⑫たくぼんさん作 解説
▲75銀△同飛▲84角成△65玉▲75龍△同桂▲67飛△同桂成▲74角迄9手。
正解者20名 評点3.60(5-1,4-10,3-9,2-0,1-0) 5位
最終3手からの逆算かな、と覗える図ですが、この初手はよく入ったなあと思います。同桂は85龍、65玉、67飛でぴったり詰み。作意も同飛に対して手順に飛車を奪って67飛の限定打が決め手となります。途中の4手が少し平凡な感じで惜しいですが、2点・1点評価が無かったことからも確かな作図技術がわかるところです。
解答にフェアリーに推理将棋にと充実した活動をされているたくぼんさんですが、かしこの方でも更なる活躍が期待されますね。
凡骨生さん-守備桂を二段に跳ねさせるは巧い。
橘圭吾さん-形から最終形は一つ。繋ぎも綺麗。
☆なるほど、48歩に着目すれば…というところですね。
谷口翔太さん-桂の2段跳びで入賞を狙う、少し甘いぞ、参加賞。
☆うはっ、厳しい。
けんちゃんさん-何故か初手85龍では詰まない。
馬屋原剛さん-8手目成生限定してほしかった。
☆一段下に下げればいけそう鱈。(←オヤジ)
北北東さん-手が難しかった。読んでない手はもうこれしかないと銀を打ったら・・詰んだ。
中村雅哉さん-狙いは明快に表現されている。しかし、8,9手目の非限定、駒取り、48歩 配置などもう一工夫欲しい。
☆ちょっと惜しい感じはしますね。
隅の老人Aさん-84角成は上に逃げられそうでヤダね、桂の2段跳ねで4点。
波崎樽生さん-筋良く75銀では同飛でダメと思ってしまい苦戦。それでも取ってしまうとはね。9手以内と分かっているのに初手85竜以下追いまわしたバカな私。
☆うんうん、私もよくあります。
Disabledさん-二段の桂跳ねが良い味。初手の銀捨てもインパクトがある。
☆ほんとこの初手はオイシイですよね。
風みどりさん-藤田作を思い出す。と、あちらはさらに角を捨てていたので比べられてしまう。
☆ぜひ今度ご紹介ください。
しろねこさん-67飛が凝った詰め方をしている。同桂成り、以下詰み。
ssさん-桂馬の二段跳ねが入って収束が締まる。なかなかの出来。
☆超短編では勇名をはせてますからね。
今井亜美さん-ちょっと強引だと思う。
利波偉さん-初手の付加価値がどれだけあるかという作品で、以下は今となっては既存手順だと思う。初手はいい手だと思います。
☆既成手順ですか。。。
小峰耕希さん-3~5手目の緩みが残念ですが、67飛に免じます。
☆そりゃまたどうも。
藤井孝太郎さん-変化にも妙手あり、綺麗に割り切れている。
☆変化の厚みがいかにもたくぼんさんらしいです。
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コメント
風みどりさんコメントにある藤田作とは、おそらく昭和47年度看寿賞短編賞の11手詰と思います。看寿賞作品集で見ましたが、豪快な作品ですよね。
投稿: MN | 2007年11月21日 (水) 22時37分