昨日は詰とうほく。2月恒例のTETSUさんの年賀詰投票を開催しました。久しぶり参加の岩本さんも含めて10名出席。またUraさんから、今回はくるくるおもちゃ箱のほか展示室の冊子も今回配付。これで2024年まで全作揃いました。本当に頭が下がります。次回は5月10日・17日で抽選申込します。
今日は軽趣向好作選。文句なく楽しめる作品です。

▲15金△17玉▲97飛△87桂
▲同飛△77桂▲同飛△67桂
▲同飛△57桂▲16金△同玉
▲17歩△同玉▲57飛△同金
▲18歩△16玉▲28桂△15玉
▲27桂△14玉▲26桂△13玉
▲25桂△22玉▲32歩成△23玉
▲33と△24玉▲34と△25玉
▲35と△26玉▲36と△27玉
▲37とまで37手。
4桂連合⇒4桂連打⇒と金引きにより4桂消去という3段構成。97飛に例えば57桂合ですと、28銀、18玉、19歩、29玉、99飛以下。この9段目の飛引きを防ぐため、87桂~57桂まで連続合で凌ぐのが妙手段です。ここで16金~17歩で金を消去するのがうまい繋ぎ。57飛と最後の桂を食いちぎれば、桂連打+32歩成からのと金引きの2段趣向が実現します。
桂連合の仕組みは山田修司氏作以降作例も多いですが、繋ぎを工夫することで全編趣向手順でまとめた作者のセンスには拍手あるのみです。
今日はついでに1月1日に出題しました年賀詰の解答も掲示します。

▲63歩成△同玉▲74銀△同金
▲83飛成△73歩▲55桂△同と
▲64香△同金▲53銀成△同玉
▲73龍△63歩▲65桂△同と
▲54歩△同金▲43角成△同玉
▲63龍△53歩▲35桂△同香
▲44歩△同金▲33角成△同玉
▲53龍△43角▲34歩△同金
▲22銀生△32玉▲34飛△同角
▲23金△同角▲同龍△42玉
▲31銀生△52玉▲74角△62玉
▲63角成△61玉▲71と△同玉
▲74香△73歩▲同香生▲82玉
▲72香成△83玉▲74馬△72玉
▲73飛成△61玉▲62歩△51玉
▲71龍まで61手。
前半は龍と飛の効きを利用した玉方金をお供にする送り趣向です。送る駒が銀・馬・角と異なるので初形からは少し意表だったようですが、有力な手段は少ないのでわかりやすいのではないでしょうか。53龍まで追ったときに34歩~22銀生が見えており簡単そうに見えますが、43角合と変えて34飛、同角とすれば逆王手となり、23金とせざるを得ず、今度はお供なしで左辺に玉が逃げていきます。
71成香を取って74香と打ち、73歩中合に72香成~74馬で収束します。73龍に81玉でも82歩、91玉、93龍(71龍)で変同ですが、81玉に63馬も成立します。また最終手余詰の小傷がありますが、全体的にうまく出来たつもりで、楽しんでもらえれば幸いです。もし気に入ってもらえたら、おもちゃ箱で投票をお願いします!
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