« 2025年11月 | トップページ | 2026年1月 »

2025年12月

軽趣向好作選157

 年の瀬を迎え、急に冷え込んで参りましたね。今日は軽趣向好作選です。ちょっと大がかりですが、年末の大掃除みたいな雰囲気の楽しい作品を。
20251227tonami
▲15銀△同と▲24銀成△同と
▲13と引△25玉▲36銀△同玉
▲37銀△25玉▲36銀△同玉
▲46金△同玉▲37と△55玉
▲56と△64玉▲65と左△73玉
▲74と左△82玉▲83と左△81玉
▲92歩成△71玉▲82と寄△62玉
▲73と寄△53玉▲64と寄△44玉
▲55と寄△35玉▲46と寄△25玉
▲36と寄△34玉▲45と寄△43玉
▲54と寄△52玉▲63と寄△61玉
▲72と寄まで45手。
 駒配置に一瞬たじろぎますが、実は結構手が限られています。36銀~37銀~36銀を見つけてしまえば、あとは楽しいと金追い。81で折り返して25まで追った後、36と寄からまた折り返せば最後は下段で詰み。気が付くと盤面は18枚のと金と歩だけになります。作者らしい手順と演出が楽しめます。


 少し早いですが、今年最後の更新となります。本年も冬眠日記をご覧いただき、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。

詰将棋学校好作選54

 SNSで書いたのですが、使っていたPCのバッテリーが寿命を迎えつつあったため、買い替えしてデータを移植しました。以前のよりちょっとだけ画面が大きめで見やすくなったのですが、キー配置が微妙に違っていて、良く使うBACK SPACEとEnterのキーの位置の違いに未だ慣れません。意外なところに落とし穴があるものですねえ。

 気を取り直して、今日は学校好作選。ちょっと現代風の力作です。
20251221ida
▲54金△同馬▲53銀△同玉
▲52馬△44玉▲35金△同桂
▲45金△33玉▲42馬△23玉
▲22桂成△同飛▲24馬△同玉
▲54龍△25玉▲47角△同香成
▲34龍△36玉▲35龍△27玉
▲39桂まで25手。
 序奏から濃い手の連続で迫ります。54金でわざわざ龍筋を閉ざしてから53銀とは味良い。実は龍筋よりも46への馬効きを外すのが重要です。
 同玉に52馬で舞台装置を据えて、35金~45金が更に重量級のパンチ。33玉には42馬~22桂成と成り捨て、桂のいた34に金を滑らせる…のではなく、24馬と思い切って捨てるのが正解。54龍から47角が決め手となり、最後は初形からは思いもよらなかった桂ツルシでの幕切れとなります。
 序奏の変化は現代作に比べるとまだおとなしい方かもしれませんが、一手一手に力強さを感じる、作者らしい作品です。


軽趣向好作選156

 べらぼう、終わりましたねえ。途中ちょっとわかりにくい展開もありましたが、楽しく見れました。終わり方が洒落てましたね。
 さて、今日は軽趣向好作選です。
20251214tanikawa
▲26馬△同玉▲37銀△17玉
▲28金△同銀成▲同銀△26玉
▲37銀△35玉▲46銀△44玉
▲55金△53玉▲54金△同玉
▲55銀△63玉▲64銀△62玉
▲73銀打△同金▲同銀生△53玉
▲64銀生△44玉▲55銀△53玉
▲63金△同玉▲64銀△62玉
▲54桂△71玉▲72金△同玉
▲73銀成△71玉▲82成銀まで39手。
 19角を軸にした斜め追い趣向。ただ、玉が下がらずに元に戻る変化が残っていて気を遣わされます。
 28金から銀で押していき、55金から金を取った後、62まで追ったときに、73金は51玉で逃れるので、73銀打から精算するのですが、銀を手放したので53玉と戻り、64銀生にも44玉と逃げる抵抗が成立します(銀が持駒にあればここで55銀打)。
 仕方なく55銀と戻り、千日手模様になるところ、63金と捨てて戻る手を予防するのがうまい一手。62玉には54桂を据えれば初志貫徹で銀が82まで進んで詰上がります。簡単な趣向でもちょっとした破調で楽しめる作品になる好例です。

詰将棋学校好作選53

 次回詰とうほくは2月14日(土)に前回と同じく生涯学習センター和室で開催することとなりました。毎年恒例の年賀詰投票、今年もあるかな?よろしくお願いします。


 さて、今日は詰将棋学校好作選です。
20251207kiyoyama
▲23桂△12玉▲21角△23玉
▲12角打△22玉▲31銀生△11玉
▲22銀成△同玉▲32角成△同玉
▲52飛△43玉▲34角成まで15手。
 玉の周りに駒が一切配置されていないのですが、44銀の効きが強いので気を遣うことになります。
 23桂として22玉に11角を見せます。12玉には21角が取れない捨駒で調子良く見えますが、23玉で手が止まります。12角打と上部に逃がすような手が実は正解で、14玉には16飛、15香、32角成で角2枚の効きで捕まえる仕掛けです。
 ただ、22玉と逆に踏ん張られると、32飛には11玉でにっちもさっちも行かない状態になります。ここで31銀生から22銀成と捨てるのが意表の手段。32角成~52飛でピッタリ捕まっています。42銀が邪魔駒になっていたのですが、それまでの手順で活用されているのと、52飛が見えにくい分、なかなか邪魔に見えないのが手順の妙です。簡素形の好作でした。


« 2025年11月 | トップページ | 2026年1月 »