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2025年7月

詰将棋学校好作選45

 蒸し暑い日が続きますねえ。どちらかというと寒がりな自分ですが、最近は特に夜寝苦しくなって眠りが浅いのが悩みです。あとは冷房効きすぎの部屋も困りもの。いずれ早く落ち着いてほしいものです。……といってもまだ7月なのですが。

 さて、今日は前回予告した詰将棋学校好作選を。
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▲41飛△22玉▲33と△同桂
▲23香△同玉▲21飛成△22銀
▲41角成△13玉▲22龍△同玉
▲34桂△同飛▲23銀△13玉
▲35角成△24飛▲14銀成△㋑22玉
▲34桂△21玉▲22歩△12玉
▲23馬△同飛▲13馬△同飛
▲24桂まで29手。
 作者名で身構えてしまいますし、実際手が付けにくい初形です。初手34香は22玉、34飛は33香合でそれぞれ手は続きますが逃れ。41飛~33とがうまい序で、13玉なら35角成で、同玉なら43角成で捕まります。23香として21飛成で41角成の筋を見せると、11に効かす銀合が最善です(22金合は41角成、34玉、35角成、43玉、42馬、同玉、22龍以下。63歩はこの変化のための配置)。
 41角成で網に入れた感がありますが、実はまだまだここから。13玉にすぐ目に見える35角成は24金合で詰みません。22龍と取って34桂を入れるのがポイントで、飛を移動させてから23銀~35角成とすれば24金合には同馬と切って詰み。飛移動合が最善となりますが、14銀成から34に桂を据えて、23馬~13馬の連続馬捨てが見事なフィニッシュです。この初形からは想像もつかない詰上がりではないでしょうか。
 ㋑12玉が34馬、21玉、43馬以下、2手変長になるのが惜しいところですが、序奏から収束の細部に至るまで作品全体が気品高く保たれており、良く練られた好作です。

 

全国大会ありがとうございました。

 昨日博多で開催されました全国大会に参加して参りました。ここ2回、握り詰コンテストの担当をさせてもらってたのですが、今年はアトラクションのアシスタントだけでしたので、気楽に参加させてもらいました。詰棋書も購入できましたし、看寿賞解説は創作裏話も含めて素晴らしかったですし、色々な方とお話をさせていただいて楽しく過ごしました。九州Gの皆様や吉松さん、石黒さんをはじめとしたスタッフの皆様に改めて感謝申し上げます。来年は○○開催とのことで(まだ言っちゃ駄目なんでしたっけか)、今からとても楽しみです。また前後がカミさん慰安旅行になりそうな気配ですが……(笑)。

 昨日の夜に二次会を途中で失礼して別府に移動し、温泉宿泊後、本日は地獄めぐりをしてつい先ほど仙台に戻りました。長崎の夜景も綺麗で、とても楽しめました。
 ということで、今日は疲れたので、詰将棋学校好作選は次回まわしで。作品紹介だけしておきます。最近冬眠蛙も解答頑張っているのですが、大学の力作がやはり難関で、特にこういう作品に苦戦してしまってます。皆さんはいかがでしょう?次回の解説をお楽しみに。
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軽趣向好作選146

 いよいよ来週博多で全国大会ですね。今のところ暑い日になりそうで、ご出席される皆さんはどうぞお気をつけて。私もなんとか参加できそうで、楽しみにしています。


 ということで、本日はパターンですと詰将棋学校好作選ですが、今回は九州Gの中核メンバーの楽しい作品で期待値を上げたいと思います。
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▲23桂△12玉▲24桂△13玉
▲25桂△14玉▲26桂△同と
▲13桂成△同玉▲15香△14歩
▲12桂成△同玉▲14香△13歩
▲11桂成△同玉▲13香生△12歩
▲同香成△同玉▲13歩△同玉
▲14歩△同玉▲15歩△同玉
▲16香△同と▲同金△14玉
▲25金上△13玉▲24金左△12玉
▲56角△11玉▲12角成△同玉
▲23金△11玉▲22と△同歩
▲12歩△21玉▲31歩成△同飛
▲同香成△同玉▲41飛△同銀
▲同と△21玉▲11歩成△同玉
▲12銀まで57手。
 いきなり桂4枚を並べ打ってスタート。最後の26桂は同とと取られますが、これで19香の効きが通ったので、今度は桂成捨てから香での王手で下段に追います。桂合は打つ手があり簡単で、歩合を繰り返すのですが、これを全部取って歩を叩いて再び玉を上部へ。16香と打って精算し、27金から再度下段に追い立てます。24金左から56角として39香の筋を通すのが遠大な構想でした。23金から22とで打歩詰を打開し、最後は52銀を入手して11歩成~12銀で詰め上げます。
 簡単そうに見えますが、これを破綻なく実現する作図はなかなか大変だったのではと思います。何よりも、難しい変化をほとんど付さず、解いて楽しい作品になっているのが素晴らしい。軽趣向らしい秀作です。

軽趣向好作選145

 暑い日が続いてますね。体調がいまひとつなのですが、九州行きに備えて整えていきたいところです。

 今日は軽趣向好作選です。
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▲34角△72玉▲45角△63角
▲同角成△61玉▲34角△43桂
▲72馬△同玉▲45角△63角
▲同角成△61玉▲72馬△同玉
▲54角△63角▲同香成△61玉
▲43角成△同金▲73桂△同香
▲72角△71玉▲82歩成△同玉
▲83と△91玉▲81角成△同玉
▲72成香△91玉▲82と まで35手。
 34角の両王手から45角と引くと、63に捨合するしかなく、同角成、61玉の局面でその捨合が角であることも気づきます。ここで34角と打つと、同角成に同金を用意した43桂合が最善となります。ここで72馬と捨ててまた45角とするとまた角合の一手。同角成、61玉で手詰まり感がありますが、またもや72馬と捨てて、今度は54角と桂に当てて打つのが好手段でした。角捨合に対して今度は同香成と取り、43桂を剥がした後、73桂~72角で収束します。
 この角打角合機構は前例がありますが、本作は43に発生させた桂を取るためもう一度繰り返す作りが良く出来ていると思います。7手目の34角が、その後の72馬捨てに52玉と逃げたときに63香成~32歩成で詰ますための限定打になっているのも巧みですね。

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