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冬眠蛙好みの超短編5 斉田喜道氏作

  

斉田喜道氏作 パラ80.11

▲57馬 △45玉 ▲37桂 △同龍 ▲35馬 △同龍 ▲57桂迄7手。

この作品はなんといっても初手。構図のとり方がうまく、39馬と引く変化がなかなか見えない。合駒を読みづらい、という以前にまず有効な手に見えないです。で、その変化に使った駒が3手目以降の手順にも無理なく活かされているのも見事です。

超短手数での心理作というと、いかにもそれっぽい配置になってしまいがちです。この作品は不自然さが無いあたりに推敲の深さが覗えます。

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コメント

このコーナー、かなり気に入ってます。週一くらいのペースで見たいものです。斉田さんは地味でしたが、当時、好きな作家のひとりでした。本作も懐かしいです。この初手には私も影響を受け、一局こしらえた記憶があります。蛙氏の作品にも、確かあったはず。

投稿: 柳原裕司 | 2008年10月20日 (月) 10時27分

コメントありがとうございます。週一は少しキツイかな?でもせめて2週に1回はと思ってます。

>>蛙氏の作品にも、確かあったはず。
順位戦であります。あれは逆算で入れました。この斉田氏作も逆算っぽい感じですね。でもそれにしてもうまい。

投稿: 冬眠蛙 | 2008年10月23日 (木) 11時25分

 持ち駒に桂がある7手詰は、やさしいという定説を覆そうと、持ち駒桂2枚の難作に挑戦してみました。本作には、懐かしい思い出がたくさんあります。

投稿: 斉田喜道 | 2008年11月 2日 (日) 13時47分

作者の方からコメントいただけるとは本当に感激です。無断借用で申し訳ありません。

コメントの内容からすると、逆算ではない?難しく創ろうって意識してしまうと余計な力が入って作品にならなくなってしまう私には、羨ましい作図力です。また遊びに来てください。

投稿: 冬眠蛙 | 2008年11月 2日 (日) 20時32分

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