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詰将棋学校好作選14

 最近、ヨメさんとの協定で、毎週日曜は晩飯を作ることになっています。面倒は面倒ですが、その代わり自分が食べたいものを食べれるのは魅力。先々週はタイの酒蒸し、先週はキャベツとジャガイモのコンビーフ煮込み、今日はソラマメと桜海老のパスタ。見事なまでにバラバラです(笑)。来週はどうするかな。

 本日は学校好作選。重厚な作品をどうぞ。
20240310yomo
▲22銀△同角▲12銀△同玉
▲13銀△同玉▲16香△15歩
▲同香△同金▲23桂成△同桂
▲12飛△同玉▲24桂△21玉
▲41飛△31角▲22歩△11玉
▲31飛成△同銀▲21歩成△同玉
▲12角まで25手。
大量かつ強力な持駒ですが、32に逃げられることに配慮する必要があります。初手22銀に32玉は44桂~43銀で綺麗に詰み。3手目12銀に対して32玉と逃げられる変化が難物で、22角成、同玉、11角、32玉、33香、41玉(同銀は52飛以下)、61飛、51金、53桂、同銀、31香成以下早詰。なんとなく詰みそう、で済まない不詰感があるかと思います。
13まで引っ張り上げれば一安心で16香で合駒を聞きます。14合では25桂、同金、14香、同玉、15飛があるので15に合駒しますが、同香、同金のときに23桂成がちょっと気づきにくい好手です。同桂に12飛、同玉、24桂と追い、21玉に41飛と打てるのが23桂成で31桂を跳ねさせた効果。31歩合とかでは32桂成で簡単で、31角と移動合するのが最善の抵抗になります。また、このときに15の合駒は歩が最善だったことがわかります。22歩として角を取ればゴールです。
PCソフトが普及していない当時、この作者は似た系統の作品を多く出しており、異彩を放っていました。本作もそうですが、ただの難解とは違う手順としての面白く、多くのファンを獲得していました。ごく短期間で姿を消してしまいましたが、また作品を見せて欲しいものです。(仙台在住だったんですよね。詰とうほくにも来てほしいところです)

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