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詰将棋学校好作選26

 次回詰とうほくは11月23日(土)13時から、生涯学習センター和室(久しぶりだなあ)となりました。よろしくお願いします。


 いろいろあって1週飛ばしてしまいました。詰将棋学校好作選は今回より1996年上期の作品紹介です。今回は高校級の作品です。
20240916nagakabe
▲52銀△同歩▲51飛△同玉
▲42角成△62玉▲74桂△同銀
▲53銀生△同歩▲51馬△同玉
▲52金まで13手。
 手が付けやすそうで付けにくい感じ。特に62~73~74の逃走経路が気になるところです。52銀~51飛が力強い序奏で、41飛と合駒を欲張ると62玉で先ほどの逃走経路を防げません。51飛に62玉なら53銀生が効きます。
 同玉に42角成が英断で、上部をがら空きにしてしまうので不利感があるのですが、62玉に74桂と捨てるのが後続の好手で、73玉には51馬~65金でピッタリ詰み。同銀と74を塞ぐことで53銀生~51馬が決め手となります。強度の高い手が続く序と気持ちの良い収束をバランスよく組み合わせて、13手ながらこの半期の高校最高点を取りました。
 調べてみると、1枚駒追加+αで42桂は持駒に出来そう。紛れ重視したくなるタイプの作品なので、冬眠蛙だったらそちらを採ったかもしれません。
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 パラ9月号が届いて、順位戦の結果は予想外に良い点をいただいたのですが、結果としては降級でした。投稿直前に「ああ、この素材はこういう風に作るのが良いかなあ」というアイデアはあったのですが、時間切れでした。まあこの筋の本命はまだ手元にあるので、そちらに活かせないか、考えてみます。


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