①藤井孝太郎さん作 解説
▲61角 △44玉 ▲53飛成 △同玉 ▲54金迄5手。
正解者19名 評点3.30(5-3,4-4,3-7,2-4,1-1) 8位
2手目43合は同飛成で、45玉は53飛成、46玉、57龍迄でそれぞれ同手数駒余りです。53飛成に合駒をしても同じ手順が成立しているので無駄合です。
右側から打ちたくなる角を左から遠打で放つのが鋭い一手です。紛れを残す配置の工夫、馬を72に置くことで生じる初手に重複感を持たせるあたり、流石に超短編を作りなれているなあと感心する次第です。9手までの条件の中、5手詰で8位は大健闘ではないしょうか。
凡骨生さん-広がっているが61角から飛捨ては気持ちよい。
ssさん-52角だと詰まないことが主張か。だが、構図をここまで広げて実現するほどの手順ではない。
橘圭吾さん-此処迄纏まっていれば文句はない。
☆う~ん、やはり人それぞれですね。冬眠蛙はあまり広い構図に違和感を覚えない方なので、どちらかというと橘さんよりです。
波崎樽生さん-玉に取られないように角を離して打つ。
今井亜美さん-短手数なんですね。びっくり!
Disabledさん-角遠打の効果。広い構図で初手に紛れを増やしたか。
中村雅哉さん-大模様の5手詰で挑む心意気を買って+1点。
☆この1点で順位が変わったとかですと劇的ですが、ためしに計算してみたら変わりませんでした(笑)。
谷口翔太さん-配置が広くて、初手に迷う。感心、超短編の傑作?
北北東さん-5手詰を2作解いた感じ。5手詰の好作でも9手詰にはあと4手の好手を入れることが可能なので,対抗するのは厳しいかも。
たくぼんさん-角打は56か?67か?まさかの89か?とか考えて一番時間がかかりました。さてさてどう評価したものか。
☆ひねすぎです(笑)。
隅の老人Aさん-創作では16角を選ぶか61角か。作者苦渋の選択。
小峰耕希さん-頑張ってはいるけど、重いのが難。
馬屋原剛さん-詰将棋解答選手権の初級問題なら凶悪な作品になりそう。
☆なるほど、確かにそんな感じですね。見てみたかった気もします。
けんちゃんさん-2手目45玉の変化が66飛成以下でも詰むのは味が悪い。
☆ちょっち潔癖症?
利波偉さん-全ての変化が5手以内で収まっているのは不思議です。作意は空き王手ではなくて、じっと飛捨てなのは渋いです。
風みどりさん-短手数ながら悩まされた。
☆近将解説者も悩んだとあれば十分ではないでしょうか。
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コメント
なるほど
12角とか67角って
一秒も考えませんでした。
確かに言われてみると
嵌りそうですね・・・。
投稿: ss | 2007年11月11日 (日) 00時12分
各評価点の人数を教えてもらえればうれしいのですが。
投稿: たくぼん | 2007年11月11日 (日) 08時14分