詰将棋学校好作選17
今年はゴールデンウィークはハッキリ前後ろでわかれましたね。冬眠蛙は後半は新潟に帰る予定です。ということで今のうちに記事をあげます。今日は学校好作選。前回に引き続き短編になります。
▲34桂△同歩▲52飛△13玉
▲14銀△同角▲25桂△同角
▲22飛成△同玉▲23金まで11手。
端正な実戦形の初形ですが、左辺ががら空きでつい飛と打ちたくなるところですが13玉とされると41角の効きが強く届きません。初手34桂が後を見据えた妙手。同歩と取らせて52飛と打ち、13玉に14銀と捨ててしまうのが継続手段です。同玉は15金~25桂ですので同角ですが、25桂と捨てて角を誘導すれば、23の効きがなくなるので22飛成で元に戻して頭金が実現します。
52飛は限定打で、33玉に45桂、44玉、53飛成、45玉、56金までの変化を用意しています。この変化で25銀の36の効きまで活かしているのも驚きで、33を開けたために52飛が限定になる仕組みも本当にうまく出来ていて、理想的な短編と思います。
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