軽趣向好作選150
今週はTverで「隠蔽操作」を見ながら詰パラを解図。隠蔽操作は原作は好んで読んでました。杉本哲太と古田新太という渋いとしか言いようがない配役ですが、なかなか良い味出してますね。
さて、軽趣向好作選、良く見ると分かりますが、2015年3月号が軽趣向満載でして、ずっとそこから紹介してました。今回から4月号紹介。この月もなかなか素晴らしい作品があり、しばらく紹介が続く予定です。
▲16香△15歩▲同香△14歩
▲同馬△12玉▲32馬△13歩
▲同香成△同玉▲16香△15歩
▲同香△14歩▲同馬△12玉
▲13馬△21玉▲22馬△同玉
▲12飛△31玉▲32歩△42玉
▲43歩△同玉▲44香△53玉
▲54香△62玉▲31歩成△71玉
▲82飛成△同玉▲83歩△92玉
▲93歩△同玉▲94歩△同玉
▲84金まで41手。
香を打つしかない初形ですが、16以遠に打つのが正解で、14歩合には同馬、12玉、13馬、21玉、22馬、同玉、24香、23歩、同香成、同玉、24香、同玉、26香、25歩、14飛とする筋がありますので、15歩と近づける1歩を稼ぐことが出来ます。14歩合に同馬~32馬として13歩合をぱくると、なんと香1枚を歩3枚に持駒変換したことになります。
当然もう一度香を打ちます。今度は先ほどの変化が効かないので14歩合でいいような気がしますが、実は先ほどの変化の24香のところで23歩と打ち、31玉、32歩、42玉、43歩と先ほど変換して稼いだ歩を打つ筋が今度は生じており、結局もう一回15歩合・14歩合の連続捨合が必要となっています。12玉に32馬として2回目の持駒変換……というのは実は罠。以降の手順を見ると分かりますが、4筋と5筋を香で押さえるのが必要な仕掛けになっており、香2枚を残さなくてはいけません。13馬~22馬として以降は稼いだ歩をうまく使って9筋まで追い込んで詰みとなります。
構図がシンプルな分、手順の成立は難しそうですが、精巧な仕掛けでクリアしており、作者の技量が窺えます。この作品発表の前月にも深い理論に基づく4銀連合を発表しており、軽趣向という感じではないですがこちらもなかなか見事なので動く将棋盤で紹介しておきます。
●広瀬稔氏作 詰将棋パラダイス 2015・3
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