昨日は詰とうほくでした。なんと厚木から「詰将棋一番星」の磯田さんが初参加。昔の作品集だったり古文書の話だったりで盛り上がりました。荒川さんとともにホテル近くの居酒屋さんで3次会までお付き合い。86歳ということで、お元気でびっくりしました。今日お帰りのはずですが、新幹線がまた昼に不通だったようで、大丈夫でしたでしょうか。
次回は11月8日で抽選申込予定です。今度は原稿忘れないようにしないと(汗)。
さて、席上磯田さんからいただいたのが昭和時代の北原氏・森田氏・角氏の年賀詰の載った年賀状。昭和50~60年代くらいのもののようで、図面はハンコ、文字は手書き。北原氏は特に味がある文面で楽しめました。せっかく図面いただいたので、紹介しよう、と思ったのですが、作意が分からないのが多いんですよね。やはりPCソフトがない時代ですので、記載されている手数と合わなかったり、駒余りですとか、あぶり出しっぽい初形なのに字にならない、みたいな。
ここでは森田氏の初形曲詰の年賀詰2作を紹介します。
▲64銀△同玉▲75馬△55玉
▲56歩△同玉▲57金△55玉
▲44銀△同玉▲53馬△55玉
▲47桂△同香成▲56歩△45玉
▲35馬まで17手。
初形が独楽の形になっていますが、リズミカルな手順で自然に57馬が75→53→35と回っており、題名にピッタリです。途中47桂の局面で独楽がひっくりかえったように見えるのもちょっと洒落てますね。

▲65飛△同玉▲75金△55玉
▲67桂△同香成▲66金△同成香
▲56歩△同成香▲65金△同玉
▲75馬△55玉▲54金△同玉
▲53飛成まで17手。
65飛に同香は66金~56歩で詰み。75金に55玉で打歩詰の局面になりますが、ここで67桂といったん香を成らせて66金と捨てることで56への効きが生じて打歩詰を打開します。最後も54金と捨てて年賀詰らしい爽やかな手順になっています。
仙台は今日も猛暑日に。本当に身体にこたえますよね。皆さんもお気をつけください。
昨日博多で開催されました全国大会に参加して参りました。ここ2回、握り詰コンテストの担当をさせてもらってたのですが、今年はアトラクションのアシスタントだけでしたので、気楽に参加させてもらいました。詰棋書も購入できましたし、看寿賞解説は創作裏話も含めて素晴らしかったですし、色々な方とお話をさせていただいて楽しく過ごしました。九州Gの皆様や吉松さん、石黒さんをはじめとしたスタッフの皆様に改めて感謝申し上げます。来年は○○開催とのことで(まだ言っちゃ駄目なんでしたっけか)、今からとても楽しみです。また前後がカミさん慰安旅行になりそうな気配ですが……(笑)。
昨日の夜に二次会を途中で失礼して別府に移動し、温泉宿泊後、本日は地獄めぐりをしてつい先ほど仙台に戻りました。長崎の夜景も綺麗で、とても楽しめました。
ということで、今日は疲れたので、詰将棋学校好作選は次回まわしで。作品紹介だけしておきます。最近冬眠蛙も解答頑張っているのですが、大学の力作がやはり難関で、特にこういう作品に苦戦してしまってます。皆さんはいかがでしょう?次回の解説をお楽しみに。
次回詰とうほく、8月23日(土)の13時から、前回と同じく青葉区中央市民センター和室となりました。なんとか予約取れて良かったです。暑い最中になるかと思いますが、ぜひ。
さて、前に軽趣向好作選をまとめたものを図面作成ソフトで鑑賞できるようにしたものを公開しました。(コチラ)
これはこれで楽しめるかと思いますが、UraさんからWeb上で同様に棋譜再生も含めてできるようなプログラムをいただきました。Webでの鑑賞ということで、文字も大きく見やすく仕上げてもらってます。Uraさんありがとうございます。
せっかくなのでこちらに公開します。添付のzipファイルをダウンロードして解凍後、「Program」フォルダにある「WebView.html」のファイルを開くと、以下のような感じで鑑賞できます。
図面下の▶ボタンで再生も可能です。図面上でのクリックでもやれると思います。ぜひお楽しみください。
前にも作品集鑑賞の仕方は掲示していますが、せっかく軽趣向好作選の公開なので作品集鑑賞に絞ってもう一度紹介しておきます。
①:ダウンロードしたものを解凍し、「図面作成」を起動します。下の画面が開かれましたら「設定」ボタンをクリックします。(ちなみに新規にダウンロードされた方は既に初期設定済と思いますので、⑤に飛んでも構いません)
②:以下のような画面が開かれます。以下の画面が表示されますので、赤丸で囲んだ「作品集変更」をクリックします。
③:ファイル選択のウィンドウが開かれます。「軽趣向好作選Vol1.txt」を選択して、「実行」ボタンをクリックします。
④:元の②の画面に戻りますので、下図赤丸について「環境を保存」→「保存を反映」の順でクリック後、最後に下の「戻る」ボタンをクリックします。
⑤:最初の画面に戻ります。作品集が軽趣向好作選の画面に切り替わります。下図の赤丸で囲んだ「作品リスト」と「手順・解説」をクリックします。
⑥:左側に作品リスト、下に手順・解説文が表示されます。作品リスト上で見たい作品をクリックすれば当該作が表示されます。下図赤丸で囲んだ「再生」脇の「>>」をクリックしますと手順が自動再生されます。その隣の「▲」「▼」をクリックで手動再生も可能です。解説文は下段脇のスクロールバーで見ることが出来ます。
いかがでしたでしょう?質問はX(Twitter)で@frog_sleepingまでダイレクトメッセージで受け付けます。お楽しみいただければ幸いです。
だいぶ前に書き終えていたのですが、解説の部をアップしていませんでした。一部改作の追加もあり、問題の部とあわせて再掲示します。
ダウンロード - works5answer26comments_20250112.pdf
MicrosoftのPDFライターだと、なぜか図面の変換がうまくいかず、やむを得ず今回はファイルごとPDF変換しています。その関係で2アップになっておらず、今までと異なり1ページ1枚です。あらかじめご了承ください(PCやスマホで見るだけならこちらの方が見やすいかな?)。印刷する際に1ページ2枚にすれば袋とじにできると思いますが、今回は過去作改作も含めて載せたので、ページ数が多く、綴じるのが大変かもしれません。
コメント欄は閉じてますが、誤植等ありましたら、X(旧Twiiter)の@frogsleeping宛にご連絡いただければ幸いです。というか、ダウンロードしていただくだけでも嬉しいです。よろしくお願いします。
多くの方が既に触れられてますが、角建逸さんが急逝されました。仕事の関係で仙台に年に1回来られており、その都度お声掛けをもらい、夜をご一緒させていただいてました。ここ数年は脚の関係もあり、アルコール抜きで牛タンや寿司を食べつつ、延々と雑談した後、ホテルまでお送りするパターンでした。角さんらしく話は多岐に渡っており、その中で「君のも作品集出してあげるよ」と冗談まじりに言ってもらっていたのを今でも思い出します。
そういうご本人もパラの同人も既に視野に入っており、きっとご自分のも構想されていたのではと思うのですが、本当に残念でした。心よりご冥福をお祈りいたします。
短編詰将棋の創作のポイントは「いかに狙いを品質高く詰め込む舞台を用意できるか」ってのが持論でして。特に私の場合、「一手のインパクト」を重視するタイプですが(前回記事参照)、そのインパクトはやはり舞台装置の良し悪しで伝わり方がだいぶ違うと思うのです。
今年、自分は打診移動中合というちょっと珍しい作品を6月に発表しました。ちなみに打診移動中合自体の作例は前にもあります。有名な作品ですのでご存知の方も多いかもしれません。(ちなみにこれより前に作例があるかどうかは知りません)

動く将棋盤も載せてみました。何度見てもワケわからないスゴイ手順で、これだけの複雑なシステムを良く制御できたものだな、と今でも感心します(なお、同年4月号の結果稿で作者の解説も載っています)。
一方で打診移動中合というテーマ単体ならば、どちらかというと短編向きだよね、という思いもありまして、何年か前に取り組んでました。が、このテーマですと、
①打診移動中合ということは、他の打合だと早く詰む必要がある
②打診移動中合を成で取ると、その後打歩詰に誘致する手順が成立する
③一方で打診移動中合を生で取ると、生で取ったことにより玉方が逃げ方等で抵抗する手順が成立する
④で、成で取るか生で取るかのどちらかで、駒も余らせず詰ます必要がある
という条件を満たすことが絶対、かつ
⑤それなりのインパクトを持たせる打診移動中合ならば角や桂で表現したいが、その場合は歩合を早詰にしなくてはいけない、
これが非常に難度が高い。これを二歩で割り切ろうとするとミエミエになってしまいがちなんですよね。何個か作ってみたのですが、どうしても原理図みたいな感じになってしまう。今年順位戦に出したのがまさにソレでして、実は他にも少しマシなものも作ったのですが、もうちょっとなんとかしたくて、敢えて元々あった原理図の方を出品したワケです。ただ、納得いかないまま出すのはやっぱり後悔してまして、残りの図の方はまだまだ練らないとな、と。
そうしたところに、12月号の結果稿を覗いてみたら、この記事の冒頭で図を掲示した弘中氏作の短編が。何がビックリしたって、『53角の隣にいる43馬を44馬と打診移動中合する』という唖然とするような応手をアッサリ実現していること。どうやったらそんな手順成立できると思います?タネが分かったとき、愕然としました。ポイントは『打診移動中合を取る以外の手順で詰む順を用意すること』⇒『打診移動中合にその順への抵抗の意味合いを兼ねさせること』で、これで他合の変化もそして王手をした駒を取る順も全部クリアしていること。実は上で示した条件の内、④は絶対条件でなかったのです!
いや、目から鱗とはこのことなのですが、ただ、『打診移動中合を取る以外の手順で詰む順がある、ということは、そもそも打診移動中合出す前にその順に行った場合は詰まないようにしなくてはいけない』んですよね。打診移動中合自体の構図も結構難しいというのに、そんなムシの良い舞台そうないはずなんです。弘中氏作の優れているところは、『25香の意味が単なる開き王手というだけでなく、もう一つの詰む順(26歩)を行うための手である』という巧みな舞台設定。この発想には参りました。これはもう、短編作家として脱帽するしかありません。序奏も入って収束も飛捨てでピタリ。いや年の瀬に良いものを見させてもらいました。
というわけで、最後に手順を動く将棋盤で紹介。ぜひ皆さんも、この作品の素晴らしさを味わっていただければと思います。では。
今年もささやかながらお手伝いで参加しました。ちなみに当日よりも前日以前の方がはるかに準備が大変で、それには冬眠蛙はほとんど貢献できておりません。他の幹事の皆様、また現地で仕切っていただいた堀口さんには本当に頭が下がります。無事に開催できて、本当に良かったです。
大会では休憩時間もずっと記念詰将棋に苦吟して、ほとんどコミュニケーションが取れませんでしたが、懇親会はおかげさまで楽しませてもらいました。飲み物のオーダーに追われ、せっかく大橋さんの近くの席だったのにあまりお話しが出来ず残念。でも久しぶりにあんこうさんと昔話や詰将棋に対する思いについてお話しできましたし、何人かの方から「冬眠日記見てます」と言ってもらえました。ssさんからは「紹介してもらえると嬉しいです」とありがたいお言葉も。嬉しい限りです。
そんな中でひとつ今回嬉しかったのが、編集長と長編「マリー」のお話が出来たこと。「よう知ってたなあ」と言われましたが、編集長の短編・中編を見慣れているパラ会員の皆さんなら、下の作品が編集長作だ、と言われても「え!」となるのではないでしょうか。
「いや、それはもう苦労したよ」と懐かしそうに語っておられました。「収束がちょっと残念でねえ」というお話で、実はちょっと5手前から別詰のキズがありますが、なんといっても趣向によらずにこれだけの手順を捻りだしたことに、秘めたる情熱を感じるばかりです。ぜひ解いて……と言いたいところですが、なかなか大変。
そんなときにはググるのが一番、ということで、その場でも鑑賞できないか、と探してみたら、ちゃんと詳細な解説つきでつみき書店さんに載っていました。スマホの小さい画面でしたがその場で鑑賞。一緒に見たあんこうさんも「これはスゴイ」とおっしゃっておられました。ぜひコチラをクリックして、作者のほとばしる情熱を感じてください。スマホだとちょっと見にくいので、こちらでも動く盤面を載せておきます。多分見ただけでも熱さを感じてもらえると思います。
ちなみになぜ詰将棋学校好作選で触れなかったのか、といえば、もちろん本作が半期賞を受賞しているからです。作者の言葉とか当時なかったんですよねえ。そういう意味でも、今回聞けて良かったです。
次回ももちろん参加したいと思っています。また皆さんお会いしましょう!
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