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冬眠蛙好みの超短編4 橋本樹氏作

 

橋本 樹氏作 パラ80・8

▲35角 △同金 ▲34角 △26玉 ▲17飛成 △同玉 ▲16金迄7手。

取れるはずの守備駒を動かし、更にその守備駒がいなくなった位置に攻方の駒が動く、詰将棋ならではのマジックです。この作品は動かす駒が金にしたのがお手柄。35を塞いでおいて34角とすれば6手目36玉に37金で詰む、という仕掛けです。難条件にもかかわらず、それほど駒を置かずに表現できている辺りは流石の一言。橋本氏も冬眠蛙のデビューと相前後して冬眠に入りました。華麗な短編をまた見せてほしいものです。

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