軽趣向好作選134
今週は結構寒くなるようですね。実は週末に遠出する予定です。天気よいといいなあ。ちなみにその次の週、2月15日(土)に詰とうほくを行います。よろしくお願いします。
では今日は軽趣向好作選です。上田氏ならではの独創的な世界を。
▲42歩△同銀▲52金△同金
▲61龍△51金打▲33桂生△同桂
▲52龍△同金▲32金△51玉
▲42金△同金▲52銀△同金
▲33角成△42金打▲同馬△同金
▲52金△同金▲24角△42金打
▲同角成△同金▲52金△同金
▲63桂△同金▲52金まで31手。
実戦に出てきそうな形ですが、実は変則ハガシ。初手42歩に同金は61龍、51歩、同龍、同玉、42と、同玉、24角で早詰。同銀に52金と捨てて61龍と潜り込むと52龍~32金の筋があり、51金打が最善となります。ここで33桂生と捨てるのがポイントで、32金~42金~33角成と手が繋がります。63桂の筋があるのでまた42金打とすることになります。それをまた切って52金~24角と質駒となっていた金を取れば、33馬を持駒に変えた計算となり、再度42金打に同角成とすることで持駒金2枚となり、52金~63桂が実現します。
金合を繰り返しながら周囲の駒をはがしていく趣向を無駄駒一枚なく仕上げており、手順前後を許さない仕組みを含めて流石の完成品です。
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