軽趣向好作選138
今日は詰将棋解答選手権が開催されましたね。ネットでは前半の斎藤氏作が難しいと話題になっていました。見るのが楽しみです。見てみたら、チャンピオン戦は出場資格に制限があるんですね。普通の人だと「一般戦で全題正解経験あり」が一番近道かな?昔主催者側で仙台で開催したときは、自分もその場で全部解けましたが、今は厳しいかもしれないなあ。最近解図頑張ってるのでちょっと興味はありますが。
ということで自分のフィールドに戻って(笑)、今日は軽趣向好作選。短編2作です。
▲15香△同龍▲14香△同龍
▲13香△同龍▲12香△同龍
▲同銀成△同玉▲11飛△同玉
▲21馬まで13手。
4香連捨てです。初手13香は22玉で駄目、14香は同角、13香、22玉で駄目で、最初に15に龍を呼ぶ手が必要となる仕掛け。15香に13合は12香で簡単ですが、14合の変化がちょっと面白く、たとえば桂合ですと同香、同角、13香、22玉、12香成、23玉、15桂以下。つまり合駒を取って使うことで処理しています。この手の連打モノではちょっと珍しいタイプかと思います。なので16歩は香の打場所を限定しつつ、歩合も回避しています。
12龍まで引っ張ってきて同銀成~11飛は最短距離の収束で綺麗にまとまりました。配置駒数も少なく、美しい仕上がりです。
▲18香△17桂▲36飛△25玉
▲38飛△16玉▲17香△同玉
▲18歩△16玉▲36飛△25玉
▲37飛△16玉▲28桂△同香成
▲17歩まで17手。
この作品はアレコレ解説するよりも、ただ並べて味わって欲しい。美しい繰り替えです。あれこれ修飾せず、主題を簡潔に伝えることを優先した作者のセンスを含めて拍手。
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