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軽趣向好作選124

 昨日は詰とうほく。台風の影響が心配されましたが、ギリギリでそれてなんとか無事開催できました。くるくる展示室の冊子をUraさんからいただき、楽しみました。石川さんや小笠原さんの作品を解いたり、長編の修正について懇談したりであっという間の4時間でした。
 次回は11月23日(土)で申込しています。


 本日は軽趣向好作選です。
20240818tanigawa
▲28飛打△39玉▲38飛△29玉
▲28飛右△19玉▲18飛△29玉
▲28飛左△39玉▲49金△同玉
▲48飛△59玉▲58飛△69玉
▲68飛△59玉▲58飛右△49玉
▲38銀△39玉▲59飛△28玉
▲29銀△27玉▲18銀△26玉
▲29飛△15玉▲16歩△14玉
▲15歩△同玉▲65飛△45歩
▲同飛△14玉▲24飛△13玉
▲14歩△12玉▲23飛成△同玉
▲34金△22玉▲13歩成△同玉
▲43飛成△14玉▲23龍△15玉
▲24龍△16玉▲27龍△15玉
▲16歩△14玉▲24金まで59手。
 入玉形の無防備図式で飛打から入るしかありませんが、すぐ左に追うのではなく、いったん28飛右~18飛で19の桂を消去します。19桂を消去した効果は49金~48飛~58飛としたとき、49玉の変化で明らかになります。48飛右、39玉、28銀、29玉、49飛、18玉で桂がないので19飛までで詰み。
 やむを得ない69玉に68飛とすると、79玉は88銀があり、右に戻ることになります。前が空いている68飛を残して58飛と持駒の銀で今度は上に追います。15玉に65飛を急がず、16歩~15歩と消去しておくのがうまい。玉方も65飛に45歩で抵抗します。24飛に13玉とギリギリ逃れたように見えますが、14歩~23飛成~34金とし、13歩成~43飛成を実現すれば詰みに至ります。
 飛の横追いに不規則な縦追いを組合せ。プロ棋士らしい読み込まれた構成の作品です。

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