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⑭オタマジャクシさん作 解説

 

▲26金△同桂▲17歩△27玉▲77龍△17玉▲49角△77と▲27馬迄9手。

正解者18名 評点3.80(5-4,4-5,3-8,2-1,1-0) 3位

最後を飾るのはオタマジャクシさんの雄大な作品です。初手34角に少しひかれますが、27玉とされて駄目です。26金と捨てて開王手の形を準備して17歩で追い込み、そこで77龍と角の陰に移動するのが妙手。54合は45角の一発で詰ますことができます。17玉と踏ん張りますが、今度は49角と馬筋と重ならないように開王手し、27馬迄となります。変化と作意の開王手の対比が狙いでしょうか。少しパズル的な味もして楽しい作品となっています。

もう少しらしい紛れも欲しいところではありますが、楽しさを評価されて4位と健闘しました。

凡骨生さん-駒が派手に動く、攻め駒の陰に引く77竜がチョイ良し。

☆しゃれてますよね。

ssさん-一手指す度に攻方の駒が消えていく素晴らしい手順。解いてよかった。

☆作者にしてみるとこんな評に出会えるのなら出してよかった、というところかな。

波崎樽生さん-飛の利きを消してからの17歩にチョットだけ味が。

☆よくみると打歩でもなんでもないんですけどね。

今井亜美さん-意外と地味な印象。

Disabledさん-5手目がうまい。詰上がりが連係プレー。わざと開王手にするところが渋い。両王手とばかり思っていた。

☆6-4-3のダブルプレーといった味。

中村雅哉さん-派手な手順だが、一番当たり前の手で詰んでしまう感じがする。

橘圭吾さん-バッテリーの再構築が美しい。

☆開王手の、ですね。

谷口翔太さん-大きな配置、大蛇が出ても驚かない。出ました、77竜ですね。

北北東さん-紛れ順の中に結構いい感じの7手詰の手順がある。けど、誰も引っかからない。

☆うーん…、私も第一感で解けたクチなので…。

たくぼんさん-香でも良さそうだけどなあ。ズバッと両王手で決めたかった気もする。

隅の老人Aさん-何処から手を付けるか、捕え処がないややこしさ。

☆大駒の利きが暗算だとズレちゃいそう?

小峰耕希さん-頭3手をもう少し巧妙な伏線に出来ると良かったと思います。

☆なるほどね。ちょっと難しいかなあ。

馬屋原剛さん-両王手ではなかった。

☆少し拍子抜けする人もいたかも?

けんちゃんさん-とりあえず豪快な雰囲気はある。

利波偉さん-空き王手の種駒が変わるのは珍しいと思う。

☆"あき王手"って「開」と「空」と両方見ますよね。どっちが正しいんでしょう?

藤井孝太郎さん-角ではなく龍を捨てる展開が意外だった。

☆初形からは想像できないですよね。

さて、またまたお詫び。この問題でも誤解2名ありでした。本当に申し訳ありません。以後気をつけたいと思います。

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コメント

昨夜寝ぼけ眼で読んだ時は疑問も持たずに皆さんの短評を読んだのですが、今読み返してみると?????なんか違和感が…。で、作意を見てびっくり。これ、私、誤解していました。たぶん。締切ぎりぎりに解答したんで、ぜ~んぜん気付きませんでした。

投稿: 風みどり | 2007年11月23日 (金) 21時07分

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