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③今井亜美さん作(修正図) 解説

 

▲36金 △同角 ▲45金 △同角 ▲36金迄5手。

正解者:20名 評点2.80(5-2,4-0,3-12,2-4,1-2) 余詰

原図は1段下だったため、初手34金、24玉、33金以下余詰が発生しました。え、この図でも詰みそう?いえいえ、45金、25玉、34金には45桂と一発逆王手をかまして、同飛、34玉で危ないですけど逃れます。また、3手目56金としても詰みそうですが、今度は55角!同飛、44玉で逃れます。

気付かない人も多かったようですが、逆から手順を並べても同じ、回文詰が作者の狙いでした。回文詰って最長手数が私の記憶では確か9手。結構創るの難しいんですね。3桁でできたら看寿賞モノ?

なお、短評中の手順は意味が通るよう、修正図にあわせて直しています。あしからず。

たくぼんさん-回文詰将棋の中では素晴らしい手順ではなかろうか。

☆シンプルなのが良いですね。

風みどりさん-回文詰。でも作者名が見当たらない。

☆ありゃ。えっとですね、作者名をよく見てみると…。

けんちゃんさん-回文詰ということで、作者名が今井亜美であることは分かった。3手目56金の逃れ方が隠し味。

☆ほらね。しかし、さすがに見てますねえ。

しろねこさん-初手と3手目の金寄りが素晴らしい。気がつかない。いかにも詰将棋らしい手。54の金が邪魔駒になっているので金を2回捨ててとどめに金打ちまで。

凡骨生-巧い邪魔駒除去。

☆狙いに触れていないホメ評があるって、よく考えるとすごい。

Disabledさん-角のスイッチバックを逆王手で表現。飛筋を通してスッキリ。

谷口翔太さん-解けて、おもわず、「フフウ」と笑う。成る程なぁ。

☆中には厳しい評もちらほらと。

ssさん-紛れがないので見た瞬間詰んでしまう。

橘圭吾さん-特記出来る事がない作品。

☆狙いが見えづらいタイプの作品の性ですかねえ。

藤井孝太郎さん-個人的には27角か47角配置が好み。

☆あ、えーと、前の図だとそれでも良いのですが、修正図だと成立しないです。決して藤井さんが勘違いしているわけではありません。

隅の老人Aさん-ふすまの裏から香が飛び出す。注意注意。

☆雰囲気が出ていてニヤリとさせられます。

中村雅哉さん-56金に55角まで読んでもらわないと価値がわからない。

馬屋原剛さん-センスのよい作品(回文詰)。

☆私が作者だったらこういう評をもらえれば満足です。

利波偉さん-回文詰め。逆王手を避ける為の金捨てで面白いのですが、紛れ不足の感は否めない。
付記:ところで回文詰って何時誰が言い出したんですか?昔は無かったような気がするのですが、、、。

☆小湊奈美子さんあたりなのかな?冬眠蛙もよくわかりません。

小峰耕希さん-回文に溺れた感じ。

北北東さん-手順が回文になっているので,1ポイントアップ。

☆条件をどう取るかは人それぞれですね。

今井亜美さん-笑ってもらえれば充分です。

☆楽しい作品、ありがとうございました。

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