軽趣向好作選151
総裁選、高市氏でしたねえ。今は誰がなっても大変かと思いますが、この現在状況だと、政治家には夢じゃなくて現実を見せて欲しい、と思ってます。どう転んでも大変だけど、その中で辛くてもこれがベストなんだ、という施策を見せて欲しいです。
今日は軽趣向好作選です。今回も合駒趣向になります。
▲65飛△同玉▲74歩△75飛
▲同飛△64玉▲65飛△同玉
▲66飛△74玉▲76飛△75飛
▲同飛△64玉▲65飛打△53玉
▲44馬△同玉▲74飛△同桂
▲64飛△同香▲54金△35玉
▲34銀成△同銀▲36歩△同と
▲24銀△45玉▲55金迄31手。
飛の不利合を絡めた知恵の輪と言えば良いでしょうか。仕掛けは右辺にあり、たとえば65飛に53玉とすると、44馬、同玉、54金、35玉、34銀成、同銀で打歩詰の形ですが、54金の前に64飛、同香と捨てる手を入れれば、36歩が打てて詰みます。 ということは45とがピンされていれば打歩詰逃れ、そのピンを外せば詰みという構図で、玉方はピンを外させないよう抵抗します。
その手始めが74歩に対して75飛打合と捨て合する手。75歩合ですと、同飛、64玉に65歩と打つ形になり、飛の横効きが消えるので詰み。75飛合に同飛、64玉として65飛打と重ね打ちさせればピンが解除できないので逃れます。
65飛打の代わりに65飛と捨てて、同玉に85飛と打つと75飛合で摩訶不思議な千日手になるのですが、それを打開するのが66飛と下から打つ手。74玉に76飛と寄ると、64玉には85飛のときと同様86馬で詰みますので、やはり75飛と捨て合しますが、同飛、64玉のときに74歩が無くなっているのがポイント。これにより、65飛打、53玉、44馬、同玉のときに74飛、同香、64飛、同桂と二枚とも飛を消せるので収束に向かうことが可能となる仕掛けでした。
明快な論理で飛の押し付け合いが展開されており、詰将棋の楽しさが詰まった一品です。
« 詰将棋学校好作選49 | トップページ | 詰将棋学校好作選50 »
「軽趣向好作選」カテゴリの記事
- 11月の詰とうほく+軽趣向好作選153(2025.11.03)
- 軽趣向好作選152(2025.10.19)
- 軽趣向好作選151(2025.10.05)
- 軽趣向好作選150(2025.09.21)
- 詰とうほく開催日変更のお知らせ+軽趣向好作選149(2025.09.07)
コメント