金成憲雄氏作品紹介(終)

第1番を紹介したのが2014年1月でしたので、足掛け2年半の長期連載となりました。今回で最終回です。

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 最後は会合にて紹介された未発表作の大道棋風作品。エピローグとしてちょうど良いでしょうか。ほとんどの方が初見のはずですので、手数はナイショにしておきますね。
 確か記憶では、この詰とうほくは盛岡開催だったはずで、冬眠蛙はこの頃入社1年目の仙台でした。肝炎で入退院を繰り返していた頃で
、ちょっと行く勇気が起きなかったのですが、今になると悔やまれます。

 フェアリーや必至問題も含め、62題の作品を紹介しました。なんといっても驚くのは、完全率の高さ。出題時のミスに近い形の不詰1作のみ、というのは衝撃的な数字です。PCソフトとかない時代ですからね。事前に「解答強豪で力のある作家なので、余詰はそんなには出ないのでは」と詰とうほくで予想していたのですが、まさかの余詰ゼロ。やはり素晴らしい作家だったのだなあ、と改めて感じた次第です。作品レベルも申し分なく、皆さんにも楽しんでいただけたのではないか、と思います。

金成憲雄氏作品紹介54

今週は週末に友人と秋田に遊びに行く予定です。ということで、休みを待たずに記事をアップ。

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48・52と簡素図式の名品を紹介しましたが、その作者嗜好の到達点ともいえる塚田賞受賞作。10手台です。ぜひ解いてみてください、驚くこと請け合いです。

金成憲雄氏作品紹介53

倉敷行きたかったなあ。。。

気を取り直して。

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いよいよ『勝負澤』。今までたくさん好作を紹介して参りましたし、またこの後塚田賞作品もあるのですが、やはり金成氏と言えばこれ、という方も多いのではないでしょうか。(逆に、本作のせいで金成氏は難解派、という印象が強くなってしまうところは、本当はちょっと損なのかもしれません)

30手台。特に序の濃密なやりとりを堪能していただければ、と思います。

金成憲雄氏作品紹介52

あ、まず業務連絡?を。Uraさんかsuikyouさん、施設予約カードの暗証番号をhirokiichishima@yahoo.co.jpに連絡くださいますよう、お願いいたします。10月くらいに詰とうほく開催を予定しており、予約手続きをするため、ご教示ください。

さて、久しぶりに金成氏作紹介を。

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20手台。簡素図式から細やかなやり取りが展開されます。

別サイトの解答掲示が滞ってまして、そろそろ着手します。しばしお待ちください。

金成憲雄氏作品紹介51

ようやく私的なイベントも終わり、落ち着きました。ぼちぼち再開します。とは言え、やはり生活は大きく変わるもので、ペースは今までと変わるかもしれません。

さて、では本当に久しぶりに金成氏作紹介を。

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手数一桁。「将棋讃歌」はご存じない方も多いかと思います。私も子供の頃に見た記憶がうっすらと残っている程度。もしかして詰将棋データベースも未収録かもしれません。

金成憲雄氏作品紹介49

 予想どおりの忙しさで、やはりブログ更新もままなりません。かといって、一旦閉じると、いよいよ復帰しなさそう。ちょっとした空き時間で詰将棋を解いたりはしており、そんなに離れている、ということでもないので、スパンは若干空くかもしれませんが、細々と続けていきます。

 今日は解答選手権。盛り上がっているのでしょうか。金成氏作で紹介が抜けていた作品があり、短手数なので、来たる一般戦・初級戦向けに、肩慣らしにここで出しておきます。

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選手権にならって、手数は伏せておきます。タイムトライアルのつもりで、どうぞ。

金成憲雄氏作品紹介48

いよいよもって仕事が忙しくなってきました。まあ、私より余程働いている方も多いとは思いますし、事実私も今より忙しい時期もあったと記憶していますが、やはり年齢と環境なんでしょうかね。…ということで、しばらくぶりの更新になってしまいました。今日は金成氏作紹介を。

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盤面5枚の簡素図式です。20手台。前作もそうですが、この時期になると、形も手順もより洗練されているように見えます。好みが変わったのかもしれませんね。

金成憲雄氏作品紹介46

 引越作業もようやくひと段落しました。年末は少しは休めそうです。ただ、元日は仕事なんですが(涙)。

 …ということで、金成氏作品紹介を再開します。

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 50手台の軽い趣向作。私は初見の手順だったのですが、詰研会報ということは趣向が被っていたのでしょうか。暗算でいける易しさですが、手触りは良いと思います。

金成憲雄氏作品紹介45

記念詰将棋、ちょっと難しいのか、解答者数が伸び悩み気味。短コンをちゃちゃっと片づけて(笑)、こちらの方もぜひ解答いただければと思います。

さて、久しぶりに金成氏作紹介を。

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10手台。簡単に詰みそうですが、ちょっとした工夫が必要です。

金成憲雄氏作品紹介43

う~んと、今回のはちょっと難しいですねえ。

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50手台。発表先を見て懐かしく思われる方も多いのではないでしょうか。詰研会報は森田さんが毎月1回発行していたものです。厳密には新作発表という建付けではなく、発表前の公開検討依頼、という形式です。こういう場がネットではできない、というのはちょっと不便な気もしますね。結局この作品は以降発表されませんでしたので、厳密にはお蔵入り作品なのかも。

届いたばかりのパラ11月号の結果稿を眺めています。谷本さんの幼稚園の、きっと解いたら大苦戦でしたね。スーパー園児でないと(笑)。ではでは。

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