詰将棋学校好作選57
また選挙ということで、街中も騒がしいですね。経済対策と言っては負担を減らすことを政策としてあげる政党が多いようですが、もともとお金というのは有限であり、そのお金をどこに注ぎ込むかという問題のはずで、ただ減税するというだけでは、最終的には更なる物価高になるだけではないかと。もっと未来を見据えた政策を強く押し出して欲しいなあ、と思います。上杉鷹山のような人こそが今求められている人ではないか、と強く感じる今日この頃です。
さて、詰将棋学校好作選。今回は長編作です。
▲35角△24飛▲同角△同玉
▲35角△33玉▲44銀成△23玉
▲25飛△24香▲同飛△13玉
▲23飛成△同玉▲25香△24角
▲同香△13玉▲23香成△同玉
▲56角△34香打▲同角△同香
▲25香△24角▲同香△13玉
▲23香成△同玉▲41角△32香
▲同角成△同歩▲25香△24角
▲同香△13玉▲23香成△同玉
▲33成銀△同玉▲43と△23玉
▲33と△同歩▲41角△32飛
▲同角成△同玉▲42桂成△23玉
▲25飛△24香▲同飛△13玉
▲23香成△同玉▲25香△24飛
▲同香△13玉▲22香成△同玉
▲32成桂△11玉▲21成桂△同玉
▲25香△22桂▲同香成△同玉
▲25香△23桂▲同香生△同玉
▲15桂△32玉▲24桂△21玉
▲41飛△31角▲同飛成△同玉
▲53角成△22玉▲31角△11玉
▲23桂生△21玉▲54馬△43香
▲同馬△同桂▲22香まで95手。
初形で玉方の持駒が飛金歩のみで1~4筋は歩が打てないので、角打には飛合が最善。35角から44銀成で舞台を作り、持駒変換が始まります。最初は飛→香→角という上田氏作でお馴染みの変換になります。角を手にしてまず56角で32香を移動させますが、ここでは飛合は同角、同香、33飛以下なので香合。25香に24飛合は同香、13玉、22香成以下で詰み。再び角を手にして、今度は41角。ここでは32飛合が効きそうに見えるのですが、実は同角成、同歩に53飛として早詰。出題時はここで転倒した解答者が続出しました。ここも香合が正解で、またこれを25香から角に変換します。
ここで33成銀~43とが局面を打開する妙手順で、33とと捨てると同玉には42角で詰むので同歩とせざるを得ず、これには再び41角と打つことが出来ます。今度は33地点がふさがっているので32飛合で手数を稼ぐことができます。25飛から持駒を香に変換し、25香と打つと、もう角合はできない(23香成~32角で詰み)ため、24飛とせざるを得ず、22香成から収束に向かえる、という仕掛けです。やや長めの収束で、逃げ方の希望限定もありますが、よく上部だけでまとめきったものと思います。
巧妙なキー設定と不規則な持駒変換で、なかなか楽しめる作品になっていると思います。少し現代的な香りがしますね。
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