしょうけど、右下がりの濁点が間違いなのは、小学生でも知っていると思う。(冗談ですよ、怒らないでね)字で無いとすると、、、3点ですかね。』

☆なるほど、確かにね~。冬眠蛙の汚い字だと32・12かなあ。まあでもこの作品は気合で読める範疇かと思いますけどね。

DISABLEDさん『配置が「ゴ」ツいが、捨駒の乱舞は見事だ。』

☆なかなか見ない字のせいか、短評に入れてくる方が多かったです。法則化できるかも(笑)。

安武利太さん『畳み込む収束のキレは今回の№1。』

☆正統派の作品でしたが、ユーモア派の⑬に半歩及びませんでした。

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プレ短コン④オタマジャクシさん作 解答

  

▲44馬△同桂▲24角成△43玉▲53と△同玉

▲42馬△54玉▲55飛△同玉▲64馬迄11手。

評点3.60(5-4,4-3,3-7,1-1) 5位 

☆こちらは小さい「×」となります。冬眠蛙は算式記号の「かける」と読みましたので(理由は??)、「エックス」の後に並べました。

☆大駒4枚でかなり強いはずですが、32桂配置1枚でよく紛れ筋を防いでいます。また、2手目25玉の変化で、26飛、14玉、16飛、23玉に12飛成という好手もあって良い味付けになっています。作意自体は66香の方に寄せていくわけですので、ものすごく難しい、というほどではないと思いますが、最後捨駒で締めて、印象は上々ではないでしょうか。

○○ 短 評 ○○

安武利太さん『③番とセットでしょうか。かすかに趣向の香りがします。』

☆同じ作者と思いますよね。偶然なんです。

しろねこさん『これらの曲詰は詰将棋の域を超えています。』

☆昨日の凡骨生さん作に引き続き絶賛。×好きとか?

今井亜美さん『飛車を三段活用する変化といい、と金を引く味の良さといい、完璧。』

波崎黒生さん『53とが気持ちの良い一手。』

☆53とが評判良かったです。玄人受けするシブイ捨駒といったところでしょうか。

凡骨生さん『小型ながら詰将棋の「X」(エキス)が詰まっている。』

☆うまくかけてますねえ。

北北東さん『この詰上りを作ろうと思った人は多いと思います。類作が心配。』

☆この字形は詰上がりがほとんど限られていますので、確かに心配ではあります。私の記憶にはないですが。

馬屋原剛さん『初手迷う。』

☆まず大駒の連携状況を良く見ないといけない感じですね。

葉井来人さん『③とセットでしょうか。2手目の変化がいいです。』

隅の老人Aさん『③の子供かな?親の顔を立てて。』

☆作者当てを開催したら絶対皆さんここでコケそう(笑)。

谷口翔太さん『詰上がり、こじんまりで良し。手順、巧みな駒捌き。』

☆冬眠蛙は北原氏作の「球」をちょっと思い出しました。(→冬眠蛙の記憶違いでした。「球」の作者は小川悦勇さんでした。深くお詫び申し上げます)

けんちゃんさん『45馬-36馬-43飛成などという展開を予想したが。』

☆なるほど、ちょっと惹かれますね。

たくぼんさん『③が大きな×ならこれは小さな×ですね。初形から詰上りが見えましたが、変化を上手くまとめているところに感心しました。』

利波偉さん『他に手は無くても、飛車筋を閉ざす44馬捨ては味が良い。』

☆流石にお強い。

DISABLEDさん『大駒四枚で余詰ないのか不安だ。』

☆ほんと、よく逃れてますよね。

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プレ短コン③凡骨生さん作 解答

 

▲45馬△同玉▲44飛△56玉▲57金△65玉

▲66銀△同と▲64銀成△55玉▲46金迄11手。

評点2.43(4-2,3.5-1,3-4,2-5,1-3) 15位

今回のブービーメーカー。詰上がり「X」で字形は綺麗ですが、これといった妙手が無いのがちょっと痛いところ。初手の駒取りも他に有力な紛れがない中でマイナスに響いてしまいました。

更に6手目55玉としても(色々な詰め方があるのですが)どうやっても変同で、その場合はあぶり出しになりません。作者の見落としだとしたら申し訳なかったな~と思う次第です。

○○ 短評 ○○

DISABLEDさん『あまり面白いとはいえない。』

☆うはっ、ストレート。若い。

安武利太さん『詰上り77飛が遊ぶのが難。』

しろねこさん『これは詰将棋というより芸術です。』

☆芸術ですか!。

今井亜美さん『どうかわすかが読みの中心だけに、変同余詰はちょっとね。収束はいい感じです。(割り切れてたら申し訳ないけど)』

☆変同だと評価が困るんですよねえ。実は割り切れてたりする可能性もありますしね。

北北東さん『73の香は飾り駒で、6手目55玉が変同だと思います。文字通りになってしまったかも。』

☆73香は最終手余詰の防止駒にはなってますけどね。存在意義としては弱いですか。

馬屋原剛さん『おおらかな雰囲気。』

葉井来人さん『持駒なしへのこだわりでしょうが、初手の反則技が評価を低くしてしまった。』

☆反則ですか!急所攻撃みたいな感じ?

隅の老人Aさん『結構紛れるし、なんと言っても詰上がりの形が抜群。』

☆確かに3~5手目は候補がたくさんありますね。悩むかも。

谷口翔太さん『潔癖すぎる?、余詰んでも同手数、やはり嫌だな。』

☆潔癖すぎでは無いと思います。綺麗好き位?(笑)

けんちゃんさん『初手から駒取りとは…。その後の展開も低調。』

たくぼんさん『きれいな詰上りだ~。手順も決して「×」ではありませんよ。』

☆投稿メール上はアルファベットのエックスでした。でもご本人の解答メールですと『駒取りがあるので評価は「×」です。10ではありません』と。ローマ数字だったのかな?

利波偉さん『初手は省きたい。3手目44銀左成や47飛が見えて、解くのに少しだけ時間がかかった。全体的に捉え難かったが、好手に乏しい。』

☆一手ぱっと華のある手があったらよかったですね。

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プレ短コン②馬屋原剛さん作 解答

 

▲64金△同角▲63飛成△45玉▲36金△同と

▲34銀右△同銀▲54龍△同玉▲44金迄11手。

評点3.61(5-3,4-4,3.5-1,3-4,2-2) 4位

続いては馬屋原さんの『ウ』。捨駒をちりばめながら形を整えていく、比較的オーソドックスな構成ですが、周りを攻め方駒で固めているにもかかわらず、初手がヒモ付きでない64金というのはポイントが高いです。以降は論理の積み重ねで解けますが、最後に龍を捨ててバッチリ決めてますので、解後感が良い作品だと思います。4位という上々の成績でした。

利波偉さん『初手55金としないところがミソ。龍捨ても入りまずまず。』

☆55金だと最後44金が同角で詰まない仕掛けです。途中まで同じ手順が成立するので、少しアレ?っていう感じになりますよね。

DISABLEDさん『大胆な捨駒がカッコイイ。』

安武利太さん『形といい手順といい、最もあぶり出しらしい作品。』

☆安武さんがこう言うのですから間違いありません(笑)。

しろねこさん『とても奇麗です。作るの大変だったのだろうと思いました。駒の効きによく対応している。』

☆大きい字形だと、やはり映えますよね。

今井亜美さん『55金と打ってみたのは作者の思う壺でした。でも、最後まで進めて「そうか、初手が違うのか」と膝を打つのは、なかなかの快感。』

☆冬眠蛙もそういうの大好きです。

波崎黒生さん『曲詰らしい形と手順。』

凡骨生さん『「ウ」まいものですね曲詰好きの爺は「ウ」れしくなります。』

☆あぶり出し特有の短評。やはり楽しいものです。

北北東さん『短手数で大きな字を作るのは、詰上りが見えてしまうので難しいと思いますが、うまく出来ています。』

☆ちなみに冬眠蛙は最初に図を見たとき「ツ」かな、と思いました。大ハズレ。

葉井来人さん『角を移動させるのが丸見えで、初手は55金かと思った。不動駒が多いのが気になる。』

☆短編だとどうしてもコレが厳しいんですよねえ。

隅の老人Aさん『控えめな初手も良いし、飛の2段活用も頂ける。』

☆初手、一路控えたワケですね。

谷口翔太さん『詰め上がり、良し。手順、マズマズ。』

けんちゃんさん『初手が分かれば、あとは変化も紛れもない。』

☆持駒が強力なんですけど、短編ってわかっていると手は限られている感じでしょうか。

たくぼんさん『まさに曲詰の王道とも言える順。物足りないという感想もあるにはあるが文句のつけようはない作品。』

☆確かに「王道」という感じですね。オカビン先生の影響でしょうか。

なぜ『ウ』の字を出品されたのかは後日、もう一作の解答発表時に明かされます。お楽しみにっと。

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プレ短コン①吉川慎耶さん作 解答

 

▲23角成△同馬▲32銀△同馬▲62銀成△42玉

▲52龍迄7手。

正解者14名

評点3.13(4-5、3-8、2-1、1-1) 8位

今回は折角のあぶり出しコンクールなので、配置は「詰上がりを訓読みで読んだときの五十音順」にしてみました。そうしたらちょうど良く、フェアリーで大活躍の吉川さんの「いち」が先頭に来た次第。

投稿時は12角が持駒で全体が右に一路寄っていたのですが、柿木にかけたところ、なんと47手詰の余詰順がありました。(結構面白い順です。興味のある方はこう研究)で、なんとか詰上がりを崩さずに…と考えた結果がこれです。若干初手の味が落ちますが、さすがに止むを得ません。でも32銀の味が良く、綺麗に出来ているので個人的に結構好きな作品です。ああ、こういう展開の逆算もあるのか、と感心しました。

○○ 短 評 ○○

たくぼんさん『連続捨駒は圧巻だが、何故真ん中ではないのだろう??』

☆この評を見て愕然。そういえばそうだ…。修正するときにもう少し考えなくてはいけませんでしたね。

安武利太さん『なぜ中央にしないのでしょう。』

☆すみませーん。(いや、もちろん作者ご本人の了解の上でこの修正図にしたんですけどね)

利波偉さん『幕開けの客寄せとして好題と思います。よくある筋ですが、字になっているから及第点。』

DISABLEDさん『まずは幸先良い客寄せで。いきなりの捨駒は目が覚める。』

☆これ以上ない位にトップバッター向きですよね。

しろねこさん『角と銀を捨てることで詰めることができた。最後は5二竜まで。』

今井亜美さん『唯一の守備駒をプチ翻弄とは洒落ています。』

☆よく余詰まずにこのオイシイ手順が成立してますよね。

波崎黒生さん『もう少し延ばすのは難しいのかな』

☆確かにこれに序奏が付いたら短編あぶり出しでは理想的かも。でも、この構図のままだとちょっと無理筋ですね。

凡骨生さん『7手ながらスッキリスマート「一」』

北北東さん『完成度が高い好作。一路左に寄せないのは、何か理由があるのでしょうね

☆ギクリ。

馬屋原剛さん『馬を引きつけてからの32銀がよい。』

葉井来人さん『普通作としてみれば中々だが、曲詰と言われると見方が変わってしまう不思議さ。』

☆自然と厳しくなっちゃうとか…。ガクガクブルブル。

谷口翔太さん『馬の利きを外しての62銀成、良いぞ。詰め上がり、作者の希望で1点減点。』

☆えぇぇぇぇ~。そういう意味の詰上がりでは…。

隅の老人Aさん『イの一番、好短編だが左に1路寄せたいね。』

☆好評な割りに点数が伸びなかったのはやはり中央にしなかったせいなのでしょうか。ほんと悪いことをしました。これに懲りず、またよろしくお願いしますね。

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