⑨利波偉さん作 解説
▲97馬△57玉▲47龍△同龍▲79馬△67玉▲68馬迄7手。
正解者20名 評点3.05(5-3,4-1,3-10,2-6,1-0) 10位
ぱっと見で馬の開王手が見えますが、右に開く手は55玉で逃れ。左に開く手を読むと、57玉に対する応手がなかなか詰みそうで詰まないことが判明します。正解は最も遠い97馬。47龍と捨てて79馬でおぉ!…という仕組みです。
2手目35玉は45龍、24玉、25龍、13玉、23龍迄変同です。どうみても作意でないことは明らかなので大きなキズではないですが、ちょっと惜しいなあ、というのが正直な感想です。2手目35玉を作意にして別の収束を捜したいような気もしますね。この辺は作図感覚の違いでしょうから、なんとも言えない部分ではあります。
しろねこさん-とくに本格的な詰将棋で難しい問題です。初手の97馬を読んでいないと後がつづかない。あとは簡単。
☆97馬が正解とわかった瞬間に全部見えていますからね。
凡骨生さん-最遠に馬を引く初手一発!三手目が紐つきでなければ最高だが。
☆う~む、確かに。
馬屋原剛さん-変同?
藤井孝太郎さん-気持ちいいが、いくら考えても変同になってしまう。
ssさん-馬の最遠移動を実現・・・と言いたいところだが、これ二手目△35玉で変同では?
☆う~ん、やはり気になりますかねえ。人それぞれではあるんでしょうけど。
風みどりさん-単純だが楽しめる。
谷口翔太さん-構想は良いが、技術が不足。努力すれば、先が楽しみ。
☆作者によりますと、冬眠前の作品だそうです。なんとなく当たっている?
けんちゃんさん-元気がいいのは買える。(2手目35玉は変同?)
☆けんちゃんさん好みの構想かな。
中村雅哉さん-内容の割に駒配置が大きすぎる。
橘圭吾さん-収束の甘さが…。
小峰耕希さん-遊び手が多いのが惜しまれる。
☆遠開きだけでは評価されない時代になってきましたかねえ。ほんと、短編は厳しくなりました。
北北東さん-こうやってほしいと思った初手が,おお・・当たっていた。
☆嬉しくなりますよね。
隅の老人Aさん-79馬を捨て駒にしたいですね。
たくぼんさん-5手で纏まれば言うことなしだけどね。
☆う~む、皆さんゼイタク。
Disabledさん-馬が大胆に舞う。竜捨てもアクセントに添えた。
今井亜美さん-わざとらしくない配置で遠開きを実現。
☆どの手もそれなりに有力そうに見えるあたりは流石ですよね。
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