詰将棋学校好作選61
詰将棋おもちゃ箱の2026年の年賀詰投票で今年も2位をいただくことが出来ました。昨年に比べるとだいぶ易しいのですが、逆にそれが評価されたのであれば、本当に嬉しいことです。ご投票いただいた皆さん、ありがとうございました。
さて今日は詰将棋学校好作選。不完全作ですが、力作ですので、あえて紹介します。
▲33銀生△同玉▲44銀△22玉
▲33銀生△同玉▲55角△23玉
▲24歩△32玉▲43飛成△同玉
▲46龍△52玉▲63金△同馬
▲同銀成△同玉▲66龍△74玉
▲64龍△85玉▲63角△86玉
▲84龍△76玉▲85角成△87玉
▲95馬△76玉▲94馬△65玉
▲64龍△56玉▲66龍△45玉
▲46龍△54玉▲44龍△65玉
▲64龍△56玉▲67馬△47玉
▲44龍△36玉▲46龍△25玉
▲58馬△24玉▲26龍△34玉
▲25馬△45玉▲46龍△54玉
▲43馬△63玉▲66龍△74玉
▲64龍△85玉▲52馬△86玉
▲84龍△76玉▲85馬△87玉
▲95馬△76玉▲94馬△65玉
▲64龍△56玉▲67馬△47玉
▲44龍△36玉▲58馬△27玉
▲47龍△16玉▲36龍△26金
▲49馬△15玉▲33角成△14玉
▲34龍△13玉▲23馬まで91手。
序が結構難しく、出題時は特に銀2枚消去してからの43飛成~46龍のあたりで転倒された方が多かったようです。主題と関係ないところですが、この一歩控える46龍は作者的には入れたくなる一手でしょうね。
主眼となるのは20手目の局面からの大駒3枚による追い趣向になります。雰囲気的には後年原図が発表された近藤真一氏の無防備煙に近いですが、追い方は微妙に違っています。比べてみると面白いかと。
34手目56玉の局面で、54香が邪魔になっており、龍を一回転して消去し、67馬とすると47玉に44龍で右に追い込むことが出来ます。が、なかなか微妙に届きません。ここが作者の狙いで、実は右に追い出したのは46龍~58馬で24歩を消去するためで、25馬~46龍~43馬でもう一回左に追い、同じ手順を繰り返して36玉・44龍・55角・67馬型を作ることで58馬から収束に入れる仕掛けになっていました。24歩を消去することで15玉に33角成で収束することが出来ます。
発表時かなりの高評価を得ましたが、発表時は残念ながら37手目58馬や51手目44龍等、複数の余詰があることが判明。68の銀が浮いているのがちょっとキツイかと思ったのですが、なんと詰方13歩配置でギリギリ二歩禁で逃れるようです。作者の執念に感心。EOGさん、ご連絡ありがとうございました。
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「撫子」は攻方13歩追加の図です。
投稿: EOG | 2026/04/06 18:18
ご連絡ありがとうございます。修正しました。
本当にギリギリで直ってますねえ。感心しきりです。
投稿: 冬眠蛙 | 2026/04/07 22:48
拙作採用していただき有り難うございます。詰将棋博物館の図(13歩欠落)は、私が担当していただけに恥ずかしいです。
本作には、詰工房で首さんに見せたら、「これは半期賞級だよ」と褒められた思い出があります。普通の趣向作なのになぁ、と不思議に思ったものでした。
投稿: 変寝夢 | 2026/04/08 22:00
コメントありがとうございます。いや、そうは言っても高得点でしたし、この精巧さなら本当に半期賞にふさわしかったのではないでしょうか。
それにしても首さんらしいコメントですね。好みのストレートど真ん中では。
投稿: 冬眠蛙 | 2026/04/12 22:01