軽趣向好作選118
昨日は詰とうほくでした。初めて取ったミーティング室が本当にミーティング室で(当たり前)ちょっと狭くて反省でしたが、9名参加で楽しみました。古い国会図書館資料の写しをいただいたり、握り詰や皆さんの新作を解いたり。3次会まで繰り出して段級位認定の話題で盛り上がりました。
次回は8月17日(土)で抽選申込しています。会場取れ次第、ご連絡します。
さて、今日は軽趣向好作選です。
▲42歩成△同飛▲43桂△21玉
▲11歩成△同玉▲33角成△21玉
▲31桂成△同玉▲22歩成△同飛
▲23桂△41玉▲52歩成△同飛
▲53桂△同飛▲31桂成△同玉
▲32桂成まで21手。
盤面3段目の歩を成り捨てては桂を打つのが心地良く、12歩や打った桂の成捨てを含めてリズミカルな手順。43桂に同飛は13角成、42玉、52歩成、33玉、35香、34歩、45桂、44玉、36桂までピッタリ詰みます。この変化のために54歩・56銀の2枚配置が必要になるのは一寸惜しいですが、良いアクセントになっていると思います。
▲39飛△29銀▲同飛△同玉
▲38銀△19玉▲29飛△18玉
▲19銀△17玉▲27飛△16玉
▲26飛△17玉▲28銀△18玉
▲27銀上△19玉▲37角△28歩
▲同角△同玉▲36銀△17玉
▲27飛△18玉▲19歩△同玉
▲29飛△18玉▲19歩△17玉
▲27飛△16玉▲25銀まで35手。
39飛に29銀合(角合は38に打つ駒が角になるので開き王手できて早い)からスタートして38銀打とすると入玉形知恵の輪かな、と見当が付きます。実際19に銀を打って歩をパクるところ位まではスラスラと進みます。26飛、17玉となると、28銀は18玉、27飛は16玉でどちらも駄目そうに見えるのですが、28銀、18玉に27銀直とするのがちょっと指し難い手段で角を使って1歩を稼ぎ、36銀型を作るのがポイントでした。
最後は取った歩を19に打って16まで追い込んで25銀まで。19に打った銀が25まで進んで収束、というのはなかなか想像できません。作品集を上梓された作者、センスが伺われる作品です。
最近のコメント