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2024年4月

詰将棋学校好作選17

 今年はゴールデンウィークはハッキリ前後ろでわかれましたね。冬眠蛙は後半は新潟に帰る予定です。ということで今のうちに記事をあげます。今日は学校好作選。前回に引き続き短編になります。
20240428minamiisi
▲34桂△同歩▲52飛△13玉
▲14銀△同角▲25桂△同角
▲22飛成△同玉▲23金まで11手。
 端正な実戦形の初形ですが、左辺ががら空きでつい飛と打ちたくなるところですが13玉とされると41角の効きが強く届きません。初手34桂が後を見据えた妙手。同歩と取らせて52飛と打ち、13玉に14銀と捨ててしまうのが継続手段です。同玉は15金~25桂ですので同角ですが、25桂と捨てて角を誘導すれば、23の効きがなくなるので22飛成で元に戻して頭金が実現します。
 52飛は限定打で、33玉に45桂、44玉、53飛成、45玉、56金までの変化を用意しています。この変化で25銀の36の効きまで活かしているのも驚きで、33を開けたために52飛が限定になる仕組みも本当にうまく出来ていて、理想的な短編と思います。

軽趣向好作選116

 昨日ちょっとした強行日程でしたが、弘前まで花見に行って参りました。一昨年ゴールデンウィークに行ったときは既にソメイヨシノは散っていたのですが、今回はちょうど見ごろで堪能しました。外国の人もだいぶ増えましたが、見ごろは毎年微妙に変わりますので、結構ギャンブルですよね。大丈夫なのかな。

 今日は軽趣向好作選です。シンプルに趣向手順を見せる2作品。
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▲89と△同玉▲79飛△98玉
▲89角△87玉▲77飛△同玉
▲78金△66玉▲67金△55玉
▲56金△44玉▲45金△33玉
▲34金△22玉▲23金△21玉
▲98角△11玉▲88角まで23手。
 2枚角を使った金追い。シンプルな構成で99玉が11まで移動して、最後2枚角で詰み、というのがちょっとした味になっています。詰将棋おもちゃ箱に出してもかなり易しいタイプだったかも。
20240421souma
▲29桂△27玉▲81角△26玉
▲27香△35玉▲36香△44玉
▲45香△53玉▲54香△62玉
▲69飛△71玉▲79飛△81玉
▲89飛△72玉▲82飛成△63玉
▲73龍△54玉▲64龍△45玉
▲55龍△36玉▲46龍△27玉
▲37龍△同銀成▲同馬△18玉
▲19銀△29玉▲28馬まで35手。
 4香連打からの追い戻し。角打を入れ、更に馬を19に置くことで左辺に駒を全く置くことなく香が短打限定になっています。こういう言葉にすると高難度な条件を「ほら、簡単でしょ」という感じで表現しているのは、さすがとしか言いようがありません。

 

詰将棋学校好作選16

間が空いてしまいました。年度末はいろいろ建て込みますね。

今日は詰将棋学校好作選。一桁モノです。暗算でチャレンジしましょう。解答・解説はコメント欄に付すことにしますね。
20240414yamada

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