10月の新作 短評掲示
解答手順はコチラでご覧ください。
坂本栄治郎さん「素敵な面白い詰将棋を有難うございました。9五飛までは,解りやすかったのですが、次の金出が、なかなか発見できませんでした。発見した後は世界が変わった様に見えました。同馬は、すぐに詰みまで解りましたが、同玉の変化がとまどいました。ちなみに23手詰みの最終手は、9四龍で良いのでしょうか。」
☆見事に一番最初に正解を入れたのは坂本さん。完璧です!
嵐田保夫さん「5手目の9四角は8五角が第一感で指しづらいうえに、10手目の合駒は移動合か打つかで手間取り、続く8六金の絶妙手がなかなか見えず苦戦。全体的に見て、うまく計算し尽くされた流石の作品という印象。
欲を言えば、構図上難しいでしょうが、9六飛打の手順の方を本手順に持ってくれば、なお大道棋らしい綱渡り的詰め上がりになったような気もします」
☆そうですね。私もできれば96飛打の方を作意にしたかったです。
凡骨生さん「※合駒の綾がうまいですね。こんなのを見せられたら狂室を閉じなくては…(これは冗談)」
☆またまた。今回のも難しくて結局駄目でした。紛れの方で綾がないとやはり面白くないかなと思います。
ごぶりんさん「10月の新作の解答者が少ないとのことで、がんばらせていただ
きました。
非常に難儀しましたが、そのほとんどの時間は2手目香合の変化(?)に費やしました…。そこでいろいろ考えていたので解けた、とも言えるのですが…。(がっくし)逆王手の罠、逆王手を見せて指しづらくする罠が多いですが、他の攻め筋をひねり出すのも難しそうですね。74を原型消去してそこから…とか、いろいろ考えてみましたが」
☆ありゃりゃ。それはお疲れ様でした。4香配置がちょっと見え難かったですかね。ちなみにこの原図の深井氏考案の型は双玉にしていないのですが、結構なバリエーションがああります。双玉にした分却って展開が限られたものになったかも。
しろねこさん「とても難しいです。合駒で悩みました。時間がいくらあっても解けません」
☆う~む、手が出しにくい、ってことですよねえ…。やはり大道棋としてはイマイチだなあ…。
谷口翔太さん「爺ちゃんが逃げ手で僕が詰め方です。以下が二人の感想。よろしく、お願いします。
感想
大道棋?、恐いなぁ、遠くで香が睨んでる。初手は角打、合駒しても、竜も取れるよ、これは簡単。 「やらせてもらうよ」、「さあ、どうぞ」77桂合、吃驚したね、驚いた。やらなきゃ良かった、胸がドキドキ、頭は真っ白。「お客さん、次の手は?」、もう、分からない、「降参」帰宅後、自宅でゆっくり研究、あれで良かった、残念無念。
爺ちゃんの感想
ゴツイ?手が多くて、スマ-トさが無い。蛙さんでも、大道棋では仕方なしか。収束もさえない。この作品は実戦では儲からない、1人目は間違えても、2人目の客が詰める」
☆スマートさがないのは、一応大道棋っぽさを意識した結果なんですが、1人目・2人目のくだりには感心しました。そうか、この仕様ですと確かに1人目ひっかかったら後は86金を見つけるだけですもんね。ああ、やっぱり考慮不足でした。
竹野龍騎さん「飛合はすぐに見えましたが、なぜか94龍を取れることに気付くまでに時間がかかりました……。また、グイッと出る86金がすぐには浮かびませんでしたし、同玉の変化が詰むように見えず、苦戦しました。大道棋としての評価はよく分かりませんが、私の解図力では手が出せないです」
☆多分私も解く立場になったら同じかな?凡骨生さんのとこで修行中なんですけど。
やはり86金が相当な難手だったようです。ちょっと今回は番外編的な内容でしたかね。また大道棋をやるとしたら、もう少し手が付けやすそうな内容にしたいと思います。
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