軽趣向好作選109
昨日ははじめてたま研にお邪魔しました。久しぶりの方も多い中、宗時さん、宗岡さんとは初めてお話しできました。菊田さんも言っておられましたが、やはり刺激になりますね。ありがとうございます。
本日は軽趣向好作選。
▲52角△51玉▲96角成△59と
▲57香△同馬▲52飛△41玉
▲57飛成△96飛▲52角△51玉
▲96角成△57金▲52飛△41玉
▲57飛成△96金▲52金まで19手。
初手は必然手ですが、3手目の96角成が面白い一手。63角成だと作意どおり進んで57飛成のときに63とになり、その後52角~63角成としても入手できるのが歩なので全然詰みません。また、85角成だと5手目57香に同金とされ、52飛、41玉、57飛成に85馬と角を取りながら52に効かされてしまう、という巧い仕掛けが用意されています。
96角成の場合は57香には同馬として、52飛~57飛成のときに先手に渡す駒を角にすることで早詰を回避するのですが、また52角~96角成が成立してしまいます。これを見越して96馬は飛で取るのですが、96角成には57金とせざるを得ず、今度こそ52飛~57飛成で金を入手して大団円です。
玉方の取る駒を絞る限定打は有名な浦壁氏作をはじめ作例も多いですが、飛角の特性を利用して繰り返し手順にする構想が秀逸で、他に例を見ない楽しい作品になっています。
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