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詰将棋学校好作選18

 次の土曜の5月18日は詰とうほくです。仙台駅東口の生涯学習センター。今回はミーティング室にしてみました。少し狭いかもしれないですが、まずは問題ないレベルかと思います。初夏の仙台でお待ちしております。

 さて、本日は学校好作選です。力の入った中編をご紹介。
20240512hirayama
▲82銀△同馬▲同桂成△同玉
▲91角△72玉▲73飛△81玉
▲93桂△同龍▲63角△92玉
▲72飛成△82歩▲同角成△同龍
▲74角成△93玉▲82龍△同玉
▲83飛△71玉▲72歩△同玉
▲73馬△71玉▲82飛成まで27手。

 身動きできない玉ですが龍と馬が強力にカバーしており、どのように手を付けて良いか迷うかと思います。71飛、81歩、同銀成でも相当に続きそうですが、わずかに届きません。82銀と精算しにいくのが思い切った手段。同龍は同桂成、同玉に84飛と馬に当てて打つ手があり早いので同馬ですが、同桂成、同玉(同龍は71飛~73角)に91角が目の覚める一撃です。同玉は73角、同龍は64角の筋で詰みで、72玉と銀を取るのが最善ですが、73飛~93桂~63角でようやく網に入れた感触がするところでしょうか。
 収束はやや流れましたが、コンパクトにまとまったいるので雰囲気を壊していません。端正な初形から読みの入った手順が展開される佳作中編です。

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